Japama Book Store OYA.OYA
https://japama.stores.jp1958年創業の出版社・ジャパンマシニスト社。1993年から小児科・児童精神科・心理カウンセラー・保育士・小学校の先生たちが編む『ちいさい・おおきい・よわい・つよい(ちお)』『おそい・はやい・ひくい・たかい(おは)』を刊行。2019年梓会出版文化賞本賞受賞。2020年、子育て専門書店【OYA.OYA】をOPEN
お・は109 「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき
3刷 2024年8月下旬より発送2020年7月25日刊行 内田良子 著学校に行きたくない理由はさまざまです。どうして? と問われても、子どもは言葉にならない傷をすでに負っているかもしれません。少し様子を見ようと、親のほうに余裕があるうちは不登校が許されますが、親にも事情があり、不安も募り、心配は日ごとに高まります。つい、声を荒げたり、なだめたり、気持ちの焦る人は学校以外の居場所を探したり。親のよかれと子どもの願いはいつもすれちがい、気がつけば子どもは迷路のなか。「明日は学校に行きたい」というときは、「今日は学校へ行かれない」という訴え。心の傷は小さく見えても、そう簡単に癒されるものではない。休息が必要なときに背中を押せば、その勢いで登校をはじめても、やがて疲労困憊して、心を閉ざし「ひきこもり」という抵抗がはじまります。不登校は、親子の豊かな時間になるはずなのに。高校だけは、やっぱり大学にも……と親の思いが強くなるほどに、学歴よりもかけがえのない大事なものを見失う。でも、それでは、どうやって生きていくの?心配や悩みのつきない方はぜひこの本を開いてみてください。四六判/192頁/ISBN978-4-88049-659-7目次詳細は以下をご参照ください↓https://japama.jp/oha109/
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ち・お132 「遊び」の本質
2022年10月25日刊行天野秀昭 著「遊び」が大切。こどもと遊びは、食べること、眠ること、と同じくらい、時にはそれ以上に大切なこと。欠かせないこと。自然なこと。それが、守られなくなって、ずいぶん長い間「問題だ」といわれるままになっていました。筆者の天野秀昭さんは、日本初の「冒険遊び場」(東京都世田谷区羽根木)の開設に関わり「プレーリーダー」として、こどもたちの遊びの現場に居続けた人。近年いよいよ「遊びこそすべての問題を解決する希望」とあちこちから声があがり、あらためて「遊び」が注目されています。近年、脳の発育にとっても、土や水や火や自然に助けられる自然な遊びが重要と言われています。それは、天野さんの経験や実感とも結びつき、外遊びの経験のない人にも伝わり、親もこどもと共に遊び直すことで緩やかに成長していく姿を目の当たりにしたのです。すでに、祖父母世代でさえ遊びを知らない。でも、命を人間の魂を育むその行為を環境を守りたい。筆者・天野秀昭さんの熱い熱い思いが多くの人に届くよう、編集・製作スタッフも力を込めたおススメの132号です。定価(本体価格1,600円+消費税)四六判/192頁/ISBN978-4-88049-932-1目次詳細は以下をご参照くださいhttps://japama.jp/chio132/
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老いと子どもの魂の共鳴 じいじ・ばあば、ただそばにいてね
30年前、40代でカナダに子連れ留学をした筆者は、アメリカの児童精神科医が行った「祖父母と孫」の研究書に心惹かれました。300人の子どもたちに祖父母との関係を聞き取り、祖父母の絵を描いてもらったその研究結果は……。やがて、高齢期になった筆者は少子高齢社会にあって、「老いと子ども」の可能性に、再び注目をします。弱く障害もあり、効率や生産性に長けていない高齢者だからこそ、子どもたちへの影響は計り知れない。そこには、「祖父母と孫」という血縁に囚われない、深く永遠の魂の共鳴が生まれる。そう確信した筆者が、高齢者の喜びと生き甲斐にもつながるヒントをお伝えします。もくじ:はじめに老いの孤独、子どもの孤立/コーンハーバー博士の著作/なにもできなくなっても……序 カウンセリングと博士に出会うまでの アナザーストーリー 47歳初秋、10歳の娘を連れてモントリオールへ迷路をさまようような日々/傾聴の最初のステップ/傾聴の奥深さ/「待つ」時間/その年で子連れ留学!/モントリオールで博士の著書に出会う/またたく間に時は過ぎて/専門知識と寄り添う姿勢/「風の電話」と生徒たちの気づき/日本の子どもたちの現状/「繋がり合う社会」を願って……第一章 「問題」は子どもにあるのか?異なるおとなたちの眼差し/忍耐強く待った博士/親たちが見失うこと/評価に敏感な子どもたち/博士の根源的な問い/三〇〇人の子どもと面接/こころの内を表していた絵/描画法について第二章 子どもにとって信頼できる高齢者とは祖父母についての研究を始める/「祖父母と仲良し」の絵の共通点①画面いっぱいの顔 ②好意の表現 ③「障害」を持つ祖母を描くとき ④全身を描くとき ⑤ 細かな表情を描くとき ⑥家族のなかでの存在感を表す ⑦尊敬と継承を表現する ⑧役割を感じ真似ようとする ⑨好ましいけれど悩ましいこと ⑩子どもの観察力 ⑪疎ましいけれどこころ地よい関係 ⑫子どもが尊敬できる人 ⑬忙しい親たちに目を向ける孫のために時間を使う/モモと時間/魂を導くこころの余裕第三章 離れる寂しさ祖父母=別れのシーン/飛行機は求愛の情/祖父母の転居/突然の別れは謎だらけ/家族として事実を伝えること/遠くにいても祖父母は「護る人」/孫たちとの「往復はがき」第四章 こころが離れていると思ったら傷や痛みが怒りに変わるとき/子どもは祖父母の本質を見抜く/祖父母の絵を描けない子/祖父母とこころの距離がある子ども/親たちが強いるよい孫/一度も祖父母に会ったことのない孫第五章 祖父母を知らないこころの空洞祖父母と縁の切れている子どもたち/年上の子が想像する祖父母/こころの空洞が絵に表れる/人影のない裏庭/老人ホームで体験したこと第六章 孫は永遠のいのちを与える思い出すと温かな気持ちに/亡くなった祖母の全身像/永遠の関係/家族に看取られた祖母と人生の円環/愛は死を超える——フランクルの考察第七章 祖母から受け継いだ「遺産」ある青年のこころの変遷/ずっと気にかけてくれた祖母/傷つけることなんか、できなかった/ 老人ホームで働く/利他心という「遺産」/思いがけずの行動 第八章 血縁を超えて血縁を超えた可能性/居場所、時間、関心/伯母さんが「祖母」/鍵をかけていない家/なんでそんな面倒なことをするの?/本当の祖父母である必要はありません/地域社会の祖父母に終章 生きとし生けるものに……年長者の役割は、次世代を導くこと/繋がることの大切さおわりに参考文献
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おしゃべりのなかのこどもたち
2023年8月4日刊行 さとうまき 著あなたは、こどもが泣いていたら、騒いでいたら、どう感じますか?筆者は3人のこどもを育てるお母さん。「こども乗せ」自転車も、車も持たず、賃貸のアパートに住んでいます。家の中で、注意しても走り、飛び回るこどもたち。「騒音についてのお願い」の紙がポストに入ります。バスで泣いてしまうこどもを必死にあやしても泣き止まず、ほかの乗客に「うるさい!」と叱られたりもします。公園でこどもを遊ばせていたら通報されるというニュースを見て、「一体こどもはどこで思い切り遊べば良いのだろう?」と考えたりもします。さらにコロナ禍で、こどもたちの居場所はどんどん社会に奪われていきました。筆者は、あなたかもしれません。作中の登場人物にもあなたがいるかもしれません。こどもを育てることは、こんなに肩身の狭い思いを抱えないといけないのです。しかし筆者は、そんな現実に対して、不思議と絶望をしていません。こどもたちという希望を育てているからです。こどもたちは、お利口さんで静かな良い子というタイプではなく、言う事を聞かず、個性豊かで、面白い事件を毎日沢山起こしてくれます。どんなに追い詰められていても、こどもたちとおしゃべりをして、筆者はお腹を抱えて笑って生きているのです。詩文集『おしゃべりのなかのこどもたち』は、筆者が必死に書き残した宝物のようなおしゃべりが沢山詰まっています。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」別冊さとうまき プロフィール1983年生まれ。同志社女子大学卒。一男二女の母。20歳になったとき突然詩のようなものを書きはじめ、2011年に第一詩集「やまんばワルツ」、2016年に第二詩集「不妊治療」を発行。『文芸思潮』第16回エッセイ賞(2022年)奨励賞ほか、文芸誌・詩誌にて受賞・選出作品多数。定価(本体価格1,800円+消費税)A5変型判/208頁/ISBN978-4-88049-341-1目次詳細は以下をご参照くださいhttps://japama.jp/osyaberi/
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マイクロカプセル香害 ──柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ
2019年4月刊行 古庄弘枝+被害者・発症者の声 著30年前、花粉症がまだ一部の人の症状だったころ。布マスクの人は不思議な存在だった。いま、空中にあるのは花粉だけか!?「香り長持ち」「消臭」は、小さな徐放剤(マイクロカプセル)を利用した技術開発によって製品可された。目、鼻、咽頭粘膜の症状。曝露のたびの頭痛、大腸炎など。シックハウスから香害へ。河川の汚泥からも香料が大量に検出されている……。化学物質過敏症の被害の声に、対応と対策のヒントがある。目次詳細は以下をご参照くださいhttps://japama.jp/microcapsulekougai/
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「甘い香り」に潜むリスク 香害は公害
「香り物質」また関連物質について、海外の研究者が示す科学的根拠やそれを受けての規制、また対策とは。日本では、「香害を感じている」といえば、研究者や医師も、「気のせい」「身体性表現障害」といった浅い議論がほとんどで、短絡的な向精神薬の処方や、心理療法を進めています。専門家がそう結論して、個人的な性質の問題としていれば、行政も原因究明などに着手しないままで許されてしまいます。被害の声が拡大していくなかで、将来への禍根とならないように、いま「香害」に私たちができること。A5判/96頁/ISBN978-4-88049-337-4目次詳細は以下をご参照ください↓https://japama.jp/kougaiwakougai/
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「香害パンフ」 化学物質過敏症って?(4巻セット)
2020年3月30日刊行監修 宮田幹夫 山口和彦編 ジャパンマシニスト編集部作画 松岡おまかせシックハウス、シックスクール、農薬や受動喫煙、近隣の塗装や柔軟剤、合成洗剤などなどで、「化学物質過敏症」を発症すると、みんなの協力なしでは仕事も通学も暮らしもピンチ!発症すると、「見えない」「周囲の人には感じない」空気で、鼻水、頭痛、咽頭痛、ときには卒倒するほどの反応を起こすことがある。みんなに知ってもらい・理解してもらい・協力してもらいたい!そんなとき、「ちょこっと読んでみてね」と手渡しやすい「香害パンフセット」。目次詳細は以下をご参照くださいhttps://japama.jp/kougai_pamphlet/
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15分動画でワクワク! 小学生の授業(シーズン2・3)
YouTubeで公開中の動画「おかざき学級」。そこで展開される「岡崎勝の授業」をより深く、広く、親子で楽しむためのテキストブックの第2弾です。特徴①YouTubeでは、各授業がランダムに扱われるため、「時間割」が必須。お好きな授業を選んだり、視聴の計画を立てるときなどにお役立てください。(弊社HPでも時間割を掲載しています)。特徴②YouTubeの授業をテキストにまとめました。動画では見落としがちなところ、聞き取りにくい言葉は、このテキストをご覧ください。疑問などを書き込んでメモとしても活用ください。(ご質問は弊社営業部まで)特徴③小学校教員歴44年の岡崎先生の授業には、いずれにも意図や子どもたちに伝えたいことがあります。各授業に、大人向けの「解説」を掲載しました。この「解説」を読むと、さらに岡崎先生の授業の深みを知ることができます。A5判/144頁(予定)/ISBN目次詳細は以下をご参照ください↓https://japama.jp/wakuwaku_season23/シーズン2・3の時間割はこちらから。https://japama.jp/okazaki_class/★11月28日初版。弊社発送予定は12月上旬となります。全国書店に12月上旬配本予定。
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ち・お129 「過敏さ・繊細さ」解体新書
発達障害の診断が一人歩きし、園や学校、会社や地域にあっという間に広まり、精神科医に「発達障害ブーム」といわれるほどに。幼い子どもへの向精神薬への服用にまで行われる現状。そんななか、細やかな気持ちゆえ、他者の重荷も背負ってしまう「HSC」や「HSP」といった次のテーマが話題です。また、からだの「過敏さ」も問題になっています。肌に触れるもの、耳に届くもの、鼻が拾うものや、舌が感じるもの、大腸も、細やかな感受性をもつがゆえ、日常の暮らしがままならない。どうしたらいい? という前に、私たちはどうして「感じる」のか? 「感じ方の差」はどこから? そして、「過敏、繊細」に関心が高まるその背景もフォローします。目次詳細は以下をご参照くださいhttps://japama.jp/chio129/
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ち・お128 なぜ、親は「正しさ」を押しつけてしまうのか?
親や祖父母は、自分の経験や「常識」と感じていることを、一生懸命に子どもに伝えようと「しつけ」します。ひと世代前までは、この「しつけ」は社会で生きていく術や感覚を身につけることにつながりました。でも、いまはどうでしょう。過去、親や祖父母が「正しい」と思ってきたことは、これからの社会で生き抜く力になるでしょうか。すでに、大人たちが「正しい」と自信をもって言えることはない。けれど、とりあえず多くの人が「いいね!」と言うことに従っておいたほうがいい、と思い込んでしまっている。そんなことはないでしょうか。筆者二人のキーワードは「障害」です。「障害」は差別される少数の人たちのこと? No.128は、混迷する社会で親や祖父母となった人たちにとって、いくつもの示唆に富む特集です。目次詳細は以下をご参照くださいhttps://japama.jp/chio128/
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