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ラジオ日誌②
悲しみ・ボツ回
【銃声虚しく倒れたが、今はいい思い出たち】
中学生の時、ハンドボールをしていました。
最後の大会で、完全なるシード校と対戦することになり、私たちの作戦はこうでした。「点を入れられたら、サイドの選手はダッシュ。ボールをもしカットできたらダッシュ。そして、そこへ速攻のパス」
意外にも序盤は3点対3点までは持って行けたのですが、相手選手の意図していなかった肘が私の鼻を直撃。鼻血ぶーでした。
ポストと言うポジションは2番手に速攻へと続く役割だったのですが、主将でもあった私の負傷に明らかにチームの動揺を感じました。
中学生だったあまえからか、「先生、鼻血出た」と報告に行くと、先生は「お前が出んとどうする!」と言い、いつもタオルを頭に巻いているそのタオルで私の鼻をぱっと拭き、背中を押されて我に返りました。
試合後、他の学校の先生たちからも「はじめは良かったんやけどなぁ」とお褒めの言葉をいただいたと聞きました。
ハーフタイムではチームは控え室に戻りましたが、私は鼻血を止めるためにベンチで寝ていたのを覚えています。
体育館にハンドボールコート1面の試合会場。観客席からはどう見えていたのかなぁ?と思ったのは後のことでした。
良い「run and gun」戦法でした。一瞬弱気になった自分が悔やまれますね〜(涙)。