アイヌの美しき手仕事
みなさんご機嫌よう。もーやんです。
本日は先月まで日本民藝館で開催されていた『アイヌの美しき手仕事』展に関する呟き。
はじめは、上野の国立博物館で偶然アイヌ展を見て興味をもち、その後行った民藝館でも偶然アイヌ展をやってて、フチの本を読んだ最近。自覚のないまま、アイヌの伝統文化に惹かれているみたい。。。
日本民藝館は駒場東大前駅にある、建物自体が有形文化財に登録されている博物館。
今回は、創設者の柳宗悦をはじめ、寄付者が収集したアイヌの人々の工芸品コレクションを展示しています。
○今も伝わる伝統と、守っている人
アットゥシという織物を取り上げても、木彫りの模様にしても、たとえ同じアイヌ民族であっても、地域によって模様が違い、込める意味も変わるという。
模様は学校で習うような教わりかたではなく、地元のフチ(おばあちゃん)やエカシ(おじいちゃん、長)達から手を動かし身体を動かして身に付けていく。
展示室前に設置されたテレビでは、伝統工芸を伝えるアイヌの人々のインタビューが流れてたの。
「うちの地域では、なんというかこういう感じなんですよね」という、一見ふんわりした回答。でもそこで、受け継がれるものってそういう感じなんだろうなぁ、と生活に根付いた文化を感じました。
○併設展も良い
民藝館の建物自体、とても素敵で見とれます。ついでに、併設展から回り始めた私はうっかり1時間くらい熱中。
併設展は、アイヌ以外に少数民族やアジアの工芸品を展示。壺とか螺鈿とか着物とか。
青磁とか焼き物をじっくり見たい。でも、西日がガラスに反射してよく見えない(/´△`\)
みなさま、太陽の動き要注意です!笑
あとは、展示室の火鉢に釘付け。冬には付くのかしら。。。ワクワク
手仕事展に着いた頃はへろへろ( *´艸`)笑
○作品集や文芸書も読み放題
大展示室には過去の発刊物や、今回展示されている作品集が置いてあります。
オーディオガイドの代わりに、じっくり読んで展示を存分に味わえます☆知らないおばあちゃんに「あなた、これ読むと面白いわよ」とオススメされ、二人で模様の意味について考えて楽しい( *´艸`)
○イクパスイの模様に魅了される
カムイ(神)に祈りを捧げる儀式で使われる、イクパスイ(木彫りの刀)。お酒を混ぜるためのものらしい。
アイヌの織物も素敵だけど、私が特に好きなのは木彫りみたい。ワイルドなもの、曲線が柔らかく美しいもの、個性があります。
コツコツと丁寧に彫る姿勢、さらに洗練したデザインを求める心、どれも感じる。
魚のウロコを模したデザインは人気だったようで、その彫りが上手なイクパスイは感動。
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