食事で花粉症を根治する!「花粉症が治ったよ!」を読んでみた
高い薬代、ティッシュの山。おまけに今年はマスク品薄…。
花粉症にはつらい季節になってきました。
本書では、とある公立病院の食事療法を基にした、薬に頼らない花粉症の根治治療について書かれています。
Kindleで300円くらいで買えるうえに、マンガなので非常に読みやすいので、興味を持った方はぜひ読んでみてください。
※youtubeにも解説動画を上げていますので、ぜひ見てください!
◎花粉症治療
●一般的な場合
基本的にどの病気でも、「診療ガイドライン」に基づいて診察、処置が行われる。花粉症はガイドライン上では「原因ははっきりしておらず、治療も難しい」となっている。
→薬により症状を抑えるのが一般的な治療
しかし!
・薬を飲んでも完全に治るわけではない
・薬代もバカにならない
・眠くなる、鼻やのどが乾くなど、副作用もある
●本書の治療法
食事療法により花粉症を根治するもので、治癒率80%!
油に注目し、
・リノール酸(植物油)を避け、
・善玉油を取る
ことで炎症を抑える。
◎リノール酸を避ける
花粉症=炎症=過剰な免疫反応
× 花粉が大量だからひどい炎症が起こる
〇 大量なのは、体内の炎症物質!
炎症物質は、
リノール酸が体内に入る(主に植物油)
→アラキドン酸に変換
→炎症物質になる
というメカニズムで生まれる。
リノール酸を避ける=植物油を避けることで炎症物質が激減!
→症状が激減する!
現代人は、植物油の取りすぎ!花粉症は食源病!!
リノール酸は1日6g以下(サラダ油換算で大さじ1)が目安。
しかし、素材由来(野菜、米など)で5g程度入ってくる。
→植物油はとにかく減らす必要がある!
まずは、油の有無 >> 栄養バランス!
加工食品には特に注意し、原材料欄を見て
・~油
・マーガリン
・ショートニング
・ファットスプレッド
・乳等を主原料とする食品
に注意する。
◎善玉の油を取る
善玉の油は過剰な炎症を抑える!
DHA・EPA:魚油
α‐リノレン酸:しそ油(えごま油)、アマニ油
善玉油とリノール酸の比率は1:4が理想。
人によっては1:50になっていることも!
偏ったバランスを整えるため、まずは大きな変化が必要。
徹底的にリノール酸を減らし、善玉油を積極的にとる。
・1日2回魚を取る(缶詰でもOK)
特に青魚(さば、さんま、いわし等)
脂のってる系(マグロ、きんき、ぶり等)
・しそ油 or アマニ油を、中さじ1杯 朝昼晩取る
加熱してOK化は諸説あり
生でそのまま飲む、飲み物に混ぜる、おひたしなどに1たらし
加熱の場合は植物油の代わりに使える
(生メインで、植物油を避ける意味で加熱にも使うと良い?)
◎具体的な食生活
消化の負担となる
・卵(特に生)
・乳製品
・肉類
を避け、魚中心の食生活に(イメージは昭和30年頃)。
面倒な時は、かば焼きの缶詰+インスタント味噌汁とかでもOK。
(缶詰は伊藤食品の「美味しい〇〇」シリーズが本当においしくてオススメ)
外食の場合も、和食を基本に考えると無理なく実践可能。
(寿司、そば、うどんなど。ファミレスでもなんとかなる)
・天ぷら
・いなり、油揚げ
・洋食ナイズされたもの
には注意!
・コーヒーゼリー
・あんみつ
などなら、デザートもOK(アイス、生クリームは抜くこと)
◎症状が治まったら…
早ければ1週間、遅くても1か月以内で効果あり。
症状が治まったら、制限を緩やかにして自分のリノール酸許容量を把握する。
・善玉油の摂取量 しそ油を1日1回に減らす
・控えていたものを少しずつ食べてみる
→再度症状が出たら、食事を治療中のものに戻す。
→自分に合った油のバランス、許容量を見つける
(からあげは週1回なら大丈夫、とか)
興味がある方はぜひ本書も読んで実践してみてください。
私も去年の花粉シーズン終わりごろに本を読んで2週間ほど実践したところ、周りに比べると症状がマシだったような気がします。
(効果の出始めなのか、花粉の終息かは不明w 今年は最初からやります)
効果があった!などありましたらコメントいただけますとうれしいです。