SIZE〜UNIVERSE
あらすじ
宇宙の構造は果てしなく深い、人類が空を見上げて始まった
天文の歴史は今やその圧倒的なscaleを示す。
意識の変容が存在するのならば、それはこのscaleと共にあるのかもしれない。
記事内データ
天文スピード史、太陽系、星座、占星術星雲、星団、宇宙の階層構造、
星の量と距離、クエーサー、マグネターなど
宇宙の広さについて
これが広いことなど勿論みんな知っている、この余りにも分かりきったことを書こうとしたのは、やはりこの規格外の大きさが余りにも規格外過ぎるから。
今一度書こうと思った時、何処から、何から手をつけていいのかさえわからないほど、そして呆然とするほどのそのサイズ。
認識するにあたり、やはりこれは私達にとってはあまりにも異常な実数だと思った。
勿論これは人間として生きる感覚からすればの話で、その実数すらも現代科学においての数であり、実際にはもっと甚だしいものかもしれない。
正直言って色々ガチャガチャ書くよりもこれを見た方が早いのでは無いかとも思う。
我々が生きる慣れ親しんだ単位や、空間から書くか、大きな単位から書くかひどく迷った。
迷う事に容易に一日、ニ日を要した、最大単位から書くか最小単位から書くか、中間単位から書くか、現在ある宇宙論から書くか、始まりから書くか、現在から書くか、馬鹿げた数字と、馬鹿げた未知の数々に、どこからどう書いて良いのかと、どうしたらこの感覚が伝えられるのかと。
と言うわけで、帰結の為にも我々の今の目線から、やはり書く事にした。
生命のサイズ
我々が生きる地球は46億年前(地球の歴史を100%とする)に産まれ、
そこに住む生命の歴史は42億年前(91%)の熾烈極まり無い環境から始まった。
アミノ酸とリン酸、核酸塩基
この3種の発生こそが生命の始まりだった。
それ以前は何も無くただ灼熱の環境に耐えうる物質がその性質を取るのみで、何の変化も現れるには至らなかった。
灼熱からの温度の低下がこの3種の発生をもたらした。
現在アミノ酸は20種類ある、たった一つのアミノ酸が変性を起こし7種類に増えた。アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、バリン、リジン、アルギニン、これらはコドン表の右下に属し、太古のアミノ酸として派生していったとされている、この後第一〜第三と続く進化に大きく関与したとされ、現在の種より爆発的に増えたとされるが、その後の環境の悪化の中で、生き残ったアミノ酸らが現在の20種類。
*以下はコドン表、面白いのはRNA翻訳で塩基配列を設定した際、原始アミノ酸が右下から積み上がってきた事が面白い。
これに関する詳しい内容は次に書く予定の記事となりますのでここら辺で今回は…。
そして生命は第一次生命体〜第三次生命体へと進化する事から始まる。
①温度が低下し3種の物質が関係性を持ち出す事により全ての変化が始まった。
初めに、原子RNAを持ち、それを切り離し自己複製機能を搭載する、第一次生命体リボザイムが生まれた。(人を10^0mと換算した際のサイズの世界、10^-9m)
②次に、太陽のエネルギーを利用する為、糖と相互作用を起こす第二次生命体が生まれる。
③そして不安定だった原子RNA同士は絡み合いDNA(10^-8.8)と進化し、核を持つ生命体である古細菌、真菌などが第三次生命体へと発展していった。(10^-6)
(長くなるので今回この間は排除します)
これだけの微細なサイズから我々生命は命を繋いでいる。そして更に長い時間を経て、やっと多様性を持ち出す進化が訪れた。
5億年前(10.8%)に訪れたカンブリア紀である。この時に様々な種の脊椎動物達は進化を遂げ、この大地に繁栄していった。
そしてそこからさらに時は流れ、霊長類が現れたのが6550万年前(0.14%)。進化を遂げ、やがて発達し、文明を築くに至った。
古く長い縄文時代は2万年前(0.000046%)からとも言われている。そして人類は繁栄し宇宙へと目を配り、様々なことを知っていったのはごく最近の事、異説などもあるがそれを含めても所詮誤差は誤差で0がひとつ増えるかくらいでしかなかった。
人は遥か昔に意識を備え出し、空を望み、科学は発達し我々人類は少しずつ宇宙というものを理解していった。
見上げるという歴史
簡単にいうと天文史なのだが、僕の中では少し感覚的に違う、ただ空を見上げ、ただ不思議に思い、ただ吸い込まれるように、この世界が一体なんなのか、それを求めた歴史、それが天文の源流。
古代の文明の多くは空に精通し、様々な遺産を遺した。紀元前3000年頃カルディア人により黄道十二宮が誕生し(明治以前の定説)、紀元前2000年エジプトで太陽暦、メソポタミアで太陰暦、中国、インドなどでも独自の物が生み出され、これらの文明はいずれも占星術にも精通していた。紀元前500年代タレスは日食を、ピタゴラスは自転、公転を紀元前4世紀黒点は発見され、アリストテレスは天動説をアリスタルコスは地動説を、紀元前200年にエラストテネスが地球の大きさを測定し、ヒッパルコスが恒星の明るさを6段階に分け、プトレマイオスは12星座を含む計48星座を設定し天動説を完成させた。ポリネシア人が星の測量による航海術を完成させたのは丁度西暦が始まる頃、西暦1000年頃には牡牛座に超新星が現れたのを藤原定家が明日記に記している。16世紀にはコペルニクスの地動説、ブルーノは、空に浮かぶ全ての見える星が太陽と同じ恒星であることを、ケプラーは惑星の楕円軌道、平均距離と公転周期の関係性を、望遠鏡は発明され、ガリレオが地動説を大成させ処罰され、ニュートンはリンゴを落とした。りんごの力学によりハレーは彗星を発見し、1700年代にはハーシェルが天王星を発見し、銀河が円盤であることを突き止める。1800年から小惑星が発見され始め、1900年代アインシュタインが、特殊と一般の相対性理論を、ハップルが高精度の望遠鏡を携え宇宙膨張の鍵を握る、ゴダードが初のロケットを飛ばしたり、ドイツでプラネタリウムが出来たり、天体の電波観測が始まり、人工衛星は打ち上げられ、惑星探索が始まった、やがてアポロ11号は月面に到着する、日本人による彗星の発見ラッシュが起こり、宇宙ステーション計画が始まり、宇宙望遠鏡を打ち上げ、すばるは完成し大望遠鏡の時代が到来していった…。
そして…
階層1〜太陽系(10^16)
以下メートル換算1k→10^3m 1億k→10^11m
1光年9兆5千億k→10^15.9m
地球の直径12742km→10^7k
*地球と人のサイズ格差(10^7)とまさに人からすれば細菌レベルのサイズとなる。
地球から大気圏の距離(10^5)※距離100k
*地球と月の距離(10^8)※距離38万k
リリス(月の遠地点、インド占星術、宿曜でもケートゥとして黄道と白道の交点で使用)
太陽と水星の距離(10^10.7) 地球〜水星(10^6~11.3)太陽と金星の距離(10^11.1) 地〜金(10^6.3〜11.3)
太陽と地球の距離(10^11.1)
太陽と火星の距離(10^11.3)※2億k 地~火(6.4~11.6)
⇔小惑星ジュノー、小惑星パラス、小惑星ベスタ⇔
太陽と木星の距離(10^11.8)※7億k 地~木(11.6~11.9)(火星間との距離が5億もあるにもかかわらず、数値があまり変わらない、当たり前ではあるが)
太陽と土星の距離(10^12)※14億k 地~土(12~12.2)
⇔小惑星キロン⇔
太陽と天王星距離(10^12.4)※28億k 地~(12.3~12.4)
⇔小惑星セレス⇔
太陽と海王星距離(10^12.6)※45億k 地~(12.4~12.6)(冥王星が含まれないのは準惑星に位置付けられている為、冥王星の軌道の中心は土星、その為土星が太陽の前任者であったとも考えられている、つまりは土星が元々恒星で寿命を終え、太陽が次の恒星になったという説)
太陽と冥王星距離(10^12.7)※58億k 地~(12.4~12.8)
⇔小惑星エリス⇔
そして…
時折、宇宙空間にはチリ一つ、何も存在しない空間が現れる。
オールトの雲(10^16)
太陽の重力の影響下にある範囲の最大距離であり、直径100kmにも満たない天体が1兆個も存在する空間、そしてこれらの天体が彗星の元となっている、重力に少しでも変化があればこれらはそれに引き寄せられる。
流れ星や、彗星、流星群とはこれらの天体が重力の変化によって導かれた物。
美しくも見えるが、その実これが1兆個もあるとなると、とてつもなく恐ろしい状態にあるともいえる。
差し詰め大量の銃火器でも突きつけられているようでもある。
実際雲が存在する訳でもなく、たどり着いていないため、予測でしかないが2030年には調査予定だそうだ。
…そして更に遠のいて行く…。
そして…
ちらほらと現れ出す星の群れ、
やがて遥か遠くに見えていた星や、光が届かなかった星が目の前に現れ出す。
そこは、星座として見ていた領域
※星座
私達が普段目にする星々は、全て自ら光を発する恒星であり、その光には等級がある。
この等級は地球から見える光の強さによって振り分けられている。
占星術について
星座は全部で88個有り、星座までの距離は、一つの星座に対し、様々な距離の星が存在する為距離幅は1光年〜1500光年とされている。(10^15.9)〜(10^19)
黄道十二宮とは地球の赤道上を絶えず周回する正座達である為最もエネルギーの影響が強いとされている。
50光年から〜500光年の間に、一番光の強い星が存在する。(10^17.5)〜(10^18.5)
星の名にはバイエル符号というものがある。
例えば牡羊座のα星ハマル、その星座の中にある恒星の中で最も光が強く届いている星につく符号、2番目β星、3番目γ星と続いていく、上の総光力はその星座から届いているエネルギーの強さとも言える。
※星雲 と 星団
これは恒星の一生に関係している。
星雲
星雲とはチリや星間ガスがあつまり、電離作用又は反射により光を放つ重力の強い場所。前回の記事では、少し説明不足だったかもしれないですが、均等に蔓延するダークマター の質量の変化によって、チリやガスが集められる場所に差が生じます。この際の質量の変化は重力として現れ星雲を作り出すということです。星雲には4種ある、①〜④
①散光星雲この全ての星の起因になるのが散光雲。
重力によって周辺のガスが集められ星を形成していきます。大小別れた星となり、その後の運命が変わります。
恒星とは核融合反応を起こすガスの塊、巨大な質量を持ち強い光を放ち、強い重力場を形成し近傍の惑星を従える。
②惑星状星雲
基本的に星の成長パターンは星自体の質量により変わる、上のパターンの運命を恒星が辿る場合、収縮する力の方が強い為外殻が剥がれ落ち残された中心核のみの星となった時周りに離散したガスを照らし星のように見えると言う状態の惑星状星雲となっていきます。そのまま収縮は進みやがて永遠に光続ける白色矮星となっていきます。
③暗黒星雲
チリやガスによって光が遮断されている空間、つまりは光を発さない星間ガスの集まり。
以下は個人的な発想ではあるが基本的な全体の性質として素粒子達は光との相互作用を起こす物だが、超対称性物質の性質として考えると、既存の相互作用とは真逆の性質を持つもの、その為この空間内に光に対し全く逆の相互作用を引き起こす何かつまり超対称性物質が眠っている可能性があるのではと思う、現状ではあまり調査はされておらず、単純に『光を遮るガス』で取りまとめられているが、この強烈な光という力を封じるのには、少し要素として不充分な気がする。
④超新星残骸
超新星爆発を引き起こした後、撒き散らされたチリやガスの状態、中心には中性子星となった小さな星が残る。
これが再度重力により収束し②のとなっていく。
星団
星団は一般的には恒星同士が重力の相互作用としてまとまりを持つと言われています。
銀河との違いは、星団とは恒星同士の集まりで、銀河はその星団や、星雲、太陽系などの形態を取りまとめたものをいいます。系はあくまでも一つの恒星の放つ大きな重力場に幾つかの惑星を繋ぎ止めた物であり、星団は恒星同士の集まりで重力場を安定させている集まりです。
星団には2種類存在します。
•散開星団は数十から数百の恒星からなり、わりかし若めの集まりである為、天の川付近に多く見られる。
・球状星団は数十万〜数百万からなる集まり、年齢的には散開星団より古い為、より遠くに存在する。
これらの恒星やチリやガスが形成する星雲、星団、銀河の集合体はそこまで明確な違いがはっきりとはしていなかったが、地球外の惑星が1992年に発見されて以来、それらの違いが少しずつ独立していった。現在では3603個の恒星に4876個の惑星が発見されている。太陽系のように複数の惑星を持つ星は806個が確認されている。
確認できる星雲、星団は天の川銀河内のもの、外のもの、様々な位置に存在するが、集合体がそのように見える為、内のものは比較的小さな星雲として見え、外のものほど大きく見える、それはその星雲や星団に見えているものが実際には銀河や、銀河の一部。
様々な星座の星々を離れていく…。
階層2〜天の川銀河(10^20.9)
天の川銀河は上の図のSBa、この棒から4本の腕が伸び、自然界、生物、現象、貝、植物など様々な種と同様の対数螺旋を持つ、それぞれの種の螺旋は10度〜40度前後のピッチの中に存在する。
点が一つの銀河は一つの等角螺旋で成り立ち、棒状銀河には誤差4度の二つ目の螺旋が混じる。
天の川銀河
太陽系の属する銀河:直径10万光年(10^20.9)
地球からこの銀河の中心まで2万6000光年(10^19.4)
2000億〜4000億個の恒星からなり、その中心の質量は太陽の410万倍(8.1*10^36)、最低でもこれだけの質量がブラックホールを生むとされている
質量: 地球<太陽 = 5.9*10^24 < 1.9*10^30
この重力が星雲や星団その他の恒星を巻き上げている。
銀河の成長はダークマターの質量収束によっておき、やがて隣接するアンドロメダ銀河などの衝突後その銀河は消滅し、死を迎えると言われてはいる、しかし僕にはこのSBaの天の川銀河が既に2つの銀河が衝突寸前の二つの点にも見える…。
それはあたかも、存在した2つの銀河が既に強烈な力で惹かれあい、最後の光を放っているかのようにすら見える…何だろう、涙が出てくる、まぁ良いや。
その銀河の放出するエネルギーの5.1%以外は科学では捉えることができない、地球の氷河期も地殻変動も、異常気象も全てが銀河の螺旋持つ無言の力に従う周期を持つ。
そしてまた何もない空間
しばらく離れるとまた、オールトの雲の様に、銀河ハローと呼ばれる重力圏が存在している。
距離130万光年(10^21.4)
その先には、また無の空間が現れる。
階層3〜局部銀河群 (10^22.6)
我々の住む天の川は更に大きなグループを形成している、星雲、星団、矮小な銀河など50を含む。
グループその大きさは600万光年
以下の銀河で構成される。
・アンドロメダ銀河
・天の川銀河、この二つが特に大きく、
・楕円のM32、渦巻のM33、矮小楕円銀、NGC147、NGC185、NGC205など
・大と小の2つのマゼラン雲が存在する。
それらは全てアンドロメダ銀河に引き寄せられている。
1番近い隣の銀河、アンドロメダ銀河
銀河間250万光年(10^22) 直径26万光年(10^21.3)
M33(直径6万光年10^20.6)
大マゼラン雲(直径7000光年10^19.7、300億の恒星を持つ)
更に遠くへ行くともう訳がわからなくなる、情報でさえ散走していく。
ここから先は何やらあわただしさを感じる程に他の要素が混じり出す、忙しない。
様々な局所銀河郡
先程の近隣には似たようなグループがいくつか存在している、しかしここからは桁が更に上がる
ちょうこくしつ座銀河群
マフェイ銀河群
大熊座、猟犬座、ケンタウロス座、髪の毛座〜
などの様々な銀河郡がある、
そしてこれらの銀河郡と我々の住む銀河群は以下の銀河群を中心に活動している
おとめ座銀河群 幅1500万光年、地〜6500万光年
2019年記憶にも新しい、ブラックホールの撮影に成功したという報道あのブラックホールはこの銀河の中核に近い楕円銀河のもの中心質量太陽の65億倍
階層4〜おとめ座超銀河団
直径距離2億光年にして、様々な局所銀河群を支配するさらに大きな集合体
3つのクラウドからなる、
①おとめ座銀河団
②猟犬座クラウド
③おとめ座Ⅱクラウド
そして近年このおとめ座超銀河団ですらある大型の構造の一部である事がわかったわけだが、
その前にここから先は少し今までとは違う性質の天体が現れ出す。
天の川銀河の中心にある重力源とされるブラックホール、
それは更に大きな局所銀河の中核をなすアンドロメダ銀河に引き寄せられている、
そしてそれすら、おとめ座超銀河団の持つ超重力の下引き寄せられる。
更にその超重力を惹きつける力がその特殊な天体の正体、
これはある規則性に乗っ取り分布している。
そのつなぎ目を結ぶ事で更なる異常な構造が目の前に現れる。
そのつなぎ目とは何か。
※クエーサーとマグネター
クエーサーとは
これまで現れた超銀河はその中心に大きな重力源を持つこれらの馬鹿でかい重力場を引き寄せる程、更に大きな重力場を持つクエーサーという存在がある。
しかしこのクエーサー、重力場だけでは飽き足らず高密度の磁場と、今までのように黙って引き寄せるようなブラックホールとは違う、常軌を逸した力で引き込むその力は、ブラックホール内部から熱と光を発し、トーラス状にエネルギー磁場を発している。
このクエーサーは距離にして8億光年〜240億光年の間が現在の観測範囲、
8億光年とサラッと言ってはいるが、これは逆にいうと、8億光年分もの範囲に及ぶ空間を操る事になる。これは現在14万個ほど発見されている
活動が極めて活発でそれより近くに天体が存在しない理由がある。
我々の太陽系には惑星が存在する。
その為太陽の質量のみで重力場が落ち込むのを近隣の惑星が回転することで緩和しているのが現状だ。
しかしクエーサーの持つ質量は、太陽質量の何十億倍もの質量が太陽サイズに集約されている為、一気に巨大すぎるブラックホールを生み出す。
その発生は一瞬で起き、例え近辺に天体があったとしてもその質量のバランスを補正できなければ一瞬で吸い込まれ、莫大なエネルギーにとって変わる。
クエーサー近辺にはガスが充満している、吸い込まれ熱せられたガスは太陽の一億倍程の光を放つ、その明るさは全銀河で最も明るいとされ、そしてトーラスを形成し跡形も無く消えていくと言われている。
ブレイザーとは
クエーサーの一種でブレイザーという物が存在するがクエーサーの角度を変えた物ではないかと議論される。
このクエーサーは比較的穏やかな銀河の中で突如として引き起こされる性質を持っている。
そしてその異常発生した重力場は近くにある銀河郡を引き連れていく。
パルサーとは
また似たトーラス形状の現象を見せる物でパルサーという物がある。ブラックホールにならず中性子星が急速に回転することで電磁波を生み出す、これは1600個確認されている。パルサーは強い磁場を持ち、様々な電波可視光やx線を生む。
マグネターとは
そしてこれがさらに巨大化し、強すぎる磁場を生み巨大かつ強力な磁力を持つ星マグネクターがある。
しかしこのパルサーとマグネターの寿命は短く2万年ほどで完全に活動しなくなる、自らの発する磁場を使い、より早く、より強く回転し、広範囲に磁場という磁場を巻き散らす、まるで命を削り強く放ち消えていくかの様に、最後には回転をやめ完全に活動を止めてしまう。
クエーサーが大きな集合体を集めたその先には、更に大きな物が存在する。
更に無を通り過ぎ、更に広大な構造が現れ出す。
階層5〜ラニアケア超銀河団(10^24)
これまで天の川の所属する最大構造はおとめ座超銀河団と言われていたが、新たに発見された構造
ハワイ語で無限の天空
空を見上げ広大な海を渡ったポリネシアの旅人を讃えつけられた。
およそ10万個の銀河、直径5億光年、銀河群や銀河団が集まってできた集合体糸のように見えるのは巨大な重力源に引き寄せられる全ての銀河の軌跡まるで鳳凰のようにも見え、葉脈のようにも見え、毛細血管の様にも見える。
引き寄せる重力源の呼び名はグレートアトラクター
と名付けられた
計測不能なほどの超質量の重力場、多数存在するラニアケアから伸びる糸の収束する場所がある。
そしてそれらがつながる場所には更なる物があった。
それは同格の規模を持つ構造たちの集まり
ペルセウス座・魚座超銀河団
それは隣に存在する同レベルの、超銀河団、
そしてラニアケアクラスはそれぞれが繋がっている
上の画像は二つの超銀河団の繋がりを表している。
その他の超銀河団
ヘルクレス座超銀河団
髪の毛座超銀河団
シャプレー超銀河団
今確認されているものでこれだけある、
が、おそらくまだまだ存在するのだろうが流石にそこまで観測する程の技術には至らない。
しかしそれで終わりではなかった。
これらが作り出す、更なる大規模な構造がある。
そこに行き着くには更なる無を越え、やっと辿り着く。
階層6〜グレートウォール
別名銀河フィラメント(糸)(10^25)
地球からの距離5億光年
見た事がある人もいると思うが人体のニューロン、神経細胞との相似性を囁かれている程の構造である。
更に遠目で見るとこれは広大に広がる壁のようになっている。
それぞれがラニアケアなどの超銀河団の糸で繋がっている。
縦幅、横幅、共に億を越えながらも、厚さは1500光年しか無い。(もうしかとか言ってるし)
全ての銀河を取り込む銀河の構造、
別名「宇宙の泡構造」とも言われる
なぜ泡と表現されるのか、
それはこれまで度々通過した何も無い空間、そしてこの泡と表現された空間、それらはヴォイドと呼ばれる無の空間(10^23)
一つのヴォイドの空間はこの次元では少なくとも1億光年、大きいもので20億光年のものも存在する。
これまで度重なる無を通過して来たが、これらの配置はある規則性がある、
単純に無の空間の距離だけ取ってみたらその数値に多少の誤差があるが、物質の質量、引き込む力なども計算に入れて行くと、当然のようにこの数値は補正され秩序とも呼べる空間的な規則性の元ある構造をとる、
それはフラクタル構造だった。
つまりはやはり宇宙の羅列も黄金螺旋のルールにのっとって、広がっていることになる。
地球の氷河期も、この空間との交点との接触で氷河期が存在している。
ルールを描いたように、時間的秩序と共に氷河期が訪れたのもそのためであった。
そしてこの秩序の源流こそが、先の記事で書いた、単一のニュートリノがもたらしたスピンの力
些細な一つのスピンが一つのねじれの糸を切った事が原因、その反動が巨大な力と斥力にとって代わりこれだけの秩序と構造をもたらした。
そしてこのグレートウォールにすら、いくつか種類がある
CfA2グレートウォール全長4億光年
スローン・グレートウォール全長13億光年
ヘルクレス座・かんむり座グレートウォール全長100億光年
もう馬鹿げた数字でイメージすら湧かない。
現在観測可能な宇宙(10^27)
ラニアケアの直径186個分、
これだけの事が分かっていながら更に遠のけばこの様に、観測出来ていない場所がぽっかりと虚しく広がっていく
北半球が観測履歴が多いのは設備のためだろうが、観測済みのところであっても電磁波で検出されないものもどれだけあるかわからない。
そして帰結〜宇宙編〜
このサイズの中のごく小さな一部、
小さな地球という惑星に私達人間は生きている
捉えようも無いほどの全貌の%にして
果たしてこの小さな人間という生命は、
どれ程の割合を示すのだろうか、
人の生きる地球という世界も確かに奇跡的な確率の元存在してるのだろうとは思う
しかし僕は思う、この確率に対し果たして
人類の進化や歴史はそれに見合った程の経緯をもてていたのだろうかと
人は当たり前のように、生命が我々だけかのように捉えている
宇宙の広さは現在の確認の範囲で780億光年
観測済みも9割でこの数字、銀河は2兆個、一つの銀河に恒星が平均で少なく見積もって1000億あったとして、構成だけで600兆個?あるらしい
惑星は?現在で、確認済みは一万個にも満たない、
まさかこれだけの恒星に対し、これだけは完全にあり得ない数字であり。
惑星なんて物は現在の技術では確認するなんてほぼないに等しいということになる。
ざっくり計算しても、恒星より多くて当たり前な気もする。
宇宙人がいるとかいないとか、他の生命がいるとかいないとか、そんな疑問自体がそもそも馬鹿らしくも思えてくる、これだけの広さと、これだけの数と、これだけの得体の知れない力が存在している。
これだけの物を前にして見ればどう頑張ってもいると考えるのが自然な気がする。
別に宇宙人いますよーとかの話をしたいんじゃない、初めにも言ったように、これは意識の話であり、心の話である。
私たちが今生きて、存在する奇跡に対し、この宇宙を意識するという偶然性に対し、この偶然は果たしてこの偶然で片付いてしまうのかとさえ思う。
人は長い歴史において、この神秘性の中に存在しているにも関わらずいったいどれほどの人がこの偶然を大事に見つめて来たのだろう、
命をちゃんと見ているか?
心をちゃんと感じれているか?
存在という物は、人それぞれの中に確かにある
これをどれだけ重要なこととして感じれているのか
なのに人は奪い、壊し、騙し、殺し、奢り、全てを目の前に存在するものだけに、我が身の中にある世界の為だけに片付けていってしまった、
命は確実にどこにでもすべからく存在するにも関わらず、
本当にこれが命の成れの果てなのか?
果たしてそんなものの為に人は存在するのか?
本来ならば、本来ならば、そう何らかの力が求めた答えを模索する事、意識が命を救う事を、それこそが人の意識の可能性である事を、人は…。と、そう感じる。
この一連にsizeと名付けた理由、スケールを捉え意識をつなげる為、そこから心の在り方の解を求める為、命を意識と繋ぐ為、意識を命の答えと繋ぐ為。
僕自身、あなた自身、そして、できる事ならば全ての人が…。
何故だろうか、とてつもなく悲しくなってくる。
sizeとはスケールを対比的に捉える作業であり、
いかに空間と数と距離と時間の認識が固定的であるのか、
捉えるスタンスを変えるだけで、見方と感じ方が変わってくるのだと、僕は信じている。
この作業は後の記事で重要な事と繋がっていると、それは誰かの意識の中で芽生える事が出来るのだと
僕はそう信じている。
意識とは面白い物で如何様にも可変可能な物だと、人に可能性は残されていると、そう信じている。