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風呂キャンセル界隈の正当性を調べてみた

🛁 1. 風呂は本当に毎日必要か

「お風呂、入った?」

仕事終わりにくつろいでいると、妻から毎日のように尋ねられる。

「あ、後で入るね!」

そう答えると、怪訝な表情。
まるで、風呂キャンセルが「社会的な絶対悪」と言わんばかりの反応です。

確かに、清潔に保つことは大切ですが、本当に毎日入浴しなければならないのか?

1日お風呂に入らなかった日のほうが、肌の調子が良いと感じることさえあります。

これは気のせいなのか、それとも何か科学的な根拠があるのか。調査してみました。

🛁 2. 風呂キャンで肌の調子が良くなる

お風呂に入らない日の翌日。

肌がいつもよりしっとりしている。乾燥肌なのですが、1日入浴を休んだ日は、肌のカサつきが軽減されているように感じます。

「入浴を毎日行うと肌に悪影響なのでは?」

最適な入浴習慣は、「外出する日、外出した日は、必ずお風呂に入る」「家にこもる日は無理に入らなくてもよい」というバランスなのではないか?

この考えを妻に伝えると、「は?何を言っているの?早く入って!」とすぐに否定されました。

🛁 3. 風呂キャンのメリット

個人的な体験を踏まえ、実際に毎日入浴することが必要なのか、過去の研究を調べてみました。

① 皮膚科学:「過度な洗浄は肌に悪影響」

皮膚には「皮脂バリア」と呼ばれる保護機能があり、外部の刺激や乾燥から肌を守っているそうです。毎日石鹸を使って体を洗うことで、この皮脂が過剰に取り除かれ、肌の乾燥や敏感肌の原因になることが指摘されています。

東京ガス都市生活研究所の報告によれば、入浴によって皮膚の血流が増加し、老廃物の排出が促される一方で、過度な洗浄は皮膚のバリア機能を損なう可能性があるとされています。

また、湯船に長時間浸かることはリラックス効果がある一方で、肌の水分を過剰に奪い、乾燥しやすくなることが示されています。

② 免疫学:「適度な汚れは健康に良い」

「衛生仮説」は、過度な清潔志向が免疫系の発達を妨げ、アレルギーや自己免疫疾患のリスクを高めるという考え方だそうです。

2022年の研究では、適度な微生物への曝露が免疫系の適切な発達に寄与し、過度な洗浄がそのバランスを崩す可能性があると指摘されています。

この研究を踏まえると、「常に完璧に清潔でいることが健康に良い」とは限らず、ある程度の皮膚常在菌を残すことが免疫力向上に役立ちます。

🛁 4. 風呂キャンのデメリット

当然、「風呂に入らないことで健康リスクが高まる」という研究もあります。

① 体臭のリスク

汗や皮脂が蓄積すると、皮膚常在菌による分解が進み、体臭の原因となることが知られています。(東京ガス)

特に、ワキや足などの部位は細菌の繁殖が進みやすく、臭いが強くなるため社会的に死にます

② 皮膚病のリスク

皮膚科の研究では、風呂に入らないことで皮膚のターンオーバーが乱れ、吹き出物や炎症のリスクが高まるそうです。(東京ガス)

汗をかいた後にそのまま放置すると、湿疹やニキビの原因になります。これも当然だよね。

③ 睡眠の質の低下

入浴には体温調節を助け、睡眠の質を向上させる効果があることが分かっています。

就寝前の入浴は、体温を上昇させ、その後の下降によって自然な眠気を促進するため、快眠をサポートする重要な習慣です。(Core.ac.uk)

🛁 5. 最適な入浴習慣とは

最新の研究を踏まえると、合理的な入浴習慣は以下のようになります。

✅ 毎日石鹸で過度に体を洗う必要はない(皮脂バリアを守る)
✅ 外出する日、外出した日、汗をかいた日は、しっかり入浴する
✅ 肌の乾燥を防ぐために、シャワーで済ませる日を作る
✅ 快眠のために、ぬるめのお湯に浸かる

何日もの風呂キャンが正当化されるわけではなく、入浴の仕方を適切に調整することが健康維持に最も効果的、という結論になります。

🛀 6. 終わりに

お風呂、入った?

妻に言われ、私は湯船に浸かりながらこの記事を書いています。

風呂めんどくさい。でも気持ちいい。


読んでいただき、ありがとうございました。
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