Episode3|桃鉄ドラフト会議に込めた想いの軌跡 〜Season3〜 Part1
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diversity & Inclusion
(昨今の人的資本経営トレンドに沿ったテーマ設定ではない)
桃ドラ1, Season2と2つの大きな大会の主催を終え、期間としては半年ほど経った頃。2022年12月1日に桃ドラ3の情報をリリース。
懐かしのペライチ
(監督のみなさん、突撃インタビューありがとうございました!)
桃ドラ Season3の裏テーマは「Diversity & Inclusion」
桃鉄界隈に流れる多様な価値観を受け容れつつ、後に伝承していくための一大会としての位置づけ。良くも悪くも桃ドラは桃鉄の大会の中では注目度の高い大会であったため、「既存のブランドに傷は付けない方が良いかな」という前提は置きつつ、「固定観念に縛られず、ここ半年の実体験に裏打ちされた問題意識に基づいて、全く新しい大会形式を提起したい」という気持ちが先行してのSeason3開催だった。(拙者、先進的なアイデアや流行りものには目がない性格でして…)
そんなこんなで桃ドラSeason3は私の中での集大成であり、ひとつの「答え」だった。
「大会運営は一旦、これで一区切りにしよう」そう心に決めていた。
それだけにこの桃ドラ3に懸ける想いは過去いくつも主催してきた大会と比べても一際大きかったように思う。(感情の起伏のない冷たい人間だと思われていたかもしれませんが)よって、今の自分に出来ること・込められるものは全部出し惜しみせずに載せる気持ちで、納得のいくものを作り上げることを強く心に決めていた。
運営メンバーの卒業~優秀すぎた旧運営陣~
色んな理由からSeason3から桃ドラ運営メンバーを一新。元々Season2まで一緒に戦ってくれたメンバーの「卒業」に伴って、私の他に新規で2名。レイニーさんとけり。さんにお手伝いいただくことに。お二人には私からオファーをし、3人体制での桃ドラ3がスタートした。
元々、ルールメイキングやトラブルシューティング、全体統括を主に私が担当。画像制作やDiscordのサーバー管理、スケジュール管理、ドラフト選挙管理委員会等をメンバーが担当する役割分担でSeason2までは進めていた。Season3は各々の忙しさや適性を見極めつつ、基本は私の壁打ち相手として色々な観点からアドバイスをいただいた。(無茶振りにも応えていただき感謝!)
メンバーの卒業により何が起こったか。
「画像」「動画」「広報」…不在。
(天才たちの抜けた穴は想像以上に大きかったのである…)
そう。今まで運営として全幅の信頼を置いて頼ってきたメンバーが卒業してしまったため、全てを自分たちで1から組み立てる必要があった。画像編集、動画編集に強みがあるメンバーがいなかったので、私がクリエイティブについては全て担当することに。会社創業時のスタートアップの社長の気分を思う存分味わうことになったが、おかげさまで画像編集、動画編集が趣味になるくらいには好きになった。この経験が今の仕事にも生きている部分があり、その点にはとても感謝している。(ま、偉大な先輩方の背中を見て成長していったということで!)
実際戦闘力は10倍くらいになった(バキバキ))
当時の桃鉄界隈のトレンド
10ヶ月くらい間が空いたので、さすがに細かな要素が記憶から色々抜け落ちてそうですが…。当時抱えていた桃鉄関連の問題意識・トレンドについての私の認識はこんな感じ。
要因としては主に日程調整難航と大会乱立によるもの。(一部寝坊により待望のセッティングが流れるという悲報も…) 大会長期化による一番の弊害だと強く思っていたことが1つあって、「準決勝、決勝と勝ち進めば進むほど大会の注目度が薄れていく」こと。「あの大会、まだ続いてたんだ?」みたいな。とてももったいないなぁ…って思ってました。
これは基本的にはポジティブな変化として好意的に受け止め。3年と長期ミックスの大会が増えたことにより、桃鉄プレイヤー間の交流機会も増加。意見交換が盛んに行われ、特に3年主体のプレイヤーが「長期ちょっと勉強してみたいな」というマインドに切り替わりつつある段階。
3年と比較して、長期は一手損や「絶対に外してはいけない選択をミスる」ことで勝率がガクッと下がる(7年は特に勝てた理由を言語化しやすい)ここで厄介なのは、自分が勝てないだけならまだいいのだけど、「その一手の選択ミスが他のプレイヤーの勝敗にも大きく影響しうること」の罪が重くのしかかる場合があること。特に大会戦についてはプレイヤー間の見る目がシビアで、当事者間で「燃える」ケースが散見。
どっちの気持ちも良く分かるんだよなぁ。外部から見て他者批判をしている人を見るのも嫌、という意見も含めて。どのゲームタイトルにも言えることだと思うけど、「プレーの練度に大きな差がある状態」だと一緒にプレイしていても楽しめない場合って確かに存在する。(ずっとまめ鬼とだけ桃鉄してても張り合いがなくて楽しくないから)
長期の「先生」なるものも次第に登場したりして、「新しく長期に触れる方」、人によってはちょっと緊張しながらはじめての7年、はじめての8年プレイされていたんじゃないかな。私だって、今すぐに「桃鉄ワールドプレイして」って言われて、最善手選べる自信全くないよ…。みんなスタートラインってそんなもんだから、多少のミスなんて大目に見よう!って意見があるのは同意。ただ…それが桃鉄人生懸けてる大事な大会で、相手は桃鉄何千時間もやってる巷じゃ猛者とか言われてるような方で、それなのに被害を被るのが他でもない自分自身だったら、怒り心頭はグッとこらえたとしても…心は悲しい気持ちにはなるよな、、、って。
桃ドラでこの根深い問題が解決するとかは一切考えてなくて、常に桃鉄におけるこの手の問題については想いを馳せながら色んな配信を眺めたりしたよ、っていうお話。そして私は、結局のところ「割り切る」という結論に着地いたしました。他にもっと良い解があるのかもしれないけど、桃鉄においてはそれが一番長く楽しめるんじゃないかなと感じています。(昔はそう思えなかったけれど。今はね)
いわゆる過疎化。発売から2年以上経つタイトルだし仕方ない部分も半分。これは全然悪いことだと私自身捉えていなくて、スプラ、マリパ、パワプロ、大富豪、麻雀などなど、他のゲームであってもつながっていられる繋がりは何にも代えがたい財産でした。ゲームはしてなくても雑談回があったりして。楽しかったです。
ゲームは違えど、「桃鉄」っていう芯の部分ではつながっている感覚。
ちょっと休憩
桃ドラ3恐ろしや…
思いのままにつらつらと書いていたら本編に中々たどり着かないぞ…
ということで一旦ひと休み。
桃ドラ文脈で、
今ちょうど熱戦が繰り広げられている桃鉄ドラフト3.5について。
8チームの色んなドラマが展開されているんだろうな~と思いつつ、
色んな桃鉄大会の大会レギュレーションの読み解くのが好きな変人なので、いくつか独り言を。
①最重要種目は「ペア戦」
勝てば予選通過確率60%over (勝てば3ポイントなら…情弱なので見つけられず。2ポイントでも勝利が至上命題で最注目の一戦に)
②日程調整的に長期や全部盛りの各チームの主戦?上位指名?を当てようとしているカードが後半に集中しがち(後半戦を勝負所と踏んで日程調整ディレイ?)
→前半の条件が少ない場面で戦える選手は桃鉄プレイヤー冥利に尽きる(過度な条件戦は心を病む)
→桃鉄大戦争みたいな「超条件戦」になる可能性。終盤戦の種目:長期の場合は「修羅の道」
③8チーム2リーグ制だと2位"も"偉い 立ち回りが要求されている点は3リーグ制との違い。序盤から「2位で御の字」のチーム采配
もう一度だけ。ペア戦大事!!
それではみなさま、良い週末を。
Have a nice weekend!
Jipyeong
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