カミがムスビ、シンがホドク
昔から、
街の雑踏、街の喧噪には馴染めなかった
長崎には、
少し行けば海もあって、山もあって、
歩く傍らには、石や土がどこにでもある。
舗装されてない道、古びた誰も住んでない廃屋、
山岳信仰の跡地として岩屋山が直ぐ側にある。
自分が生きる等身大の空間には、
よく見慣れた空間がそのままあった。
そんな見慣れた風景や空間や、空気感から逃れたくって、疑似体験をしてよく遊んだ。
お金のかからない手頃な遊びだった。
餌のない釣り糸を垂らして何時間もボーってしたり、
夜中に廃材を