文学フリマ大阪12の新刊
9月開催予定の 文学フリマ大阪12 の新刊(小冊子)、テスト本ができました。
タイトルは『オーラヴ王頌歌 厄介詩人ハルフレズのスカルド詩』。
前回の『ノルウェーとアイスランドのスカルド詩人たち』をさらに掘り下げた内容になっています。自己満足の塊みたいな本かも……
いや、1月の京都で資料系の本を読みたいと言ってくれた方がいらしたので、小説が出せない時はそっち系がいいかな、と思ったもので(言い訳)。
「ハルフレズのサガ」あらすじと、彼が仕えたノルウェー王オーラヴ・トリュグヴァソンの為に作った頌歌2篇(古ノルド語の原文と拙い日本語訳)を収録しました。全36ページ。
スカルド詩の原文はケニング(スカルド詩独特の比喩法)が多用され、それがまた複雑すぎてムズいので、北欧古典の権威、谷口幸男先生の論文や、英訳を掲載しているサイトのお世話になっています。
これから見直し&修正作業を行い(早速フォントのミスを見つけてしまった……)、8月に本番印刷予定です。