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【ライブレポ】幻日のヨハネ -The Story of the Sound of Heart-とアニメ本編について
※ライブ後に発売された円盤5~7巻ドラマCDの話を追記しました。
記事をご覧いただきありがとうございます。
リスぽんといいます。
2023/12/15~17に行われた『幻日のヨハネ -The Story of the Sound of Heart-』に3日間参加してきたので、幻日のヨハネというアニメ/コンテンツ全体も語りつつ、振り返っていこうと思います。
どんなライブだったのか
本ライブは、幻日のヨハネというアニメを軸に、コンテンツの魅力を極限まで魅せてくれたライブだったと思います。
アニメのダイジェスト映像に沿って劇中歌を挟んでいく構成で、アニメ本編の世界をそのまま映し出したような空間になりました。
楽曲は全て初披露、アニメ幻日のヨハネのOPED+劇中歌+BD特典曲のみの構成。BD特典曲はアニメ本編の時系列に組み込まれたドラマCDを元にしているので、それらも含めてとてつもない没入感でした。
さらに特筆すべきは、アンコールまでMCが無く世界観に浸れたこと。
幻日のヨハネ好き好きbotの僕としては、これ以上ないライブであり、コンテンツライブとしての理想形の一つかなとも思います。
それでは、幕間アニメの感想も交えてライブを振り返っていきます。
M01.幻日ミステリウム
1曲目はアニメOPの『幻日ミステリウム』。
幻ヨハ仕様の新衣装。ライブ仕様にアレンジされているものの、この1年生放送やイベントで散々見てきたトップクラスに好きな衣装です。
とにかく伊波杏樹さんのおでこが綺麗なんだ。ダンスと相まって髪がバサァッ!となる瞬間が素敵です。
こちらも振り返りました…!#幻日のヨハネ 🥀
— 伊波 杏樹 (@anju_inami) December 27, 2023
開幕してスグ、
この物語へ誘うように紡がれる
〝心の音〟って言葉が
とても素敵だったなぁと
今もずーっと大切に残っています🌙
ヌマズに広がった
素晴らしい景色と共に…っ pic.twitter.com/yzZsEcThlp
歌ももちろん良いんですけど、ダンスの完成度が高すぎるんですよね。Aqoursちゃん(仮)のダンスは見てて楽しい。
細かい点ですが、ライトやスモークの演出もダークで幻想的、こだわりを感じます。
わかりたい 自分の想い 君の想い
ただ触れてみたい
きっと重なれば強くなれそうで
ヨハネソロがまぁ~かっこいい。音源より圧が強くて鳥肌ポイントです。
この後何度も思いますが、今回の小林愛香さんかっこよすぎないか?
M02.GAME ON!
ライブ披露である意味一番化けた曲です。
こんなに楽しい曲だったのか、と思えたのはダンスがキレッキレで楽しかったのが大きな原因かなと思います。
特にイントロアウトロの「Oh Oh」の振りが躍動感凄い。
問題なのは2番なのですが、、、
アレコレソレドレ 気になるクエスチョン
もっと進んでいける
\ヨウチカハート形成/
いやまぁ、あまりの衝撃で初日自分がどんなリアクションしたのか記憶にないのですが。予想外のヨウチカハート、ありがとね?
2日目からはもうチカソロが始まった時点で会場中からデケぇ声が上がってて笑いました。
ハート形成後の振り返ってパン!するところも好きです。
全体的に幻日ミステリウムより表情が柔らかくなってて作りが細かいですね。
M03.テ・キ・ナ ミュージック
幕間を挟んで、厳密にはここからがヨハネの物語のスタート。
その冒頭にこの『テ・キ・ナ ミュージック』を入れたのが本当に素晴らしくて、トカイで自分の居場所を探しているヨハネの心情が分かりやすくて良かったです。
ヨハネの表情も一気に笑顔たっぷりになりましたね。
ヘアブラシをマイクに見立てて
5,4,3,2,1!!
なりきりマジック!
マジでヘアブラシが出てきて良かったです。
あの大きな会場で多くのファンに囲まれて『テ・キ・ナ ミュージック』を歌っている姿は、トカイにいる頃のヨハネが夢見た景色そのものだったのかなと思います。
ドラマCDでは、くじけそうになった時に真っ先にライラプスの名前を呼んでしまうのがかわいいところですね。
ちなみに、『テ・キ・ナ ミュージック』『Far far away』『Forever U&I』は、同じソロ曲でも歌い方・表情・振り付けのニュアンスが全て異なります。
それぞれ物語の中でのヨハネの心情/変化をそのまま映していて、長い時間をかけてアニメで示してきた変化を、ライブパフォーマンスだけで表現し切る小林愛香さんが、どれだけ本コンテンツ/ヨハネというキャラクターに真摯に向き合ってきたが分かります。
また、詳しくは後述しますが、この曲は"成長前の夢見るヨハネ"というだけではなく、"変化しようとしているヨハネ"の曲だと思っています。
2年前、トカイに行くと決めた時点で、すでにヨハネは自分自身の在り方に悩み、変化しようとしているからです。
M04.Far far away
帰ヌマしたヨハネの幕間を挟んで『Far far away』。
開演前はセンステが切り株扱いされるものだと思ってたので、この1曲のためだけに切り株がメインステージに出てきてマジで良かったです。本当にありがとう。
#ヨハネライブDay3 🐺
— 小林 愛香 (@Aikyan_) December 17, 2023
ありがとうございましたっ
ヨハネとみんなと
ライラプスとの日々は
ずっとずっとわたしの宝物です。
心の音はずっとみんなの心のなかで
永遠に響くよっ。
だからまたいつか、ヌマヅで。
大好きなみんなに会えますように!#yohane https://t.co/FyHN5scATL pic.twitter.com/Vo50OEeNZG
このあたりで、「このライブ、こだわりがヤバイな?」とそわつき始めます。
ハマユウモチーフの衣装もかわいいし、ちゃんと髪飾りがついていて流石でした。今回のライブは途中でヘアメイクが変わることも多かったですね。
咲き誇れ わたしの夢どこまで行こうかな
目を覚ました背中の羽根 ふわり広げるよ
今すぐ届くといいな 真っ直ぐキミへ 青い風に乗せて
咲き誇れ この歌声 まだ見ぬ世界へ
遠くまで…
正直ライブ前はダンスが目立つ曲じゃないと思っていましたが、サビの小林愛香さんのダンス/表現力が凄すぎてずっと目を奪われていました。
アニメ映像とダンスがシンクロしているのはもちろん凄いのですが、アニメでは踊っていない部分のダンスや表情のニュアンスの変化も見られ、"アニメとシンクロ"ではなく、アニメに+αしてヨハネの姿を伝えてくれたという印象が強いです。振り返ってみると、「表現力ってこういうことを指すのかな」と思わせられます。
『Far far away』に限らず、このライブでは小林愛香さんが全身でヨハネの心情を表現している姿が多くみられました。
もちろんキャスト全員が細部までこだわってパフォーマンスをしていたのですが、作中で心情が丁寧に描かれているヨハネ/小林愛香さんは、特にそれが顕著だったと思います。
M05.Tick-Tack, Tick-Tack
僕はヨハマル大好きbotなので、幕間から泣きそうでした。
ヨハ「ハナマルー!」
マル「なぁにー?」
ヨハ「昨日はごめん!みんなのところに案内してくれてありがとう!それから、私の歌を聴いてくれてありがとう!」
マル「ヨハネちゃん!初めて名前を呼んでくれて嬉しいズラ~!」
良すぎシーン。20回は見ました。ベチャ泣き。
これが会場で観れたのありがとうすぎる。
BD2巻のドラマCDも素晴らしいです。
特にヨハネがトカイで居場所を見つけられず、何物にもなれない自分を卑下して泣いてしまうシーン。
この2年間は、きっとヨハネちゃんにとって無くてはならない大切な2年間になってたはずだよ。
この間久し振りにヨハネちゃんの歌を聴いて、マル、もっとヨハネちゃんの歌が好きになったよ。
応援している人なら、ここにいるズラ!
好きすぎます。この後も、なりたい自分になることの難しさ、ヨハネがそう思っていなくてもちゃんと変わっていること、ヨハネの2年間を肯定する言葉をハナマルが投げかけてくれます。
これらを踏まえて、問題の『Tick-Tack, Tick-Tack』ですが、ヨハネがハナマルに「ただいま!」と言える曲なんですよね。
歌い始めはまだ不安げでハナマルと目も合わせられないヨハネが、徐々に表情が柔らかくなり、最後には満面の笑みでハナマルと手を繋げるようになるのがこの楽曲の好きポイントです。
一曲の中で心情が変わっていく表現、凄くないですか?またしてもベチャ泣き。
1番ではズレていた立ち位置の軸がどんどん近づいていく演出も良きです。
たった1人で夢を抱いて向かっていく君に憧れて
"好きなこと"見つけたよ
↑階段を駆け上がるヨハネと、その姿を見上げるハナマル。
ヨハネに憧れて"好きなこと"を見つけたハナマルと、そんなハナマルを見て自分の好きなことを思い出すヨハネ。この関係性が大好きです。
ヨハ「ありがとう」
マル「ありがとう」
ヨハマル「これが言いたかったんだ」
↑お互いに「ありがとう」と言い合ってることが、ヨハネだけでなくハナマルにもたらされた影響の大きさを物語っていますね。
ヨハ「もう遅いかな?」
マル「そんな事ない!」
↑明らかにハナマルの声が力強くて大好き。
ハナマルちゃんありがとう。
M06.Be as one!!!
ここだけマジで別のライブみたいになってましたね。
イントロの決めポーズ、ルビィバイクも面白いんですけど、チカの腕がロックマンみたいになってるのが個人的好きポイント(伝わらない)。
妖精ルビィちゃんがパッション全開なのが結構じわじわきます。
勧善懲悪 Style
団結 Are you ready for?
↑回し蹴りしたりクルッと回ったり、日替わりで振りが変わってるところ。
とにかく伊波さんのパッションがとんでもなくて超楽しい。
強くなれる
急上昇するパワー
↑サビ直前にチカ(2番はダイヤ、ラスサビ前はルビィ)が右腕を掲げて他2人がかがむフォーメーションがあるのですが、ノリ的にはナラティブ組み体操に近かったです。
最後の決めポーズ、バズーカ持ってる伊波さんがコマンドーにしか見えなくてかっこよかったです(おもろい)。
M07.R・E・P
劇中のアニメーションが一番好きかもしれない曲。
ヨハネが友達の輪を広げていき、ヌマヅで生きる人達のことを知っていく時の大事な歌です。
Aqoursちゃん(仮)、しっとりラップ曲もっと出さないか?
↓好きラップ
何も無い町奏でるMelody
忘れらんない幾つものMemories
さぁ、前を向いて頑張るズラ
「おかえり」いつもココにいるから
全部込みで好きなんだ
えいっ 伝えなきゃ! I'm a messenger!
ちなみに、ヨウがメッセンジャーになった理由がBD4巻のドラマCDで語られているわけですが、それを聞いた後だと"役割"と"誇り"という歌詞がさらに染みます。
いっぱい、いっっぱい探そー!
単純明快笑おう!
"いっっぱい"←かわいい。作詞天才か?
ハナマルちゃん、萌えです。
M08.Hey, dear my friends
人見知りのハーモニー。
ある意味最もアニメの話をカタチにした楽曲だと思います。アニメのタッチが柔らかくて良いですよね。
セリフパートすき。
サンシャイン!!と幻ヨハとで特に印象が異なるのはマリだと思うんですけど、ワーシマー島に引きこもっていた時のマリは、サンシャイン!!でダイヤと果南から連れ出される前の小原鞠莉そのものなんですよね。
ヌマヅでもマリを連れ出してくれる存在がいてくれてよかったねぇの気持ちです。
まぁこれもハナマルがヨハネをヌマヅの人達の前に連れ出してくれたからなのですが(ヨハマル大好きbot)。
M09.Best wishes
ダイマリ楽曲。
『Hey, dear my friends』から続けて歌われたのは、マリにフィーチャーした流れを汲んだ結果かなと思います。
こちらの本質は、BD3巻のドラマCDにあります。
ヨハネとリコは人見知りの理解者としてマリのそばにいましたが、ダイヤは自分と同じ葛藤や苦しみを抱えるマリに昔から手紙を送り続け、それがマリをヌマヅに繋ぎとめていました。
ドアをノック 返事は無くても
優しいキモチ 溢れているよ
いつかちゃんと伝えたい「ありがとう」
交わす思いやり 繋ぐお便り
私たちはきっと分かり合えるんだ
その足で その目で感じて
確かめに来てね この街の温もりを
塞いでた本当の私
確かめてみなきゃ 胸の奥問いかけた
始まりを全身で感じて
確かめに行くね この街の温もりを
『Tick-Tack, Tick-Tack』も1曲の中で細かい心情の変化が見て取れましたが、『Best wishes』は1曲で数年間のキモチの変化を表していて、受け取る印象としては近いものがあります。
抜粋するのが難しいくらい歌詞が全部良いんですよね。
『Hey, dear my friends』→『Best wishes』の流れはマリの現在と、これまでをマリの心を支えてきたダイヤが続けて描かれる芸術的なセットリストだと思います。
ダイヤもまた、幼少期のマリに対して何もしてあげられなかったという悔いが責任感を強くし、執務長官としての成長の一因になっているのでしょう。
ドラマCD3巻&『Best wishes』を聴いてからアニメ6話のダイマリの出会いを見返すと、数年越しに叶ったダイマリの夢を感じられて感動もひとしおです。
3巻に限らず、幻日のヨハネのドラマCDはアニメ本編との結びつきがとても強く、楽曲と合わせて実質本編だと言っても過言ではありません。
M10.Special Holidays
直前の幕間アニメで、女子会の企画が「ヨハネの新たな難関」扱いされててちょっと面白かった。
ドラマCD4巻と連動した曲で、ヨウチカナンが幼馴染であることが確定しています。
コンコーン!ヨウちゃんでーす!
入っていいですかー!ダメですかー?
勝手におっじゃましまーす!ってクサーッ!ナニコレ?!
やかましすぎて草。
コーンコーンコーン!
チカでーすよー。
お邪魔しまーすよーっと!
ヨウチカのノリがあまりにも同じで愛おしいね。。。
他、ドラマCDではヨウチカナンの関係性、ヨウちゃんがメッセンジャーになった理由などが描かれていて良いです。
ヨウチカナンが女子会を楽しみにしている様子が微笑ましいし、ヨハネが頑張って準備した甲斐があったねぇ~とほっこりします。
『Special Holidays』ですが、ヨウチカナンの笑顔がとても素敵でこっちも笑顔が止まりませんでしたね。全員すこぶる楽しそうでめちゃくちゃ良かったです。
あと、伊波さんが髪の毛を下し遊ばされていてひっくり返りました。
だけど眠っちゃうのもったいないよね
この朱夏ちゃんが日替わりスマイルを見せてくれて全部良かった。全体的に『Special Holidays』では3日間で表情コロコロ変えて遊んでた感じがします。
ヨウがよくやる(・o・)→(。˃ ᵕ ˂。)の顔の変化好きすぎ。
流れ星だ!せーので願った未来
幼馴染感ある歌詞で良いですね。
それはそれとして、ヨウチカが最後に小指でイチャイチャは何なんですかね。『GAME ON!』のハートがヨウチカピークだと思ってたので、あまりの衝撃でこれも初日で記憶が飛んでいます。
「(Special Holidaysで)今日は腰抜けてる人いなかった!」
毎日抜けてますが?腰。
M11.GIRLS!! ~9人ver.~
音源的にはヨハネソロの曲なんですけど、ライブでは9人で歌ってくれて超良かったです。
日替わりでメチャクチャしてたので僕が観測できた範囲で好きなポイントをまとめていきます(一部記憶に自信なし)。
マルチアングルで円盤化してください。
3日間共通
・両手にミカン箱担いで歌うチカ。良すぎるもの。ミカン箱を担いで歌う姿が世界一似合う。
・ダイヤの演説で明らかにマリの拍手の熱量が高い。
・毎日マリから包丁を取り上げるダイヤ。
・ミニトノサマとウミウシちゃんをちゅっちゅさせるカナマリ。
・ヨハネが一生懸命準備してり駆け回ったり、テンション高いみんなに囲まれてワタワタしつつ、楽しそうな感じがかわいい。
・小道具:チーム分けのくじ、女子会のしおり、包丁、ダイヤ宣誓時の箱、スイカ、お土産マカロン、各チームのお菓子など
・2番Bメロ年少組(マル・ルビ・ヨハ)の持ち物が毎回違う。
Day1:お玉・ホイッパー・ヘラ
Day2:のっぽパン・ウサギくじ・ホイッパー
Day3:ハナマル(ヨハネ)パン、小麦粉、フライパン
Day1
・ヨウチカのスイカ割り真剣白刃取り、リアルに想像するとかなりパワー系の遊びなのでは?
・ピースしながら肩を組んでくる陽キャヨウとタジタジしてるヨハネ。
・2番Aメロでハート&ウィンクするマリ。
Day2
・ヨウチカあごタッチ事件。
・のっぽパンを食べちゃうリコマル。
・陽キャカナンに絡まれるヨハネ。カツアゲされてるみたいでおもろい。
・・2番Aメロで投げキッスするマリ。
Day3
・イントロカメラでどアップのトノサマ。諏訪ななかさんがトノサマ好きすぎて超良い。
・ヨウチカハグ(マジでいい加減にしろ)。
・ハナマル(ヨハネ)パンIN。のっぽパンOUT。
・スイカ割りしようとしているヨウチカを見て「(よ、よーし私も…)」というような表情でおもむろにのし棒を持ってチカを背後から襲うリコ。
・2番Bメロ、小麦粉でくしゃみしそうになる?ルビィ。
・オレンジジュースを勢いよく飲みすぎてこぼしそうになるチカ。
その他
ヨウチカの頭で卵を割ろうとするリコ、のっぽパンを強奪するリコ、人の頭に小麦粉をかけるリコ、人見知りの女の子が精一杯女子会を楽しもうとはしゃいでいる結果だと思うとかわいいですね(逢田さんを連想するのは無粋なのだ)。
これだけ大暴れしてるのに、ヨウチカのスイカ割りからは怖がって目を背けようとしたり、背後から木刀でスイカをチカごとカチ割ろうとしたり(Day3)、色々とヤバイ女でした。
ライブ後の自分のメモに「ミカンを人の口にねじ込むヨウ」とだけ記載があったのですが、いつ誰にねじ込んだのか記憶にありません。本当にねじ込んだのでしょうか。
みんな楽しそうなのがいいんですけど、諏訪ななかさんが平時よりはしゃいでるように見えてとても良かったです。
女の子って楽しいんだね
ヨハネがこれまで経験してこなかった同年代の女の子との遊び。
最後にチョコレートケーキを持ったヨハネの笑顔がとても素敵で、アニメで散々感じた「ヨハネちゃん良かったねぇ」の気持ちも膨れ上がって涙が出ました。
みんなとてもかわいい。
M12.Wonder sea breeze
イントロ終わりのヨハネ/小林愛香さんのウィンクが良すぎ。
このライブで唯一振りコピした曲です。
衣装がアニメ仕様じゃなかったのが意外でしたが、お祭り衣装もかわいいのでヨシ!アニメだとマリの角にハートのアクセサリーが付いているのがかわいいですね。
ねぇ 嬉しいのは僕だけじゃないよね?
ラララ 夢みたいで
↑アッパーソングですが、これまでのヨハネの葛藤や悩みを考えると、実は泣きソングです(ヨハネパートではありませんが)。
冷たい海の底で(暗くて)
↑ヨハマルが肩に手を置いてウィンクするシーンが良い。アニメでも好きカットです。
(1,2,3,4,5,6,7,8,9 Let's go!!)
↑ここハナマルだけジャンプの時に両手でマル作っててかわいいんですよね。
ラスサビの「太陽に導かれて」でもマル作ってました。
砂浜に記す未来
↑サンシャイン!!でダイヤが砂浜に『Aqours』の名前を記した時を思い出しますね。今回はハートを記していました。
キミと キミと歌えるなら
怖いものナイかも?無敵だよ!
↑落ちサビだけ、みんながヨハネを囲み、ヨハネが一人一人と目を合わせながら歌うソロが素敵です。この時のヨハネ/小林愛香さんがとても良い表情。
さて、少しアニメの話をしますが、8話で『Wonder sea breeze』を歌って一区切りついたものの、その後も街に異変が起きてしまいます。
では『Wonder sea breeze』を歌ったことに意味はなかったのか?というと、そんなことはありません。
ここで重要なのが、ヨハネが杖を失くしたことでパニックになり、特別じゃない自分をまだ肯定できていないことが分かる描写。そして友達が一緒に杖を探してくれたこと。
※この描写が無いと、みんなで『Wonder sea breeze』を歌っても異変がおさまらなかったという事実だけが残ってしまいます。
"特別な存在"としてではなく、友達として自分を助けてくれる人がいることをヨハネが実感する上で、『Wonder sea breeze』は非常に大きな意味を持つ楽曲となります。
また、これらはヨハネのアイデンティティ形成や『La la 勇気のうた』を生み出す大きなきっかけとなった出来事だと思います。
M13.ヌマヅやっさよいさ唄
マリ「みんな~お祭り楽しんでる~?」
ぼく「うお~~~(ここでMC!?)」
マリ「次の曲はみんなで楽しく踊りましょう~」
ぼく「(もうWsb踊ったが!?)」
\ヌマヅやっさよいさ唄/
まだ夏祭り終わってなかった!!
曲名が『ヌマヅぴっかぴか音頭』※11話参照 じゃないのがさらに面白い(そっちは別で存在する……?)
明らかに見覚えのある振り付けで、運営サイドも「初披露だけどまぁ踊れるやろ!」って思ってるのが面白い。
踊るの楽しかったです。
幽玄なる此の地へ
神々よ いざたまえ
祈りの声 高らかに
言霊よ 天まで届け
半分懺悔ですが、初日ステージが上がって天に昇っていくマリがあまりにも小林幸子さんで、面白すぎて超笑いながら叫んでしまいました。神です。
この壮大なステージはマリ/にゃーちゃんしか務まらないポジションですね。
全員直立不動でマリを見上げているのも好きポイント。
※追記
ドラマCD『慈しむ心、また巡る今日』の話。
幼ヨハネちゃんと幼ライラプスがかわいすぎる。
ヨハネパパも登場。
周囲からは学者と呼ばれているものの、本人は頑なに冒険家と名乗っているそうで。
お父さんだって、いつかはビッグな冒険家としてこの名を轟かせることになる
この親にしてこの子アリ。似たもの親子ですね。
ヨハネが誕生日に買ってもらった占いセットも、元は「占いができればお父さんがいつ帰ってくるか分かる」という気持ちから欲したものだったので、実はかなりのパパっ子だったのではないでしょうか。
さて、この話では現代のヌマヅに伝わる『ヌマヅぴっかぴか音頭』の発祥が『ヌマヅやっさよいさ唄』であり、元々は魔王族に伝わる唄だったことも明かされています。
魔王族であるマリのソロがあったのも頷けますね(ここまでちゃんとコンテキストがあると思わなかった)。
アニメ本編では描かれなかったけど、幼少期に友達ともパパともお祭りに行けなかったヨハネが『ヌマヅやっさよいさ唄』を友達と踊れたと思うと、一気に泣き曲になっちゃいますね。
もう一つ重要なのがヨハネパパのセリフ。
君が生きるのは昨日でも明日でもない、今日だ。
今この現在、君がどこで何をしていたって、必ずどこかで君のことを想って応援してくれる人がいる。
ヨハネが僕のことをそう思ってくれているようにね。
アニメ最終回の『今日も、今日を生きる』の原点でもあるセリフですね。
ハナマルがヨハネを応援していたことが彼女の力になっていたことは言わずもがな。少なからず、この言葉もヨハネの奥底で力になっていたのかなと思います。
M14.好奇心ジャーニー
ルビリコかわいいソング。
Tell me now, tell me now キミの事
わたし?フェアリー?聞きたいのはどっち?
かわいいんだけど、強火感情が垣間見える歌詞が好きすぎる。早くドラマCDを聴きたい。
\せーの!/
野太い声しか出せなくてすまない。
本当は可愛い声でせーの!って言ってあげたかったよ。
Cメロ前間奏で腕をぴょこぴょこしてるのもかわいかったですね。
※追記
ドラマCD『接近!好機?心の旅』の話。
時系列的にはお祭りの後。ヨハネが充電中の時期です。
「リコちゃんがルビィと仲良くしてくれるのは、ルビィが妖精族だから?その……調査対象だから?」
まだお互い気を使い合う距離感の中、妖精族の話になった途端にぐいぐい来るリコちゃんに問いかけたセリフ。
ルビィは少なからず妖精族と人間の壁を感じているようでした。
それは人間の暮らしに馴染むために長年努力してきたダイヤの姿を見てきた背景もあり、姉へのリスペクトに反比例して自分に自信を持てないことも一因だったのかなと思います。
実際、マリも種族の違いでふさぎ込んでしまった過去があるので、幻日の世界では種族の溝は思いのほか深そうです。
話は戻りますが、このルビィの問いに対するリコの回答が、「妖精族としてではなくルビィ個人を知りたい」というありきたりな返しではなく、「妖精族のこともルビィのことも知って、それらを伝えていくことで誰かを笑顔にしたい」というリコの考えを開示してくれたのが良かったですね。
妖精族と人間の壁を感じているルビィにとっても嬉しかった言葉だと思います。
リコが学者としても1人の人間としても成長していて、人見知りのハーモニーがもたらした影響がルビィにも伝わっていました。
笑顔にしたい"誰か"が、ヨハネを含むリコを想う人たちになったことは、まぎれもなくヨハネのおかげですね。
あとルビィの『好奇心ジャーニー』の鼻歌かわいすぎね。
M15.Forever U&I
パフォーマンスの感想に先んじて、このあたりのアニメについて軽く整理していきます。
ヨハネ「何かが足りない気がしてた。ライラプスが大事に持っててくれた私のもう半分。」
ライラプス「いつか返さなきゃって思ってた。ヨハネが一人前になって、私が必要じゃなくなって。」
幼少期のヨハネは、ライラプスを自分の"居場所"として、共に過ごしてきました。ヨハネと出会うまで1人ぼっちだったライラプスも、"ヨハネが一人前になるまで見届ける"という役割を得て、ヨハネに自分の居場所を見出していたのだと思います。
2年前にヨハネがトカイに旅立った時点で、ヨハネはライラプス以外の居場所を探し始め(=変化しようとしている)、ライラプスはそれを受け入れられませんでした。
1話を観ると、「トカイなら自分の居場所をがあるのではないか」と安易に考えた子どものヨハネと大人なライラプスのような構図になっていますが、この時点でも一人前に成長しようとしているのはヨハネの方です。
特別じゃない自分を肯定できなかったヨハネと、ヨハネが一人前になったら自分は必要なくなると思っていたライラプス。
だからこそヨハネがヌマヅの子たちと関わるのを後押ししつつ、ヨハネが一人前に近づくことに反比例して自分の役割が減っていくと考えたライラプスは、時折複雑な表情を浮かべていました。
ある意味、ライラプスの言葉が分かるままでは、ヨハネはまたライラプスに頼ってしまうかもしれません。それでは一人前とは言えないでしょう。
ライラプスはヨハネの最初の居場所であり、一人前になるために卒業しなければならない最後の扉になっています。
アニメ本編でも要所でヨハネがライラプスに頼るシーンが目立ち、自立し切れていないことを示唆する描写が多くあります。特に初対面の人と出会うときにはライラプスがいない時に不安な様子になってしまうことがほとんどでしたね。
また、9話の様子を見るに、ライラプスがヨハネのいないヌマヅで過ごした2年間は、彼女がヨハネ以外の人達と関わる時間であり、ヨハネがアニメ本編で辿った道と重なるのかもしれません。
手を離しても心が繋がってる
ヨハネが教えてくれた
ヨハネが自分の在り方/居場所を見つけたことで、ライラプスもまた、"ヨハネが一人前になっても自分の居場所はここにある"と思えたことが、幻日のヨハネで示されたもう一つの答えではないでしょうか。
12話のタイトルは「さよならライラプス」ですが、僕は別れの話ではないと思います。
さて、『Forever U&I』の感想に入りますが、この曲は小林愛香さんが本当にかっこよかった。ヨハネとしては勿論、特にこの1曲はコンテンツを背負って歌うような気迫を感じました。
ここまでのライブ・幕間映像で練り上げられた時間ごと全て乗せたようなパフォーマンス。またどこかでこの歌が披露されることがあっても、今回以上のものは無いような気がします。
夢見る少女(テ・キ・ナ)から、覚悟を持って変化を受け入れたヨハネ(Forever U & I)までを完璧に歌い分ける小林愛香さんが本当に凄い。
このライブ中で一番好きな歌になりました。
正直、どこが良かったとか言葉で表すのが烏滸がましいのであまり細かく言えることが無いのですが、とにかく3日間圧倒されて「すげぇ~……」と思って鳥肌立たせていました。
テイストは違うものの、『Far far away』同様に全身でヨハネを表現している印象が強く残っています。
キセキと共に
キセキと生きるから
いつだって平気よ
もう一人じゃない
ヨハネとライラプスがそれぞれ自分自身の在り方を見つけたことで、敢えて「もう一人じゃない」と言えるところ。
「さよならライラプス」の楽曲でこの歌詞が使われるのが素敵です。
終わることのない物語を始めよう
終わることのない物語とは、変化していくことそのものを指していると考えられます。
またアニメの話に戻ってしまいますが、これは直前のライラプスのセリフからも読み取ることができます。
どんどん変わっていくヨハネを見てて思ったんだ
この世界で"変わる"ってことだけが、永遠に変わらないんだなって
"特別である"ということに自分の存在意義を委ねない、変化していくことを恐れない。それらを学んだヨハネだからこそ歌える曲になっています。
ヨハネママからの宿題である「自分にしか出来ない楽しくてたまらないこと」とは、特定のゴールを指しているのではなく、自分という人間の在り方そのものを指しているのではないでしょうか。
仮に特定のゴールに辿り着いたとして、それは物語の終わりを意味します。
ヨハネ「もうできたし、お母さんからの夏の宿題。みんなで歌って楽しかった。以上。」
ライラプス「それが本当にヨハネにしかできない、楽しくてたまらないこと?」
ライラプス「じゃあ宿題も済んだし、トカイに戻る?ヨハネには音楽の道に進む夢があるんでしょ。」
ライラプス「ヌマヅに戻ってきて友達を作って、色んなことを学んで、女子会も仕切って、夏祭りの歌も上手くいった。それでこれからは?」
ヨハネ「どうするって…せっかくみんなと仲良くなれたし、このままヌマヅで占い師兼歌い手ヨハネとしてのほほ~んと…」
ライラプス「本当にそれでいいの?」
夏祭り時点のヨハネは、異変を解決するということを一つのゴールだと考えています。
ですが、異変を解決することとヨハネの存在意義とはまた別の問題です。だからこそ、ライラプスは「本当にそれでいいの?」と問いを投げかけています。
※前述した通り、『Wonder sea breeze』には、"特別じゃなくても自分を助けてくれる友達がいる"という事実をヨハネが感じられることに大きな意義があります。
最終的にヌマヅに残るという結論は、夏祭りが終わった時点でも最終話でも変わらなかったかもしれません。
しかし、その結論が自分自身の生き方を決めた上でなければ、お母さんからの宿題を達成したとは言えないでしょう。
今日も、今日を生きる
これが終わることのない物語そのものを表した言葉であり、ヨハネが自分の在り方を見つけ、変化を恐れずに進めるようになった証だと思います。
この結論こそが、お母さんの宿題の本質になります。
M16.La la 勇気のうた
異変に襲われるヌマヅの幕間から。
カナン「(トノサマは)また私が直すんだから!」
トノサマが動かなくなって落ち込んでいるカナンが気丈に振る舞う姿が健気でちょっと泣いちゃう。
全編通して異変で直接ダメージ受けてるのがトノサマだけでかわいそう笑。
ヨウ「いつだって力になる!」
カナン「力仕事だったら任せてよ!」
正直、毎回ここでちょっと面白くなっちゃう。ガチでパワーで全てを解決しようとしているのか力仕事の定義が広すぎるのか。
余談ですが、ドラマCD4巻でソフトボールの話をしている際に「トノサマが最大出力でフルスウィングしたら原地区(沼津駅から約7km)までかっ飛ばせる」という趣旨の発言もあったので、カナンがかなりパワー型の思考であることが分かります。
楽曲の方ですが、ある意味一番演出が気になってたんですよね。
アニメではかなり尖った演出だったのでどうなるのか。
La la la La la la
心に咲いた
このイントロから映像でステージ爆誕。超いい演出です。
正直ライブ前は、アニメ再現で2番終わりの間奏でヨハネがシャボン玉に包まれて宙に浮くんじゃないかとか、会場中で「ヨハネちゃん!ヨハネちゃん!」と叫ぶイベントが発声するんじゃないかとか、色々考えてたんですけど、杞憂でしたね。
こういうのでいいんだよ。
シンプルに歌とダンスがめちゃくちゃ良かったのであまり言うことがないです。
みんな良い表情していて、それも相まってめちゃくちゃ良かったです。
「長官の声もするっス!!!!」
※言ってません
M17.BLOOM OF COLORS
ヨハネ もうひとりじゃないね
絆で繋がってる
それがヨハネの魔法
ありがとう ヨハネ
DAY3だけ演出が変わっていて、ライラプスの声が聞こえた瞬間に2023年一番の絶叫と信じられないくらいの涙が出てきました。
キービジュアルに追加されるライラプス、モニターに映った小林愛香さんの両目から流れる涙で追撃。2023年で一番泣いた瞬間でした。
涙は止まらなかったけど、そんな自分が結構好き。いいよね。
昨日は昨日色
明日は明日色
変わっていくこと楽しめるようになったよ
これがヨハネとライラプス物語の中で見つけることができた答えの一つなので、二人で歌っていて本当に良かったです。
ヨハネをライラプスのもとに送り出す仲間たちの姿でまた泣いちゃった。
MCでもお話があったように、Day3だけ『BLOOM OF COLORS』のヨハネ衣装が変わってて、ライラプスと対になっていますね(スカートと袖の丈の長さがシンメトリーからアシメに変わってる)。
今日も、今日を生きる僕らで
約束のメロディー奏でよう
歌声は遠くへ どこまでも
この世界を優しくできる
Day2のMCで伊波さんもお話していましたが、落ちサビ前にヨハネに力を送るシーンでそれぞれメンバーカラーに照らされる瞬間が綺麗です。
Day3ではヨハネとライラプスの2人に光が当たっていてまた泣いちゃった。
『BLOOM OF COLORS』は、『Forever U&I』や『La la 勇気のうた』で描かれたことも含め、幻日のヨハネというアニメの全てが詰まっているような歌だと思います。
最後のドラマCDが該当する話になるので、楽しみ半分恐ろしさ半分で待っています。
この後の幕間アニメの話も続けます。
好きな場所で
大切な人たちと一緒に
楽しいことをする
以上!
詰まるとこ、これなんですよね。何事も。
これが一番大事だと思います。
ひとりぼっちだったヨハネはもういません
変わっていくこと 変わらないこと
ヨハネの生きる今日はこれから始まるのです
絵本の最後のページにヨハネの笑顔が映し出されるの、ずるい演出です(また泣いちゃった)。泣いてばかりだな。
ライブで改めて感じましたが、島本須美さんのナレーションがとてもあったかくて、幻日のヨハネというアニメに合っていましたね。
ここで絵本は閉じられ、ライブ本編は終了です。
※追記
ドラマCD『咲いた追憶、心の音』の話。
多くを語るのは野暮かもしれませんが。
山を登りながら昔話するヨハネとライラプス。
会話のリズムが微妙にかみ合っておらず、この時点でヨハネにはライラプスの言葉が聞こえておらず、時系列が12話の後『La la 勇気のうた』を歌う前のことだと分かります。
ライラプス。もう一度だけ、勇気を私にちょうだい。
こんな私だけど、何かが見えそうなんだ。
もう一度、もう一歩を踏み出す勇気を。
もちろん。ヨハネの力になることは私のただ一つの願いだよ。
ライラプス……
ありがとう、ライラプス。
ライラプス。私、もうひとりじゃないよ
絆、なんて言うと、やっぱりなんか恥ずかしいけど
繋がっているのが今は分かる
目には見えない心、耳では聴こえない音。心の音。
ヨハネ もうひとりじゃないね
そう、絆で繋がってる
それがヨハネの魔法
言葉は聞こえていないはずなのに、心が通じ合って会話をしている。
ヨハネがヌマヅで出会った友達を思い浮かべると同時に、ライラプスとの繋がりを強く感じているシーン。
本作のテーマの一つでもある、心の音を象徴する会話だと思います。
『BLOOM OF COLORS』自体もそうですが、ドラマCDもヨハネのこれまでを全て振り返るような話で良かったです。
これでドラマCDは最後になります。
幻日のヨハネは、総じてBD曲とドラマCDの内容が本編と深く結びついていましたね。
アンコール~MC
本ライブではアンコール後に初めてMCが入りました。
ここまで一切演者としてのMCを挟まなかったので、一気に現実に戻ってきた気分です。
隔日好きなところを抜粋。
Day1
▼逢田さん
皆さんの声援と歌の力のおかげで今日もヌマヅを救うことができました!
明日も明後日もみんなでヌマヅを救ってくれますか!?
そういう話!?
またしてもヌマヅを救ってしまった……。
▼きんちゃん
初日のすごく好きなところは、皆さんの新鮮なリアクションをいただけることで…
(中略)
配信って素晴らしいけど、2日目からみんな知った顔になっちゃう!
…からみんなに宿題。明日からも「えぇー!?」ってリアクションをしてくれますかー?
3日間でセトリが変わらないライブなので、これをきんちゃんが言ってくれたの良かったです。えらすぎ。
▼諏訪ななかさん
ルビィバイクに乗る諏訪ななかさん。毎日やってましたが超楽しそうでした。ちなみにアーカイブには映っていませんが、初日はヨウチカもバイクやってました。ありがとうございます。
ルビィバイク乗せてもらった🏍🧚♀️🪄︎︎⋆゚#yohane pic.twitter.com/QjDq9lwsbm
— 諏訪ななかofficial (@suwananaka) December 18, 2023
Day2
▼にゃーちゃん
MCに登場するペラピー。
かわいい。そういえば地元愛祭り2023でオタクがウミウシちゃんになるコーレスとかあったな。
▼諏訪ななかさん
またしてもルビィバイクに乗る諏訪ななかさん。Day1よりノリノリ。
流れでリコバイクに乗る小宮さん&伊波さん。
降幡「バイクの座が脅かされようとしている…」
諏訪「私はトノサマ持ってたんだけど、みんな今ルビィ(肩乗せぬいぐるみ)持ってるじゃん。いつかみんなもあのトノサマが……手に入るかもしれない」
鈴木「いいなぁ、じゃあウミウシペラピーも……」
諏訪「ウミも、出てくるかもしれない。……ウミのことは本当に知らないんですけどw」
諏訪「(ミニ)トノサマの上に輪っかがついていたから。この輪っかから何か……」
小宮「これ(バイクのポーズ)じゃない!?」
斉藤「これじゃない!?じゃないよw」
小林「トノサマも乗れるの?w」
諏訪「トノサマはバイクにはならない」
▼きんちゃん
小宮「今日GIRLS!!で歌ってる時、最後本当にのっぽパン食べてたよね?」
高槻「食べた食べたw」
小林「食べちゃダメって言われてたのにー」
高槻「えっ」
逢田「えっ」
伊波&斉藤「りこちゃんも食べてたー(告発)」
あんしゅかの告発で超笑った。
Day3
▼全体MC
ハートを作るチカダイとハートを割るヨウ。
からの、ヨウダイハート。
それをカチ割るチカ。
マジで、今回ヨウチカどうした?
▼日笠さん
日笠さん登場。
日笠さんの"愛香"呼びが好きです。多分アニメ最終話の上映会で呼んだのが初かな?
小林「『BLOOM OF COLORS』は、実は9人の歌ではなくて、ライラプスを含めた私たちみんなの歌」
ライブ初日が初発表の曲で、公式情報が無いまま3日目にこの演出やってくるの本当に天才的です。
この後、一人一人の挨拶で、みんな小林愛香さんへの言葉を投げかけていましたね。全日共通なんですけど、小林愛香さんはずっと喋ってる人の方を身体ごと向いてるんですよ。いいですよね。
▼伊波さん
特に伊波さんの言葉が心に残っているので、丸ごと抜き出します。
ラブライブ!サンシャイン!!のスピンオフ作品ということで、幻日のヨハネであいきゃんとヨハネちゃんが背負ってくれたストーリーでございましたけれど。
ラブライブ!サンシャイン!!とAqoursって、すごく、まぁ時間大分ね、一番最初から応援してるよって人もいると思うんだけど。
長い歴史の中で劇場版とかも一回終わって、彼女たちのストーリーがひとつ心の落ち着きを持った中での、最新作ドン!みたいな感じだったじゃないですか。
その流れで背負ったストーリーって、とっても重かったし大きかったと思うんです。その中でここまで満面の笑みになってくれたことが、良かったなぁって思います。
みんなで彼女の笑顔を誇らしく、ステージ上で花を咲かせられたことが本当に幸せなことだなぁと思います。
これまでを応援してくれた皆さんがあってこその「幻日のヨハネ」だったと思うし、ヨハネちゃんが思いっきり素敵なパフォーマンスをしてくれたからこそ、コレがあるね。
リーダーとしてサンシャイン!!を牽引してきて、その重みを知ってるからこその言葉だと思いますし、伊波さんは本当に良いこと言いますね。。。
僕らの言いたいこともひっくるめて代弁してくれた気がします。
▼きんちゃん
幻日のヨハネという作品が本当に大好きで…
きんちゃんのMCで、この一言が最初に出てくるの嬉しかったです。
キャストが作品を大好きと言ってくれるのはファンとしては本当にありがたいですね。
▼諏訪ななかさん
諏訪「今回は本当にきゃんが本当にヨハネとして頑張ってくれて……楽屋でもヨハネっぽかったよねw」
小林「ちょっと言わないでよ!」
中略
小林「……いいよw」
諏訪「なんかwwきゃんがww帰る時にwwリュックからww」
降幡「もう笑っちゃってるじゃん」
諏訪「wwwwww」
諏訪さんが笑いすぎて喋れなくなり、小宮さんがバトンタッチ
小宮「今回ケータリングのところに私たちの大好きなぬまっちゃがたくさんあって、みんなで合間とかもいっぱい飲んでて…」
小宮「帰り際にきゃんのリュックから洪水のように水が垂れてて」
諏訪「wwww何があったんだろってwwwしかもその前もポケットが濡れててww」
諏訪「なんでポケット濡れてんだろって思ったらぬまっちゃが零れててwww」
笑いすぎて喋れなくなっちゃった諏訪さんが良すぎました。
これが僕たちが感動を噛みしめているDay1の夜に起きた惨事なのおもろい。
今回諏訪さんのMC全部おもろかったな。
諏訪ななかさんが楽しそうなのは良いライブの証。バロメータなんだよね、すわは。
▼あいきゃん
小林「最後にひとつ、お願いをお願いします!」
8人「お願いをお願いw」
小林「みんな、ぎゅーして!」
9人「ぎゅ~~~」
ぎゅーがパワーすぎて輪からはみ出る小林
小林「あーっ!ここです私ここですー!」
鈴木「潰れちゃう潰れちゃうw」
高槻「え?持ち上げる?」
降幡「胴上げ!」
小林「え!?違う違う!」
ワーッショイ!ワーッショイ!ワーッショイ!
小林「違う違う!あーこうなっちゃったー!」
小宮「やっぱパワー型だからね、胴上げになっちゃうよね」
小林「なんかもっと、かわいい感じになるかと思ってたけど…ww」
斉藤「ないないないそういうのは!ごめんね~なんか~」
こう、締めが"らしくて"超良かったです。
おばあちゃんになってもこれをやっててほしい。
EN1.キミノタメボクノタメ
ぽぽーい!
『キミノタメボクノタメ』は幻日のヨハネのED曲ですが、サンシャイン!!/Aqoursにも大いに通じるものがある楽曲ではないでしょうか(一応Aqoursさん歌唱ですしね…)。
全体的に、8周年を迎えたAqoursだからこそ響く歌詞ですね。
アンコール後の最後の歌にピッタリで良かったです。
まんまる地球のこの片隅で
凹んだ夜に唱えた
↑アーカイブには映っていませんが、伊波さんがまんまるのポーズでぴょこぴょこ跳ねてたのがすこぶる可愛かったです(3日間上手だったので毎日見てた)。
100年経っても変わらずにいるよ
君のこと 君のこと
「大っ好き!!!」
落ちサビはヨハネソロから入るんですけど、2個目の「君のこと」でメンバー全員が一斉にヨハネを見て歌うんですよね。
会場中の「だーいすきー!」と併せて泣いた。幻日のヨハネが大好きです。
幻日のヨハネというアニメについて
各楽曲の感想はここまでになりますが、アニメと強く連動したライブだったので、こちらにも少し触れていきます。
硬い言い方をすれば、『幻日のヨハネ』はヨハネが自分自身の在り方を見つけ、アイデンティティを形成する物語だと考えています。
また、その描き方は繊細でリアリティがありました。
発達心理学的に、人間は12歳~22歳ごろの思春期・青年期にアイデンティティを形成することが課題とされています。
自分が何者であるのか、何をして生きていくのか、そんな自分は他人から認められているのか……それらを、他者との関わりを通じて学んでいく時期です。幻日のヨハネは、ファンタジー要素多めながら、そのアイデンティティ形成の流れをかなりリアルに描いた作品だと思います。
ライラプスとヨハネが鏡合わせの存在であるように、ヌマヅの人達もヨハネを映し出す鏡となっています。
チカやハナマルのように好きなことに居場所を見出す人もいれば、ダイヤやマリのように一族の誇りを持って生きる人もいる(マリは本編中に魔王族の自分を受け入れられるようになった)。
そんな様々な生き方を見てヨハネが自分自身のアイデンティティ/居場所を見つけていき、そのヨハネを受け入れてくれる友達も増えていく素敵な物語だと思います。
ヌマヅをあれだけ嫌がっていたヨハネが、ヌマヅの人達のおかげで自分の在り方を見つけ、最終的に友達と一緒に歌いヌマヅを救う。『歌と魔法と絆の物語』というキャッチコピーがピッタリですね。
アニメ序盤では仕事の話やら都会と地方の話やら、やたらリアルな話題が多くて話題になっていましたが、最終的にそれらも踏まえて自分自身の在り方/生き方など、人生で大事なことを伝えてくれるアニメになったと思います。
その中で、幻日のヨハネは『-SUNSHINE in the MIRROR-』の名を冠するだけあって『ラブライブ!サンシャイン!!』を感じられる点もあります。
全部、全部、全部ここにある
ここに残っている
0には絶対ならないんだよ
私たちの中に残って、ずっとそばにいる
ずっと一緒に歩いていく
全部私たちの一部なんだよ
ヨハネとライラプスが見つけた"言葉を交わし合えなくなっても独りぼっちに戻るわけではない"という答え、変わっていくことと変わらないこと、これらは『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』でAqoursが見つけた答えと通じるものがあるのではないでしょうか。
キャラクターだけでなく、物語が示すテーマからもサンシャイン!!を感じられるものだったと思います。
まぁ正直リアタイ時の感情の9割は「ヨハネちゃんかわいいねぇ、よかったねぇ~~~!!!!」に支配されているのですが。
ライブまとめ
ライブの話に戻りますが、今回はとにかく「幻日のヨハネLOVE…」「小林愛香さんすげぇ~……」「AqoursちゃんLOVE…」という感情が溢れた3日間でした。
僕がAqoursちゃん(仮)9人揃ったライブを生で見たのは5th以来だったのですが、本当にレベルが高く、ダンスに集中しても歌に聴き入っても楽しめました。
本音を言えば、円盤化した際に全部マルチアングルで観たいですよね。GIRLS!!はマジでお願いします。
各楽曲の感想でも表現の細かさに触れましたが、特に小林愛香さんは声優/アーティストという括りよりも"表現者"という言葉がしっくりくるパフォーマンスでした。
それを実現した膨大な練習量やこだわりの土台にあるのは特大のコンテンツ愛だと思うので、こういう人が中心にいるコンテンツを好きになれて幸せだなと思います。
また、今回は特に演出チームの凄まじい熱意とこだわりも感じられました。
小林愛香さんもSNS・FC・生放送などで何度もスタッフさんのサポートに言及していますね。
ヨハネと一緒じゃなきゃ、
— 小林 愛香 (@Aikyan_) December 17, 2023
みんなと一緒じゃなきゃ、
今日という日を生きれなかったよ。
全てに感謝。
スタッフさんの髪色もヨハネにしてくれてたり、ステージ上のマークが音符になってたり、照明やカメラもヌマヅからの差し入れもわたしたちの背中を押してくれてた。
全部全部、おっきな愛でした。
スタッフさんにも大感謝です。
本当に素敵なライブをありがとうございました。
今回披露されなかった『SILENT PAIN』と『Deep Blue』はまたどこかで聴きたいですね。
『Deep Blue』はゲーム『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE』のテーマソングとして使われていますが、ゲームをクリアすると楽曲の背景が分かるので、それだけでもプレイする価値があります。
『Deep Blue』を残したということは幻日のヨハネの続編や2ndライブをやる可能性もあるのかな~と期待していたり。
現時点での展開はゲーム(– NUMAZU in the MIRAGE –)以外続報がありませんが、何かしら展開していただけたら嬉しいですね。
それでは、今回はこのあたりで。
幻日のヨハネとAqoursに幸あれ。