人をワクワクさせる話し方
人一倍、「声」に対する感じ方が強いほうだと思うんだけど、声に感情が乗る人とそうでない人は割と誰でも聞き分けられるんじゃないかな。
声に感情が乗りにくい人は、ソーシャルスタイルがアナリティカルな人が多い気がするんだけど、それはまた別の機会に。
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最近転職した友だち2人が、退職理由に似たようなことを挙げていた。
曰く、
「会社のミッションにワクワクできなくなった」
「組織が目指す戦略は分かる。でも、その結果たどり着く未来の絵が見えない」。
よく、会社の目指す方向と個人のWill(やりたいこと、なりたい姿)がつながっていると、エンゲージメントが高まる、みたいな話を聞く。
要は、自分が○○になるには、この会社にいると叶うぞ、と信じられている状態というか。
でも、会社が目指す方向が大きく変わることは少ないとしても、足元の戦略は状況によって変わるのが当たり前。だから戦略じゃなくて、会社の目指す方向性にワクワクできたほうがいいんだろうな、と思う。
リクルートもそうだったけど、今の会社も個人のWillを尊重される会社だ。ただ、上長がWillを尋ねすぎると「Willハラスメント」と言われる。略して、Willハラ(笑)。
いやーー、これ管理職の人たち、超無理ゲーじゃない? 個人のWillが分かれば、それと会社の方向性がつながっているんだよ、って示せるけど、聞きすぎちゃWillハラになるし、戦略も変わるし。
だからこそ、チームリーダーではなく、経営層が大きなビジョンを描いて、それをワクワクするトーンで語り続けることが大事なんじゃないかなー。
ただ、その「ワクワクするトーン」ってどうやって身につけるんだろ? 聞き分けはできるけど、身につけ方が分からない。ビジネス向けのボイトレとかで教えてくれるのかしら。
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とある役員が、めちゃワクワクする未来を、彼自身がめちゃ信じて、ワクワク語ってくれたのを聴く機会があったんだけど、やっぱ「よーし、やるぞ!」ってなったんだよね。いや私が単純なだけかもだけど。
で、ワクワクした語り方ではなかったけど、先日社長がとあることに対して「めちゃくちゃ悔しい」「だからこそ、絶対に○○を達成する」みたいなことを話していて、そのときも「やったるぜ!」って胸が熱くなったのよ。
私みたいなタイプばかりじゃないとは思うけど、トップが大きな未来を描いてワクワク語るとか、立ちはだかる壁(課題)とそれを絶対に超えてみせるという強い決意を伝えるとか、めちゃくちゃ大事なんだろうなーと思った。
そのことを友人に伝えたら、めちゃ羨ましがられたんだけど、うちに転職しないかな?笑
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