#002国大 北海道大学 国語(古典)
(情報は河合塾HP等を参照。適宜加除訂正していきます)
☆記述式が中心の設問。
・4題(現代文2題+古文1題+漢文1題)
★古文
・20字~70字記述・論述問題出題
・傍線部説明・抜き出し・現代語訳・知識問題〔漢字〕など出題
・時代は、中古・中世・近世とバランスよく出題される。
・ジャンルとしては、19・20年は日記から出題されていたが、21年
は日記からの出題であった。
・日記や歌論・随筆が頻出である。
・分量は約830字(昨年より減少)、難易度は標準。設問数は4問程
度。
・ここ数年は有名出典からの出題が増えている傾向があるが、その前は非
有名出典からの出題が多かった。
・21年は複数の文章が出題された。A(『文照聞書』)の文章に付され
た傍線の解答について、B・C(『古今集』仮名序・真名序)をヒントに
解答する形式であった。
・本文の趣旨を正確に把握できていたかどうかで得点に大差がつく問題が
例年出題される。
◆22年設問分析と難易度
大問三
問一 記述 現代語訳 標準
問二 記述 理由説明(30字) 標準
問三 記述 内容説明(1行) 標準
問四 記述 内容説明(60字) やや難
◆出典一覧
15『奥義抄』(中古・歌論)
16『枕草子』(中古・随筆)
17『文机談』(中世・楽書)
18『抛入花伝書』(近世・その他)
19『たまきはる』(中世・日記)
20『更級日記』(中古・日記)
21『文照聞書』・『古今集』仮名序・真名序(中古・歌論)
22『古本説話集』(中世・説話)
★漢文
・75字の記述・論述問題出題
・傍線部説明・抜き出し・現代語訳・書き下し・知識問題〔語句の読み〕
など出題
・かつては『史記』『漢書』『後漢書』など正史からの出題が目立った
が、近年は説話、伝記、随想、志怪小説、書簡などの様々なジャンルから
出題されるようになった。
・本文の長さは200字前後、設問数は4問程度。
・現代語訳では指示語の具体化を求められることが多い。
・例年、歴史的仮名遣いを用いてひらがなのみで書き下す問題が問われて
いる。
・制限字数75字の記述問題は例年出題されるので、内容を字数内でまと
める練習が必要。
◆22年設問分析と難易度
大問四
問一 記述 語句の読み やや易
問二 記述 傍線部の書き下し やや難
問三 記述 傍線部の現代語訳 標準
問四 記述 傍線部の理由説明(75字) 標準
◆出典一覧
15『古文真宝後集』(随筆)
16『書東皐子伝後』(随筆)
17『鰍鱔賦』(随筆)
18『閲微草堂筆記』(小説)
19『蝦堅志』(説話)
20『棠陰比事』(史伝)
21『新論』(論説)
22『太平広記』(説話)