「広告」を仕事にした理由
僕は、中学の頃からコピーライターという職種に憧れ、就活の時は広告業界しか受けず、新卒から五年間広告業界に居続けています。
振り返ってみると、↓↓↓↓↓の原体験が出発点だったように思います。
自分のスローガンが褒められて嬉しかった
すごく稚拙な書き方にしましたが、本当にここが原点です。
中学の頃、僕は学級代表をやっていた関係で、学年目標みたいなものやイベントスローガンを考える機会が何度かありました。
その中で、合唱コンクールのスローガンを依頼されたことがあり、僕が考えたのは「心歌、進化、新歌」というものでした。
今思えば、なんのことはないダジャレだったのですが、
当時、授業で教室にやってくる先生みんなに褒められたことが強く記憶に残っていますし、その年の合唱コンクールでは金賞を受賞したことも覚えています。
実際にそのスローガンがクラスメートにどれだけ響いたかは未だによくわからないですが、
「言葉で人を動かすって素敵だな」
ということを思い、そこからコピーライター(&広告)という職種などに興味を持つようになりました。
ちなみに当時はソフトバンクのCMが始まった頃で、「次にどんな展開になるのか気になるCMってすごい、、、!!」と衝撃を受けた記憶があります。
働いてからわかったこと、思うこと
実際に広告会社に入社し、働いてみて、広告ができていく過程をみると、
より「広告のどこが好きなのか」がシャープになってきました。
広告は、ざっくりいってしまえば、
基本的に「この商品を広めるための手伝いをしてくれ」という仕事かと思います。
その際、ただ商品の良いところを言っても、お茶の間には届かないので、
「どうしたら受け取ってもらえるか」ということを必死に考えます。
そして「どうしたら受け取ってもらえるか」を考えるというのは、
「視点を変える」「既存のアイデアを組み合わせる」ということが肝となります。
僕が広告で一番好きなポイントはここです。
視点を変えたもの、既存のアイデアを組み合わせたものを世の中に打ち出すことで、
「そんな見方があったのか」「その組み合わせがあったか」という発見をしてもらうことができます。(ちゃんと広告が見てもらえればですが。。)
そういう発見って、すごく些細だけれど、ちょっとだけ人生を明るくしてくれると思うんです。
その広告を見てくれた人が、商品を買ってくれるのがGOALなのはもちろんなのですが、
僕にとってはそれと同じくらい、「その人がポジティブな気持ちになる」ということも大事に思っています。
広告自体は大抵邪魔でスキップしたいものと思われてしまいますが、
アイデアや面白いものというのは、人を前向きにしてくれると思いますし、
さらには広告的発想=「視点を変えてみる」「既存のアイデアを組み合わせてみる」という発想を持ってもらえる人が増えてくれると、
世界は少しずつ明るいものになっていくんじゃないかなと思っています。
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