ガチガチ肩甲骨は”胸椎”を攻めよ! 〜神経生理から考える!〜

◆肩甲骨は『胸椎』?!◆ 〜神経整理の秘密理論〜
from 長島将太  @姪浜スタバより

ガチガチに固まって可動域がない『肩甲骨』。

→まわりの筋肉をマッサージをしたが緩まず。

→その場のマッサージでは筋肉が緩むが、翌日、戻ってしまう。肩の可動域は変わらない

こんなことをよく悩んでいる治療家に今日はお届けします。


まずは肩胛骨は、基本的に筋肉で支えられていますよね♪

・僧帽筋
・前鋸筋
・広背筋
・菱形筋
・肩甲挙筋

表層にも深層にもあります。

さて、実はこの筋肉の中でも肩甲骨の動きを特に強く制限しやすい筋肉が2つ。

それは『菱形筋』と『前鋸筋』です。

例えばこの『菱形筋』。

解剖的には『肩甲骨』と『胸椎棘突起』とを起始停止としている筋肉。 =肩甲骨は『菱形筋』を介して『胸椎の動き』と密接に関わっています!!

▷『胸椎の動き』を含めての治療→胸椎へのアプローチ

原因が他にもあるのであれば、局所だけを施術していてもこの治療方法を選択すれば当然、肩甲骨の弛み方がまったく変わってきます。

≪ここからが貴重な情報!≫
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さて、もっと大切な理論として【神経生理学】から考えてみます。

中枢神経の話しではなくて、「末梢神経の神経生理学」をオランダ徒手療法ではよく使います。

末梢神経は…
・運動神経
・感覚神経
・自律神経

…と、この3つに分けられ、相互に影響し合いながら非常にバランスよく機能しています。

たとえば、前述したガチガチ肩胛骨の原因として、胸椎との起始停止との関係で動きを制限する原因となりやすい『菱形筋』の運動神経は
「C5(頚椎5)」

ところで、菱形筋の局所循環を整えている自律神経は実は「Th5(胸椎5)」

「C5(頚椎5)」 ←→ 「Th5(胸椎5)」 の関係

この関係を知っていれば、考え方や治療方法の可能性や選択肢が広がります。

では、この関係を『ガチガチ肩甲骨』とどう係しているのか????



【神経生理】に興味のある方は是非、動画をチェックしてみてください。

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