【映画館マナー】前のめりは迷惑行為です
7月5日に投稿したポストが話題になって万バズりしました。
リプや引用に個別に回答していると全部は無理だし、そもそもX(Twitter)では流れてしまうので、読んで思ったことや、140字では書けなかった真意について、このnoteを使って補足します。
▼該当ツイートの紹介:
*何の話かわかっている人は次の章までスキップしてもOKです。
48時間くらいかけて90万インプレッションを超えて、いいね数は10,000を突破しました。私のTwitterは泡沫アカウントなのでまだ数えてるのですが、私が万バズしたのは、これで3回目です。
アナリティクスを見た限りでは、ツイートに貼った博多座さんのYouTubeへのリンクは2,000回以上クリックされましたよ。ちなみに動画の再生数は約33,500なので、実に6%近くが私のツイートから観てますからね!(笑)
私としては、まだ気づいてない人に問題を認識させることが目標だったので、万バズしたのは大成功と呼んで良いと思います。なんせ泡沫アカウントですから。
▼類似ツイートの紹介:
ここまでバズった要因として、どうやら映画クラスターだけでなく、舞台やスポーツの界隈にもヒットしたというのが大きそうです。下記は、たぶん私へのエアリプなんじゃないかな?
いや、私のポストは投稿時刻から15分ごろでは全然回ってなかったし、しかも相互フォローでもない別界隈のアカウントなので、偶然の一致なのかしら。まあ、どっちでも良いんですけど。(笑)
重要なのは、見下ろしてる状態で、椅子に浅く座ると、後ろの人の視界を大きく遮るのは事実である、ということです。
そして、くり返しになりますが、観劇やスポーツでは実際に目の前に応援してる人物がいるので、前のめりになる観客が多いのだと私は推測します。その点、映画館では通常の上映回ではそこまでエキサイトする人は少ないのであまり見かけませんが、それでもたまにこういう気付かずナチュラルに迷惑行為をしてしまう人を見かけるのは、体験談として、事実です。
▼リプライや引用への回答:
まず、ほとんどが肯定的な反応でした。
「そうそう、わかる!」
「意外と知られてないから、リツイートして広めるね」
「知らなかった…今まで迷惑かけた人ごめん」
体感ではこれらで8〜9割くらいを占めました。
以降では、残りの1〜2割程度の投稿について、パターンごとにいくつか選んで回答を書きます。
●お尻や背中が痛い
まじめに回答すると、筋力低下が原因の可能性が高いです。ウォーキングやヨガなどで体幹を鍛えてみてください。映画以外の日常生活や健康面にも良い効果があるのでオススメします。
●おじさんと男子高校生に多い?
おじさんと男子高校生は体が大きい人が多いです。そして体が大きい人ほど、この迷惑行為は目立ちます。なので判断が難しいですね。実際は、体が小さめのおばさんや女子高校生も同じようなことをしているかもしれません。
ただ体が大きい人ほど被害者になる経験が減るので、自身の迷惑行為に気づきにくくなる気はします。
高校生は落ち着きがないとして、おじさんは暑がりだから背もたれを嫌がるという意見もありました。体脂肪が多いと体感温度が上がりそうですね。
●背もたれを使えない事情がある?
少しセンシティブな話題になりますが、これも事実だと思います。
映画館の椅子では《普通の人が普通にできること》として、その椅子に《基本的には背中をつけて2時間じっとしていること》を要求されていて、それができないならば、その席には座れないという考え方もできます。
要するに、普通の席に座るのが難しい車椅子ユーザーの人が、車椅子専用のスペースで映画を観覧するのと同じです。
背もたれを使うのが難しいことを、ご自身が抱えた《軽めのハンディキャップ》として自覚し、空いてる時間帯や場所など、後列に迷惑をかけない席を探すくらいの努力はしても良いのではないでしょうか。
私だって別に2時間全く動くなとは思いません。時々姿勢を変えたり、軽く伸びたりするのはありだと思います。そこは程度の問題なので、あなたがサイコパスでもない限り、各自で十分配慮できると思います。
公共の場で見ている以上、お互いに多少の迷惑をかけるのは避けられないので、大事なのは最低限の気遣いをしていますよーという姿勢が見て取れることだと思います。
●演劇界では常識
そもそも視界を遮ることを知らない人は多そうなので、マナームービーにあっても良いと私も思います。その場で知ったら、あ、少し気をつけよう、そう思うだけで十分だと私も思います。
へー、そうなんですか!こわっぴね。(笑)
●ヒトの本能的な生体反応かも?
全く同感です。
●劇場の形状にもよる
この指摘は正しいです。見上げる席では逆効果になります。
しかしこれまでの経験上、見上げる席では座る位置や姿勢はどっちでも大差ないことが多いし、基本的に映画館は見下ろす席の方が多いので、見下ろす席での対処法(前のめりは良くない)という知識があるだけで「他人に気づかずに迷惑をかけてしまうリスク」を減らせるから共有しています。
●IMAX、危険度マックス
IMAXシアターは上から見下ろす席が多いので、注意したいところです。
●劇場が悪い!(責任転嫁パターン)
これは、一見正論を述べているようで、実際は実現不可能な事例を引き合いに出して、対話を崩壊させている、一番悪質なパターンの意見です。
全部の映画館を改築するつもりですか?
そのお金はどこから?
改修が終わるまでどこで映画を観れば良いんですか?
今できる範囲で、何をするべきか考えよう、という話を私はしています。
「僕はわるくない!文句があるなら劇場に言え!」って、なんかまるで石丸伸二みたい言い逃れをしますね、この人。(苦笑)
●マナーハラスメントやめろ!
マナーを増やしてるんじゃなくて、もともとあるんだよ。(笑)
「映画館は絶対」って、なぜお前にそんなことがわかるんだよ。(笑)
「女は絶対」ってすぐに主語が大きくなるフェミニストかよ。(笑)
驚くべきことに、これを書いてるのが映画を制作してる人なんですよね。
1)まず、この画像は、他ならぬ劇場が作った動画のスクショだと、この人は理解しているのか?
2)この人は自分が作った映画を映画館でかけてもらったときに、後ろの席で見えない観客がいても、同じことを言えるのか?
その2点がシンプルに気になります。
参考のために、この人のTwitterプロフィールも貼っておきます。
この人が制作した映画は現状ではYouTubeで配信してるのみのようですね。それで映画館のことをあまり想像できないのか、それとも画面構図にあまりこだわりがないフィルムメイカーなのか(そんな奴が作る映画を観たいと個人的には感じませんが)、それとも下半分が隠れても平気な映画作りをしているのか?
理解に苦しみます。
●イヤなら前の席に座れよ!
これは「自分さえ良ければいいヤツ」に典型的な意見ですね。
仮に私が前方の座席を取ったとしても、私が前の席を取ったせいで真ん中より後ろになったお客さん同士でこういうトラブルが起きて欲しくないから…今後に私と同じ嫌な思いをする人を少しでも減らしたいから…こうやって知見を共有してるんですよ。
そこをわかってもらえないのは寂しい気持ちになります。
どうでも良いですけど、普通に座ってて見えなくなることを、「自分の不具合」って表現するって、ちょっと言葉として強すぎますよね。
●番外編(おもしろエピソード?)
少し考えてみたのですが、実はその女は普段から混んでる時は前方が隠れるから我慢するのは当たり前の人生を送ってきて、他人に声かけてまで視界確保しようとする人が信じられない、てゆうかアタシが我慢してるんだからオマエもしろよみたいな発想だったのかなと妄想しました。
負の連鎖よくないですね。
●番外編2(発想の転換)
この投稿をしたのはフォロワー数25.8万人の技術情報系インフルエンサー林信行さんです。なるほど椅子に新機能をつけよう、という提案をしたのは林さんだけだったと思います。やはり何某の界隈でトップランナーになる人の発想力は凡人と異なりますね。
後半の疑問点については、繰り返しになりますが、体が大きい人ほど目立つので判断が難しいですね。ただ体が大きい人ほど迷惑を被る経験が減るので、自身の迷惑行動にも気づきにくくなる気はします。
▼まとめ:
こんな感じで長々書いてきましたが、私が望むのは一人でも多くの映画ファンがこの現象を知識として手に入れることで、これ以上トラブルが増えるのを一件でも減らすことです。
願わくば、みなさんが良い映画館体験できることを。
(了)
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ「読んだよ」の一言がわりにでもスキを押していってくださると嬉しいです!