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2021年1月6日(水)午前11時〜12時 YouTubeにてライブ配信決定。

ワハハ先生こと小児科医・山田真さんが、はじめて語る化学物質過敏症

山田真をご存知でしょうか。もう半世紀以上、街のお医者さんとして診療を続けている小児科医です。

その小児科医が、化学物質過敏症を語る? 

アレルギー専門医でも、神経科でも、ましてや化学物質過敏症の専門医でもない山田さんが、なにを語るというのか?

それは、これまで山田さんが、公害や原発事故の被害者やその家族、運動を目の当たりにしてきたからです。支援ということも長らくされています。

そんな経験に、医師として被害者の症状を重ねて、今後被害を受けた私たちがなにを、どう、考えていくべきか。活動や行動をしていくことがよいのか。

これから、被害拡大が続く新たな公害について、たくさんのヒントやアドバイスをお話しいただけそうです。

ただ、山田さんは「ワハハ先生」「楽天的」と言われる一方で、実に現実を厳しくみておられます。『ち・お』『お・は』の編集協力人のなかでは、なかなかのペシミスト(悲観的)。

現実の底をみて、それでもなお希望をもつ。そういう山田さんの生き方にもふれる一時間にしたいと思います。

山田さんは、いつもタイムリーに流行のテーマを取り上げることには慎重です。化学物質過敏症についても、それをテーマにされるのは初めて。

どんなお話が飛び出すかは、わかりません。

「痛みを感じないことには、どうにもならない」

生活や健康を奪われた人たちが抗していくとき。そこには、企業や行政、国といったとてつもなく大きな力が立ち塞がります。健康を害した身をかばい、日常を送りながら声をあげていくのは、誰にでもできることではありません。

まして、化学物質過敏症のように、症状の多くが見えない。見えても、たとえば炎症があるといっても、苦しみや困難に比して軽いように目には映る。そうした被害は隣人にさえ理解しがたいです。

化学物質過敏症のなかでも、香り、匂いが引き金と思われる「香害」は、被害を広げていますが、嗅覚を利用した商品によって「感じるか感じないか」で、共感も理解も大きく左右されます。

「痛みを感じないことには、どうにもならない」

山田さんに、香害被害の話をしたときに、言われたことです。

ことははっきりしています。多くの人が「柔軟剤で不調」を訴えています。同じような症状、重なる症状がでています。でも、それは一部の人です。香料生産量が1,7倍にもなっているのに、それを感じ、反応する人はまだほんの一握りの人たちです。

一握りですが、年齢も職業も問わず、発症している人はいます。

全国、個々バラバラにおられます。

しかし、多数ではない。社会的に認知されず、理解もされず、時間ばかりが経っています。ということは、被害は行政間でタライ回しです。

そして、空気は大人にもこどもにも、区別なく必要で汚染はみなにもたらされ続けています。

コロナ流行で、香料に加え、抗菌剤、消毒剤、消臭剤もちまたに充満しています。化学物質過敏症を発症する人が増えないとよいですが。

残念ながら、80歳に近い山田さんにも、この香料が充満する街や学校を感じてもらうことはできません。

でも、感じない人と、感じて行き場を失っている人が、どこかで一緒に生きることができるように、みんなで考える一時間でありたいとも思います。

2014年にニュービーズで突然発症した P松田より

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【山田真プロフィール】

岐阜県立岐阜高等学校卒後、1967年東京大学医学部を卒業。以後、東京都八王子市の八王子中央診療所に勤務、その後同診療所理事長。「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の世話人。小児科医・毛利子来と共に、雑誌「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(ジャパンマシニスト社)の編集代表を務めた。 現在、編集協力人。



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