#004国大 東北大学 国語(古典)
(情報は河合塾HP等を参照。適宜加除訂正していきます)
・4題(現代文2題+古文1題+漢文1題)
★古文
・記述・論述問題出題
・傍線部説明・現代語訳・知識問題〔文学史〕など出題
・時代は中世と近世に偏る。
・ジャンルとして、直近5年は近世の随筆・中世の説話が交互に出題され
ていたが、22年は御伽草子(物語)からの出題であった。
・かつては歌論、日記も出題されており、バランスよく出題されていた。
・分量は試験時間変更により長大化している。難易度は標準。
・本文そのものの難易度は高くないことが多いが、厳しい制限字数で解答
を求める設問が多い。
・他大学の40~80字程度の記述・論述問題を課す問題での対策が有
効。
◆22年設問分析と難易度
大問三
問一 記述 語句の意味 やや易
問二 記述 現代語訳 易
問三 記述 内容説明(40字) やや易
問四 記述 理由説明(40字) 標準
問五 記述 理由説明(50字) やや易
◆出典一覧
17『玉勝間』(近世・随筆)
18『撰集抄』(中世・説話)
19『宿直物語』(近世・随筆)
20『続古事談』(中世・説話)
21『かなめいし』(近世・随筆)
22『俵藤太物語』(近世・御伽草子)
★漢文
・20~60字程度の記述・論述問題出題
・傍線部説明・現代語訳・書き下し・知識問題〔語句の意味〕など出題
・最近10年では、宋代以後の随筆・評論・伝記が中心の出題である。例
外は18年の日本漢文。
・本文の長さは約360字(昨年より増加)。設問数は6問。難易度は
難。
・試験時間の延長に伴い、分量・設問共に増加している。この分量は続く
ものと考えた方がよい。
・19年以降における記述・論述問題では20~35字以内と字数制限が
厳しくなっている。
◆22年設問分析と難易度
大問四
問一 記述 語句の意味 やや難
問二 記述 書き下し 標準
問三 記述 内容説明(25字) 標準
問四 記述 指示内容説明 やや難
問五 記述 内容説明 やや難
問六 記述 内容説明(75字) 難
◆出典一覧
17『深慮論』(論説)
18『日本外史』(日本漢文・史伝)
19『蔵書閣記』(論説)
20『東斎記事』(史伝)
21『闇然堂類纂』(伝記)
22『養蘭説』(論説)