『こども性教育』実録:愛と希望を語る90分参加した子どもたちへ。岡崎勝から「講座の前に」伝えたこと。
会場の出入り口は常にオープンで
『こども性教育』は、2022年5月4日「和光大学鶴川ポプリホール」でおこなわれた「性教育の授業 子ども向け講座」をもとに構成し編みました。
講座には小学校四年生から一八歳まで一七名とその保護者が参席しました。子ども達は、多くが親から講座の情報を得て参加しています。そのため、会場の出入り口は常にオープンにし、出入り自由としました。
当日は前夜まで宮台さんから送信されてくるパワポ資料に、スタッフが慌て準備をするということがあり、会場は若干混乱のままスタートをしました。
友愛、恋愛、家族の話も出てきます
みなさん、こんにちは。岡崎勝です。
ボクはいま、小学校の先生をやっています。学校ではボクたち先生や助産師さんなどが「性教育」をしていますよね。でも今日は、その「性教育」をさらに深めたい、もう一つ先の大事な話です。
今日みんなにお話ししてくれる宮台真司さんは社会学者で大学の先生です。宮台さんは大学以外でもあちこちでたくさんの人に話をしています。たくさんの研究をして、本も書いています。
ボク自身も宮台さんに出会って、大事なことをたくさん学びました。
今日の中心のテーマは「性と愛」についてですが、友だちとの関係である「友愛」や、好きな人と愛しあう「恋愛」の話もたくさんしてもらいます。「家族の愛」の話も出てきます。
人間は男と女だけだと昔は思われていましたが、いまは性別にも広がりがあって、男・女だけに分けられないことが知られています。そういうなかで人と人が仲よくするとか、愛しあうとか、仲間として一緒にいい関係をつくろうというときの、いろいろなヒントを教えてくれます。
そして、いま恋人や友だち関係で困っていてなんとかしたいと思っている人には、いいアイデアを出すことや提案も宮台さんがしてくれます。みなさんにはそれを受けとめてもらって、ぜひ考えを深めてほしいと思います。
あと、ここは学校ではないので、途中で部屋を出たり、トイレに行ったりは自由にしてくださいね。うしろに飲み物やお菓子もあるのでどうぞ。
では、宮台さん、よろしくお願いします。
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