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「不登校」「ひきこもり」の子が一歩を踏みだすとき(『お・は』No.109) 刊行記念 無料相談会 第2回 9月24日(木)14時〜

コロナ流行により、内田良子さん主宰の「モモの部屋」が休会中。

画面越しの交流や発信には消極的だった内田さんも、いたしかたないとZoom会議に挑戦……したところ、だれよりもこの電脳空間にフィットする人だったかもしれません。

リアル相談会がよいに違いないのですが、リモートに負けるようなような内田さんではなく、回を追う毎に場慣れをしていかれています。

リモートは、近くの人とは画面越しに遠くなりますが、物理的に距離があって「モモの部屋」に足を向けたくても難しかったという方達にとっては、内田さんとの距離をうんと縮めてくれました。

1回目の前半の一時間は、内田さんがカウンセラーとしての振り返りと、いっこうに数を減らすことのない「不登校」にたいして、登校を促す、早く教室に戻すことが中心だった、いわゆる「不登校対策」がいずれも失敗に終わっている点について解説されました。

子どもが不登校に至る理由、背景、その原因はなんだったのか。そこを正しく見つめる目をもつこと。子どもの本当の傷に目を向けずに、親の焦りや思い込みで接すれば、その傷は深くなること。

親は理屈ではわかっているつもりでも、実際は……。内田さんのお話を聴いて、「そうだ!」と思っても、なかなか日常を変わることはできません。子どもの様子が穏やかになると、つい油断をして以前のような言葉掛けをしてしまう。

言葉では「学校は行かなくても大丈夫」と言っていても、顔や態度には別の思惑がにじみ出ている。下心は子どもに見えています。甘い顔をしていたかと思うと、将来を案じるあまり怒りに転ずるなんてことも。

さらに、学校に行かないのだったら、フリースクール? 精神科? と目の前の子どもの様子より、カレンダーの枚数が気になる。

子どものストーリーをきちんと聴けば、不登校はやむを得ないこと。むしろ、よくぞ難を避けて不登校を決心したと褒めてやらねばならないことなのに。

親子のストーリーはいつのまにか、混線し行き違う。

そのため、同じ過ちをくり返しながら、それでも子を思う親心で悩みながら暮らす人たちは、互いの言動を互いにおさらいをするなかで、自分の姿を見つけていきます。他人のストーリーを聴いていれば、自分と重なり、そして言ってはいけないことを言う姿を、勘違いをしている姿を、目の当たりにするのです。

そう性急には、ことはすすみません。親自身が囚われていたこと、縛られていた価値観から解かれること、心から言葉を交わすこと、そこから、親が変わりやがて家族が変わる。それを支える、ときに軌道修正する内田さん。

新刊の記念相談会は、この2回目で一度ピリオドを打ちます。

この相談会以後、ひきつづき、または新たに内田さんのご相談されたい方は、YouTubeジャパンマシニスト社チェンネル「ちえぶくろ相談室」にお申し込みください。


こちらの相談室には、小学校教員で「フリースクール・アーレの樹」理事の岡崎勝さん、小児科医の山田真さん、児童精神科医の石川憲彦さんもおられます。いずれもオンラインですが、無料でご相談をお受けしています。


では、今回相談会へのご参加ご希望者は、以下より無料チケットをご購入ください。また、備考欄に相談内容を500字以内でお書き添えください。当日、内田さんよりご質問をさせて頂きながら、相談にお答えします。



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