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#009国大 名古屋大学 国語(古典)

(情報は河合塾HP等を参照。適宜加除訂正していきます)

 ・3題(現代文1題+古文1題+漢文1題)
★古文
 ・記述・論述問題出題・知識問題〔文法・文学史〕など出題
 ・時代は、中古・中世・近世とバランスよく出題される。
 ・ジャンルとしては、20・21年は日記からの出題であった。
 ・近年は江戸時代の作品(非有名出典)と、平安・鎌倉時代の作品(有名出典・入試頻出箇所)が交互に出題されていたが、16・17年は平安時代(非有名出典)、18年は室町時代(有名出典)と、出題傾向に変化があった。その後は従来の傾向に戻りつつある。
 ・分量は約940字(昨年より増加)、難易度は標準。設問数は3~5問程度。
 ・近世(江戸)の作品が出題される場合、非有名出典であっても本文は平易であることが多い。
 ・11年、16年を除く全ての年に、修辞法・解釈・説明など、和歌に関する設問が見られたことが大きな特徴である(ただし本文中には登場している)。
 ・知識問題は12・20年に文法問題、12・18年には文学史、15年には古典常識に関わる説明が出題された。
 ・15年を除き、読解に関わる説明問題が出題された。本文全体の内容をまとめる設問では、解答欄の大きさから推測して100字程度の記述が求められていると考えてよい。
 ◆22年設問分析と難易度
 大問二
  問一 記述 傍線部の内容説明 標準
  問二 記述 和歌の心情説明  やや難
  問三 記述 傍線部の理由説明 やや難
  問四 記述 現代語訳     標準
  問五 記述 傍線部の内容説明 標準
 ◆出典一覧
 11『草津繁昌記』(近世・地誌)
 12『建礼門院右京大夫集』(中世・私家集)・
   『源家長日記』(中世・日記)◆複数テキスト
 13『松虫の説』(近世・随筆)
 14『四条宮下野集』(中古・私家集)
 15『涙草』(近世・随筆)
 16『梁塵秘抄口伝集』(中古・歌謡)
 17『龍鳴抄』(中古・楽書)
 18『太平記』(中世・軍記物語)
 19「村上忠順蔵書目録の跋文」(近世)
 20『和泉式部日記』(中古・日記)
 21『蜻蛉日記』(中古・日記)
 22『俊頼髄脳』(中世・歌論)

★漢文
 ・記述・論述問題出題
 ・傍線部説明・現代語訳・書き下し・本文の要約など出題
 ・本文は約280字(昨年より増加)の長文である。
 ・学問、思想などの論説文や随筆が出題される場合と、史伝が出題される場合がある。
 ・会話部を示す「 」は付けられていない。
 ・設問数は6~8問である。
 ・150字以内で、本文の趣旨をまとめる設問や本文の内容を要約する設問が必ず出題される。
 ・句形や重要語の知識が必ず問われる。特に、語の読みや書き下し文の設問に多い。
 ・22年は書き下しの問題が1問に減り、その代わりに説明問題が3問出題された。
 ◆22年設問分析と難易度
 大問三
  問一 記述 語句の読み      易
  問二 記述 現代語訳       やや易
  問三 記述 理由説明       標準
  問四 記述 内容説明       やや易
  問五 記述 書き下し       やや易
  問六 記述 理由説明(150字) やや難
 ◆出典一覧
 11『資治通鑑』(史伝)
 12『管子』(史伝)
 13『王文成公全書』(書簡)
 14『大唐新語』(史伝)
 15『遜志斎集』(評論)
 16『震川先生集』(評論)
 17『晋書』(評論)
 18『韓詩外伝』(史伝)
 19『小倉山房詩文集』(評論)
 20『斉東野語』(随筆)
 21『荀子集解序』(評論)
 22『愛日楼全集』(評論)

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