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アイスホッケーを見に行ってきた

今日はただの日記です。
カナダ7年目だか 8年目だかにして初めて!というか人生で初めて、アイスホッケーの試合を見てきました。タダで。
シャッチョが無料の当日券を持っていて、貴様行かんかと言われたものの、最初は興味ないしと思って「No」と言ったんですが、いや待てよ、タダだし、せっかくだから一度くらいは見ておいてもいいかも… と思い、とりあえず行けそうな知り合いに連絡したら、よし行こうとなったので、2枚もらってその日の夜に行ってきました。
会場は職場近くの競技施設?で、まあ小さいコミュニティなので「あ、あそこね」という感じ。ちなみに連番だったので、かわいいおじの隣の席でした。(実際行ったらかなり空席があったので、前後ナナメで座りましたが。お嬢さんらしきすごく感じのいい女子と来てました)

さて、見に行くことにしたものの、私は当然、アイスホッケーに対する知識がゼロだったので、ササッとググってみたところ、とりあえず

①プレイヤーは6人ずつ
②20分の試合が3セット

ということだけは分かりました。
思ったより短いな… と安堵。(何時間もあるようだったら、ダルいから途中で帰りたいなとか思っていた)

で、まあ実際に行ってどうだったかと申しますと…


めっちゃくちゃ面白かった! です。

いやー、自分がこんなに楽しめるとは思ってませんでした。
ぜひまた見に行きたい。タダなら…

まず、格闘技的な面白さがあるなと思いました。ものすごいぶつかり合いで迫力があるし、選手がバーン!と囲いの透明ボードにぶつかりまくるのも面白い(ひどい)興奮した選手同士がどつきあうのも「いてこましたれー!」という感じで面白い(ひどい)
あと結構ふつうに選手同士で押しのけたり、後ろから押したりするのね。しかしあんまりラフなプレイをすると、お仕置き部屋(違う)に入れられて、その間、選手の数が一人少ない状態でプレイしないとならないというルールもあるらしく、それも地味にオモロイ。

行く前に何人かから「パックの動きが速すぎて目で追えない。周りがワーッとなって初めて点が入ったことに気が付く」というようなことを言われてたんですが、まさにそんな感じでした。あの選手たちの動体視力ってホントすごいね。自分たちもすごいスピードで動きながら、あの小さなパックを常に追ってるって、ホントどういうことなのか。凡人なら目が回っちゃうよ。

(しかし、これは家族とか身内がプレイしてたら、ケガとかいろいろ心配でハラハラし通しだぜ… とも思った。そして動きが速すぎて目で追うのも大変だろうな… とか、余計な心配もしてしまった)

あと、こんなこと言うのは変かもしれないけど、選手が交代する様子もすげーカッコいいし面白いなと思って見てました。
全然知らなかったんですが、アイスホッケーって、試合を止めることなくどんどん選手を入れ替えるんですね。しかも何人か同時に。あれは一体どうやって指示を出しているのだろう。バッと3人くらいが控え?から飛び出してきてポジションにつくのがすげーカッコいい… と変なところで感動していました。あの瞬間だけ集めたダイジェストが見たいくらいカッコいい。

↓ 分かりづらい&これは一人だけだけど、14:44のあたり、白いのが一人、出てくるのが分かるかな… なんかこれはぬるっとして見えるけど、実際に交代する様子はスピーディですごくカッコいいんですよ…

あとこれも多分、私だけかもしれないけど、すごいハイスピードかつ迫力ある競技なのに、合間合間で、隅に行ってしまったパックを各選手がスティックでホジホジホジホジするのが地味にツボで、毎回笑ってしまった…

↓ これの10:50 あたりとか。テレビだから何やってるか近くで撮っててわかりやすいけど、会場だとひたすらみんなでホジホジしてるようにしか見えなくて笑ってしまう。

↑ ちなみにめっちゃ「スズキ、スズキ」と言ってますが、この Montreal Canadians に、Nick Suzuki さんという選手がいるのですね。ちなみに弟さんもホッケー選手だそうです。
(更に、「あの」David Suzuki 氏の遠い親戚?らしい)

それから、ゴーリーと呼ばれる、いわゆるゴールキーパーの装備がガンダムみたいでカッコいい。両足をクイッと曲げて守るのも、なんかかわいらしく、趣深い。

さらに、休憩中だけじゃなくて合間合間に盛り上がるような音楽がかかって会場がノリノリなのも良かった。爆音で音楽を聴く楽しさもあって、ちょっとライブ感とかそんな雰囲気もあるな、と思いました。特に自分の知ってる曲、好きな曲がかかるとテンションが上がる。
それから、休憩(各15分)が地味に長ぇな… と思ったけど、ちょっとした余興?とか、リンクの整備、ライティングを見てるだけでも面白かった。

試合自体は、地元のチームとケベックのチームの試合だったんですが、最初は 5:1 とかで負けてて、「おらが村のチームは弱いな…」と思いながら見てたんですが、だんだん点が入ってくるにしたがって周りも盛り上がり始めて、ああこういう一体感もスポーツ観戦の醍醐味ですねえと。
しかも自分たちのチームに点が入った時だけハデな演出があったりして、地元ひいきえぐ!と笑った。そういうものなんですかね?
やる気のない着ぐるみがウロウロしてたり、休憩中にリンクからTシャツ投げ込んだりと、子供たちもキャッキャうれしそうでした。
会場は老若男女まんべんなくいて(まあ白人がほとんどではあったけど)あー、冬の数少ない娯楽なんだなあというか。一人でふらりと来て、ビール飲みながら見てるおっさんたちもいて、なんか気軽なローカル感があり、とても良かった。

ちなみに、帰ってきてから大家さんに「ホッケー見てきたわ」と言ったら、パァァァアア… (*´▽`*) と笑っちゃうくらい顔が輝いて、瞳をキラキラさせながら「以前はよく見に行ったわぁ」「昔は全国でもチームが6つしかなくて、みんなすべての選手を把握してて…」と語り始め、カナダの DNAを強く感じました笑。
翌日、かわいいおじとシャッチョにも、めっちゃ面白かった!と言ったら二人ともうれしそうで、シャッチョは「また見たいか?」「ほなら、またチケット手に入ったらやるわ」ということだったので、もしかしたらまた見に行く機会があるかもしれません。

そして、↑ の動画探しつつ見てて、やっぱり目の前で生で見るような迫力や面白さはないけど、細かいところまで見られるとか、別の良さがあるなあと思いました。そして、トロントとか行って、もっと上手な()チームの試合を見るのもいいかもなあと。
今までスポーツ観戦とか全く興味なかったんですが、なんかハマる人の気持ちが少しわかったような気がします。ボクシングとかも面白そう… あと、相撲とか…?むかーしラグビーを見に行ったことはあって、それも面白かった…
興味なーいと思ってても、こういう機会があって、知らない世界の面白さを知れるのはいいですね… と思った一件でした。おわり。



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