NRでリスニング素材作ろうぜ
Natural Readerというサービスを使って無料で自然な英語音声を作ろうという話です。授業中に作成することも可能です。生徒の英作文にフィードバックする際に読み上げさせるとか、嬉しそうな反応が見られます。
NaturalReaderオススメ!
オンラインサービスのNatural Readerを使って、オンライン上でメチャクチャ簡単に英語音声を作成できます!非常に自然な発音です。コツはWindowsを使ってMicrosoft Edgeでアクセスすること。Windowsに内蔵されているNatural音声が無料で使えるのでオススメです。
有料ならばAI音声とかプレミアム音声が使えますが、私には有料サービスに身銭を切るような余裕は一切ありません。これっぽっちもね!
操作方法
①アカウント作成
Microsoft Edgeを使ってアクセスしましたか?そうしたら、まずはアカウントを作成し、利用者登録してください。Googleアカウントとの連携も可能で簡単でした。下の画像がホーム画面です。右上のSTART FOR FREEをクリックすれば、登録画面へ移行します。
②文字入力画面へ移行
画面はこんな感じです。感覚的にわかるかと思いますが、真ん中の大きなテキストボックスにある英文をリーダーが読んでくれます。テスト用の文章が既に入力されていますので、試しに再生ボタン▶️を押してみましょう。
③読ませたい英文を入力!
教材で音声データがないものや、ふとモデルを聞きたいな、というものを入力してみましょう。ちなみに、私の場合は音声データがあるものも、いろいろな人の英語、癖のある英語を聞かせる機会を設けるという意味で、このサービスで作成した音声を生徒に聞かせるようにしています。
④音声を選びます
画面の上部に、人の顔がアイコンであると思います。こちらをクリック。
すると、音声を選ぶ画面になります。何度も確認しましたが、
WindowsのEdgeでアクセスすること
を守ってください。スマホやタブレットではダメです。WindowsでMicrosoft Edgeを使って進んでください。Macの場合は音声を追加すれば同様に自然な音声で読んでくれるかもしれませんが、試していません。Mac派の人やってみてください。(スマホやタブレットは別の記事で書きたいと思います。)
音声選択画面を確認しましょう。Chromeの画面には、以下のような音声の名前が並びます。AIやPremium音声は使用回数に制限がありますので要注意。Freeは無制限ですが、機械っぽいです。
Microsoft Edgeだと、下のような表示になります。
Naturalと書いてある音声は完璧とは言えませんがかなり自然です。変な区切りが入ることもあるのですが、気にしすぎるほどではありません。
⑤音声速度を調整
[ 1x ]のアイコンをクリックすると、速度を変えられます。生徒の習熟度に合わせて速度を調整してください。デフォルトは180wpm(1分間に読まれる単語の数)。ちなみに、共通テストの目安wpmは最高で150~160くらいです。
インターチェンジ効果を利用
用語が正しいのかは知ったこっちゃないのですが、「高速道路を降りるとついつい速度出しすぎてしまう現象」のことをインターチェンジ効果と呼ぶそうです。速読・速聴教材の紹介などでよくネタにされているアレです。
つまり、英語教材を最初は速い音声で耳を慣れさせ、ゆっくりな音声に切り替えて聴かせると、ついついゆっくりに聞こえてしまうという現象があるのです。
リスニングでも、最初は150wpmでディクテーション練習し、120wpmに落としてシャドーイング練習などすると、速度がガクッと落ちた感覚があり音声が非常にゆっくりに聞こえます。
Natural Readerは速度調整が非常に手軽にできるので、この効果を手軽に活用できます。ぜひ利用されてみてください!
英文素材はいくらでもある
ニュースでも、物語でも、twitterでも、たくさん英文素材はあります。私の場合はChatGPTに作ってもらった英文を読ませています。生徒とシェアしても著作権問題ないですからね!
ChatGPTで英語教材作ってみた
https://note.com/jadoeigo/n/n5c4e171d936d
あとは、生徒が書いてきた英作文をNRに読ませてみると、喜んでくれます。私は生徒に「書いた英作文は添削後、スラスラと発音できるようになるまで練習しなさい」と指導します。Natural Readerの音声をChrome Extensionで録音し配付。教員の前で整った発音でスラスラと言えるまでテストすることもあります。せっかく書いた文章ですから、大切に覚えさせたいと思っています。NR、いろいろ活用できます!ぜひ。