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今夜の気付き
ここ最近とてもご縁のあるお2人と学校、不登校についての対話をしました。(途中からバイトあがりの息子も参加)
学校の価値観と社会の価値観、それに対峙する本当に大切にするべき価値観っていうのは、既存の学校制度から外れた処にある事を知ってしまった人たちの価値観。色んな立ち位置の人の色んな思いが交錯し、どうやったら問題の本質に気付き、どうやって社会課題への解決に導けるんだろう…と試行錯誤する先駆者たち。
私は自分の体験でしか語れないし、いつまで経っても未熟なのだけど、教育の第一線で奮闘中の若者や人生の先輩と触れ合う中で自分が気付かなかった世界を見せてもらう事が出来るのは貴重な経験でもあり喜びでもある✨
"たった1人でもいい。
心の支えになってくれる人がその場所にいてくれる事が大切✨"
今の社会は嫌な事の方が多くて絶望しがちだ。だからこそそんな自分の嫌だな、しんどいな、の気持ちに寄り添ってくれる人が側に1人でもいてくれる事で、しんどいけど前に進めたり、無理せず休んだり、を安心して出来るんだという事を今夜改めて感じた。
私はその昔息子に'学校辞めてもいいんだよ'と言った。でも息子は辞めなかった。そしてそれが本当に最善だったのか、もっと強く退学を勧めるべきだったのか正直迷う事もあった。息子自身もわからないと言った。
今夜もその話になり、実は息子はある種のノロイにかかっていたのかもしれないけれど、それでも'自分で決めた事をやり遂げた"のは良かったんだよと指摘され、目から鱗だった。あの時、周りの色んな大人たちが色んな事を言っていた。息子はきっと困惑していただろう。
たしかに当時、自分の思いよりも息子がどうしたいのかを優先させていた事を思い出す。それでも我が子可愛さに彼の身を全力で守りたかったから、辞めてもいいよ、はいつも伝えていたと思う。本当はこう言ってあげればよかった…
"あなたの見えている世界は本当は小さな狭い処なんだよ。周りの大人たちは色んな事を言うだろうけれど、自分の心に従うといいよ。あなたの決めた事をママはサポートする"
当時、結果的にはそう出来たんだけど、私の心はかなりぐらついていた。"守りたい!学校なんてどうでもいい。とにかく息子に生きてて欲しい。"その一心だった。
人はどんな状況下でも、自分で決める事が大事で、周りはその決断を認めて寄り添う事が大切で、その子を、その子の決めた事を信頼し、後は自分がどれだけサポートできるか、なのだと思う。
まだまだ社会には課題が山積みされていて、きっと人類の成熟度ってかなり未完成だけど、世の中少しずつでも良い方へ変わっている途中なのかも知れない。
とてもそんな風には思えないかもしれないけれど、勇気を出して信頼して、これからも色んな人たちと対話を続けていきたい✨