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アウトプットの機会で子どもは大きく伸びる|トンボのつぶやき 53

トンボのつぶやき 0053

子どもの成長にとってアウトプットはとても大切。

実際にあった話なのですが、クラスのある子どもが学校以外で塾や通信教育などで勉強をしている様子は全くないのに、とても成績がよかったのです。

もしかしたらお母さんが家で勉強を教えてあげているのかな?と思って、個人面談のときにお母さんに聞いてみたのです。

するとお母さんの返事は予想とは違っていました。お母さんが教えているのではなく、女の子がお母さんに教えてあげていたのです。

そのお母さんは子どもの頃から算数や数学が大嫌いで苦手だったとのこと。
でも、娘さんが算数のテストで100点をとってきたのをきっかけに、娘さんにちょっとずつ質問したり、学校での勉強を教えてもらうようになったらしいのです。

娘さんにしてみたら、お母さんが喜んでくれるのでそのためならと、学校でも一生懸命に授業を聞き、お母さんに教えるためのノート作りを工夫したのです。

そんなことを続けているうちに、算数の成績はとても伸び、それだけでなく他の教科の勉強もどんどん伸びてきたとのいうわけなのです。

お母さんに教えるというアウトプットのおかげで、女の子の能力は大きく成長したのでした。

学校でならったことをどこかで、何かの形でアウトプットすることができたら、どんな子どもでも大きく成長していく可能性がありそうですね。

この本のいいところは、「こんなこともアウトプットだったのか」と気づかせてくれるところだとおもいます。

大人はつい大げさに考えてしまいますが、身近なところにたくさんのアウトプットの機会があるものなのだなと改めて感じました。

子どものアウトプットとしては、さきほどの女の子のようにお母さんに勉強を教えたり、弟や妹に教えることもできますよね。

家の中に教え合うような空間があったら素敵なことだと思います。

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