#007国大 一橋大学 国語(現+古)
(情報は河合塾HP等を参照。適宜加除訂正していきます)
・3題(現代文2題(うち文語文1題)+古文1題)
・記述・論述問題出題、傍線部説明・現代語訳(文語文)・知識問題〔語句の意味〕など出題
・問題文はやや古い著名学者の評論と現代的な文章との二系統がメイン。
・かつては出版年の古い文章や古風な文体の文章が定番だったが、近年は出版年の新しい文章も散見されるようになった。
・22年の問題二は5年続いた近代文語文から、江戸時代の古文による出題になった。
・制限字数が厳しく、簡潔な解答を求められる。本文をそのまま解答にすると、要素不足になることもある。
・「全体を踏まえて」という条件や、「この後に予想される論理展開」を推論する設問が出題されている。
・問題三は200字要約の問題が定番となっている。教科書や予備校テキストの本文を要約することで対策になる。
・かつては3~4年周期(04年、08年、12年)で近世文語文(江戸時代)や16年の現古融合文が出題されていたが、17年以降は近代文語文の出題が優勢となっていた。
・17年までは語句に関する知識問題が出題されていた。
・古典(古文・漢文)の知識が大いに必要になるので、こちらの学習も怠りなく行う必要あり。
・古典(古文・漢文)が出題される場合、非有名作品からの出題が多い。
☆文語文対策は「近代文語文問題演習」(駿台文庫)、京大・奈良女の02年以前の過去問、上智大(経済)の過去問を参照。
☆融合文は早稲田大(文化構想・社会)の過去問を参照。
◆22年設問分析と難易度
大問一
問一 記述 漢字の書き取り 標準
問二 記述 傍線部の内容説明(30字) やや易
問三 記述 傍線部の理由説明(30字) 標準
問四 記述 傍線部の理由説明(50字) 標準
大問二(古文)
問一A 記述 語句の意味 やや易
B 記述 語句の意味 やや難
C 記述 語句の意味 易
問二 記述 傍線部の理由説明(30字) 標準
問三 記述 傍線部の内容説明(50字) 標準
大問三
問 記述 本文の要約問題(200字) 標準
◆出典一覧
17「哲学論」(塩野谷祐一)・「社会論」(佐々木浩雄)・
「論説(文語文)」(末松謙澄)
18「現代社会論」(紀平知樹)・「歴史論」(藤田省三)・
「論説(文語文)」(三宅雪嶺)
19「評論」(なだいなだ)・「学問論」(山口裕之)・
「論説(文語文)」(福沢諭吉)
20「人間論」(信原幸弘)・「社会論」(鷲田清一)・
「論説(文語文)」(山路愛山)
21「文化文明論」(鶴岡真弓)・「翻訳論」(中村桃子)・
「論説(文語文)」(大西祝)
22「歴史教育論」(日高智彦)・「人間論」(中埜肇)
(古文)『続近世畸人伝』(近世・伝記)