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【 中略 葛飾納涼花火大会 総括 】

#1
最近の被写体撮影の流行に感じる事について。

#2
誰かと作り上げることの難しかしさ。

#3
自分の中で癒しから競争になりつつあるSNSフォトジェニック

【 葛飾納涼花火大会 総括 】

#1
自分の中で都会の雑踏が心地よく感じる周波数がある。

両耳を塞ぐ様に、只ひたすらに音楽を垂れ流し人垣を縫う様に歩いていく。憧れの柴又仲見世の馴染み深さは、根津の夕焼けだんだんを連想させた。

初の花火大会撮影ということで、
有料チケット企画含め、
当日まで緊張していた。
有り難い事に募集すると、何人か被写体さん方から声を掛けていただいた。

「正直自分なんて、
まだまだ選んでいただく側なのに」という違和感を覚えながら、当日の被写体さんを
こちらから選ばせていただいた。

当日を迎えるまで連絡を
こまめに取っていたものの、
当日を迎えて先方の体調不良。
自分としては、有事の際のリカバリーとして
他の方に依頼をしていなかった己の落ち度が顕著に現れて良い経験だと思っている。

勿論、今回の件で被写体さんには思い詰めて欲しくなんかない。
寧ろプロでもない自分の撮影に参加したいと思ってくれた事に感謝したい程。
それどころか、いただいたdmに綴られた彼女の申し訳ない。という文面から、 

被写体撮影における、初対面と撮影の同時進行から来る不安の無意識のストレスさという大前提を自分は見失っていた。

今の自分の現在地と禊を味わった感覚で
花火大会が終わる。
土手を歩いていた際、
浴衣を着た3人組の地元の高校生程の
年の子たちが自分を物珍しそうにみていた。

いざ声を掛けてスナップ撮影をお願いする自信など無かったが、
インスタ上での請負だけでなく、
地元の方を映し、リアルを切り取る。
そんな原点とも言える写真の楽しみ方への憧れをイヤホンで閉じた両耳で鳴り響く余韻とともに半蔵門線に揺られながら家路まで提げていた。

※あとがき
長々と拙い文章を読んでいただいた皆さまありがとうございます。
写真を撮り始めて振り返れば5年目、
まだまだ駆け出しの身で奮闘の記録を気ままに記していこうと思います。
昨今のSNSでのスナップ撮影の流行に溺れる様に、
今月に入り、被写体さんへの依頼と仕事の両立に板挟みになっていました。何度か撮影のドタキャンを食らい、フォトグラファーとして未熟すぎる出来事に面食らいながら、12,000円のチケット代をわざわざ買っていた自分が赤面していたのは、
花火の鮮やかさと自分への呆れのせいにしておきましょう。

今回は第一夜ということで、
後日#2を更新していきますので、物憂げな感じで
夜更けのお供になれたら幸いです。

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