呼吸には、なぜ「呼」という字が使われているのか
呼吸って、吐いて・吸うことなのに、なぜ呼という字が使われているのでしょうか。
いろんなデータを集約して「呼吸」という文字を読み解きながら、私なりの考えをまとめてみたいと思います。
◉吸
まずは、吸という字。
口と及という2つの文字で構成されてます。
及という字は、
・人に手が届く、追いつく
という成り立ちだそう。
そのイメージの文字に、口がつくことによって
・口の前のものを吸う
という意味になるのだそうで、吸という字に関しては、単純にそのまんまの意味になります。
◉吐
では、吐という字はどうでしょう。
呼吸は息を吐いて吸うことなのに、なぜ吐という字が採用されなかったのか。
不採用の理由を探ってみたいと思います。
吐は口と土で構成されていて、
土の元々のなりたちは
・地面から盛り上がった土
・土地の神様を祀るための柱状に固めた土の象形という説があり、
また、大地という大きな意味合いから、転じて
・たくさんの、いっぱいの
という意味もあるようです。
そこに口が付くことによって、
・口から大地に多くのものを出す
というような意味になると。
吐は汚いようなイメージがもしかしたらあるかもしれない字ですが、そんなことはありません🤗
ただ、それだけではなぜ
「吐吸」ではなく「呼吸」
とされたのかが、イマイチ納得できませんよね。吐も悪くはないもん。だって、息はたくさん吐くものだし。
では、採用された呼とは、どんな字なのでしょう。
◉呼
呼は口と乎という字で構成されています。
乎という字は普段あまり使うことが少なく馴染みが薄い文字かもしれませんが、実は呼の原型が乎で、もともと乎に「呼ぶ」という意味があったそう。
そしてこの乎という字にはいろんな説があります。
①「鳴子の形」説
確かにこの形、乎っぽい!
鳴子はよさこい踊りをする時にカチャカチャ鳴らす楽器で、その音で神様にメッセージを届けると言われています。
その鳴子である乎に、口が付くことによって、呼という字は
・口で神様に想いを伝える
・神様と繋がりをもつ
という意味になるそう。
私は神様というのは自分の中に存在するものだと思っています。
なので、私は他の何かを呼ぶというよりも
・自分の中に呼びかけて、本来の自分と繋がる
という意味なのかなと思います。
.☆.。.:*・°
②「息と共にエネルギー上昇」説
乎という字の、下の曲がった部分から上へ向かって真っ直ぐにエネルギーが上昇し、頂点でそれが八方へ拡がる様を表すという説。
この説めっちゃ好きで、これを知った時、まさしくナーダパッシャンティというTri Yogaの呼吸法を思って鳥肌が立ちました。
ナーダパッシャンティは、簡単に言うと
息を吸いながら、オームの音と共に骨盤底からエネルギーの上昇をみていく呼吸法です。
これが、なんとここにあった!!😳‼️
.☆.。.:*・°
③「Ahhh呼吸」説
そして最後に、この乎という字は、
そもそも
・「ああ〜」という感嘆を表現する文字
だということ。
そしてその「ああ〜」を口で行う。
これはもう、私がお伝えしている呼吸法「Ahhh呼吸」そのものに他ならないと思いました。
Ahhh呼吸というのは、口を大きく開けて「ああ〜」という声を出しながら行う呼吸法。
とても気持ちが良くて、浄化効果とリラクゼーション効果が高く、私が今まで1番多くレッスンしてきた大好きな呼吸法です。
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
◉「呼」吸である理由
まとめると、
「呼」という字は、
①自分と繋がること
②エネルギーの昇華をみること
③それはAhhh呼吸である
つまり、
「呼」という字自体が呼吸の真髄を表している
のだと私は思うのです。
だから、吐ではなく、呼なのです。
私は、そんなふうに思っています(о´∀`о)
いやあ、呼吸って知れば知るほどおもしろい!
そして、1つのヒントからいくらでも自分なりのロマンが拡がる!
楽しすぎますね!!(о´∀`о)♡♡
呼吸の大切さを知って、
自分をもっと好きになる。
生き方も変わる。
意識をもって呼吸をしていきましょう♡
𓆡𓆜𓇼𓈒𓆉 𓆛 𓆞𓆡 𓇼𓈒𓆉𓆡𓆜𓇼
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ヨガ経験のある方もない方も、ぜひ一度経験してみて欲しいと心から思いました。
ただ気持ちいい、それが出発点であり到達点のような気がします。
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田靡みきって?
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