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整形外科テスト 〜頸部・脊柱編⑥〜
前回はイートンテストについて整理しました。エビデンスは低いですが臨床で使用する場面も多く、他のテストと組み合わせて問題点を抽出するテストになります。しっかりと臨床で応用していきましょう。
前回の内容はこちら
臨床1年目の教科書
今回は臨床で利用することの多いFFDの目的・方法について整理して行きましょう。
指床間距離(FFD:finger floor distance)
![](https://assets.st-note.com/img/1733355448-FBtPJWfkXMcnV0IQDLjRda9b.jpg?width=1200)
【目的】
ハムストリングスや腰背筋の緊張の確認
【信頼性】
FFDの測定は非常に信頼性が高いとされています。例えば、ある研究では、健常成人を対象としたFFDの級内相関係数(ICC)が0.96であると報告されています。
また、SLR(Straight Leg Raising)検査との比較研究では、それぞれの相関係数がR=0.485と低いとう報告がされています。
【検査方法】
肢位:立位(応用で坐位も可能)
手順:膝を曲げないようにし、体幹を前屈させ、下垂した指先と床の距離を計測する
【判定基準】
メジャーでの距離による効果判定も重要だが、脊柱の可動していない箇所にも注目する
まとめ
臨床では量的評価として利用されることが多いですが、注意点にある通り関通の可動していない箇所の目星をつけるスクリーニング検査としても利用可能です。しっかりと質的評価にも目を向けましょう。
その明確な目的を持つためにも整形外科テストを学んで行きましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。
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