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『チェリまほ』再放送第8話(2022.02.24)

冒頭のドギマギ安達が可愛くて笑えた。始まったばかりの恋。まだまだ緊張感が拭えない。安達にとっては初めての恋人だものね。触れればわかるけど、触れなければ黒沢の真意がわからなくてドギマギあたふた。何気なく言った言葉を恋愛巧者黒沢に思いもよらぬ方向にねじ曲げられそうになっても、どう抵抗していいかわからずあたふたする安達が可愛すぎる。覚悟していた恋の終わりが両想いという予想外の展開になって、黒沢は基本的にウキウキニコニコ。長年の片思いが実ったのだから、無理もないか・・・。

二人はデートに行くつもりだったけど、ちょっと予定変更になる。

話題は柘植先生と湊くんへ。

柘植と安達は、本当にお互いに信頼して必要とし合っている友達なのだと、8話を見て改めて感じた。互いに弱い部分を見せ、相談しあい、慰め合い、勇気づけあう。互いのよいところをわかっていて、相手が惨めな状況に陥ったとしても、心の奥底で見下したり馬鹿にすることなく、相手に対する敬意を払いながら大切に付き合っている二人。
私自身は最近人付き合いが極端に減って、本当にいてほしい友人とはどんなものかと考えることも時折あるのだけれど、柘植のような友人がいてくれたらいいと思う。
こういう人がほんの少しいてくれれば、それでいいのだと思う。

そして安達には、自分をずっと長い間見つめ続け愛してくれている恋人もいる。

信頼できる僅かの友人と温かい心を持った恋人がいれば、本当に恵まれた人間関係だ。

おしゃべりしたり食事をしたりはするけれど、表面的な付き合いしかできない”友人”的な人たちとの、お互いの胸の内の探り合いや噂話に翻弄され、相手のプライドの高さに気を使い続けるような関係は、自分の周りにいくらたくさんあっても疲弊するだけだし、孤独を感じてしまう。
本当に欲しいのは、柘植や黒沢のような存在。たくさんいなくてもいい。ほんの少しでいいのだ。

柘植は、一生懸命に何かに打ち込む人を絶対に馬鹿にしない人。自分もいろいろ失敗をしたり上手くいかない中でもがいてきたからこそ、人の辛い気持ちを分かり、簡単に批判したり馬鹿にしたり切り捨てたりしない。そしてその思いを、行動でも、言葉でも、必要とあれば伝える人。突然始まった思いもよらない恋に狼狽しながらも、逃げ出さず、正対する人。かっこいい。
あの喋り方も好きだなぁ・・・。安達に弱音を吐くときはフニャ〜っとなるけど(それもいい)、普段は割と硬くてちょっと古めかしいあの口調が大好き。何となく心地いい。

安達と柘植、黒沢と柘植が話すところをもっと見てみたいなぁ。黒沢と柘植ってどんな話するんだろう・・・。柘植のあの口調の喋りがもっと聞きたい!

今回は、安達と柘植が触れ合って見つめ合う(心で会話する)シーンが多くて面白かった。見てるこちらは心の会話が聴けるけど、撮影するとき無言で見つめ合うだけだろうから、さぞ不思議な感じだっただろうな・・・。