豊かな情報を広げる
おはようございます。今朝起きたら寒すぎて思わず暖房をつけてしまったじゃこです。
#暖房記念日
さて、
数学セミナー12月号を読むと、谷田部篤雄さんのコラム中に、NPO法人TECUM理事長の長岡亮介氏の言葉の引用がありました。
「情報伝達のパラドックス」という言葉を長岡さんがおっしゃっていて、要は「情報量に関して、小さければ小さいほど心に豊かな情報がひろがる」ということです。
ご本人は、「情報が少なければ少ないだけ、私たちが心でもってその情報の少なさを補う、そのような『能動性』が掻き立てられるからではないか」と考えています。
なるほど。。
数学の教師は、教える際分かりやすく丁寧に教えますが、それは生徒にとって情報過多になってしまう。
結果的に自分の頭でよく考えることはせず、教師の(丁寧な?)説明を受けることで、分かった気になる。
そこには、教師から受け取る言葉を信じて受動的に学ぶ生徒の姿が見受けられることでしょう。
そうじゃなく、難しい問題だからこそ考えることが大切であり、情報が少ないからこそ、自分で考えなければなりません。
つまり、情報が少ないと、その情報を補完するような、創造性や理解しようとする思考が増えていくことになります。
自ら能動的に動くからこそ、心に豊かな情報がひろがっていくんだと。
この考えは、数学に限らず、いまの現代社会にも通ずる考えだと僕は思います。
いまの時代は情報がありふれすぎています。
ネットですぐ情報が得られるようになり、知らないことやふと疑問に思ったことはすぐ検索して答えがみつかります。
YouTubeにもオススメやらなにやら出てきますし、SNS上でも様々な情報があふれかえっています。
ちょっと疲れてきませんか?
僕の大学時代の友人が「いまネットとかスマホとかでいろいろなものが見れるけど、キャンプとかネットがつながらない環境に身を置くと日頃のうるささから解放されるんだよね」と言っていました。
たしかに!
常に何かにつながっていることで、ついつい何もないけど携帯をさわったり、音楽を聴いたりします。
ありふれ過ぎた情報の渦の中に身を置いていることで、自分の心が豊かになる方向と真逆の方向にいっていることに気がついていない。
けど、それが遮断された世界は、とても静かで、雑音がない。
自分のことを考えたり、普段はしないような一人語りをはじめたりできるかもしれません。
自分と向き合う。
必然的に自分と向き合う環境があることで、自分の心の中の情報を広げることにつながります。
こういうことが、(自分の中の)豊かな情報を広げるということになるのかな。
たまにはネットとはつながらない一日があってもいいかもしれません。
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大学の友人曰く、冬のキャンプは凍えるけど楽しいよ。とのことでした。
ではでは!
メモ:受ける情報を少なくし、心に豊かな情報を広げる
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