![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40346969/rectangle_large_type_2_be0432692ceac583c82a915f301a2fcc.jpg?width=1200)
触診のコツ①
臨床で療法士がまず実施する触診
前回は、その触診をなぜ学ぶべきなのか?を
整理してみました。
ぜひ、患者さん・利用者さんのために触診力を向上していきましょう。
では、その触診力をどう学んでいけばいいのでしょう?
今回からはそのコツについて整理していきましょう。
1 触り方をイメージする
触診で新人療法士が最も悩むことが
『違いがわからない・・・』です。
その違いをわかるために必要な要素が触り方です。
その触り方のヒントが解剖学のイメージです。
どうするのか?
まずは、下の写真をみて、PSISを触れるためにはどうすれがいいでしょうか?考えてみましょう。
2 触診が苦手な人の触り方
PSISの触診法として腸骨陵を辿り、PSISまで触れていく方法があります。
その場合の辿りかたが重要です。
触診に苦手意識を持っている療法士の多くが下の図の様に、
骨に対して並行に指を小さく動かし、触り分けをしようとします。
この触れ方では、腸骨陵しか触れていないため、
自分が触れているのが腸骨陵なのか?の区別がつきにくくなります。
つまり、触り分けのポイントは自分の手の使い方です。
3 わかりやすい触り方
では、触診ができる療法士はどの様に触れているのでしょうか?
それは、触診に苦手意識を持っている人の逆の触り方をします。
つまり、下の図の様に骨に対して垂直に大きく手を動かします。
こうすることで、腸骨陵と腸骨との境がわかりやすくなり、
自分が腸骨陵に触れているのか?の確認がやりやすくなります。
4 まとめ
触診で触り分けをする際のポイントは
自分の手の使い方です。
・触りたい部位に対して垂直に大きく手を動かす
これをしていただくだけでも、
触り分けが楽になります。
ぜひ臨床で意識されてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
-------------------------------------------------
追伸:
リハカレでは臨床教育機関として、臨床が充実して楽しくなるための様々な研修会を行なっています!
現地開催以外にも「臨床お役立ちコラム」や、「時間と場所を選ばず勉強できるWebセミナー」なども充実させていますので、勉強したい方はHPをのぞいてみてください♪
【リハカレ公式HP】
https://iairjapan.jp/rehacollege/