不条理と抵抗の文学としてのシャニマス~変わらない世界と届く想い~
・はじめに 私は今年の二月からシャニマスにハマりました。この3ヶ月余りで「薄桃色にこんがらがって」を始めとした色々なコミュを読み、その物語に惹かれたのですが、その理由の一つとして、シャニマスは悔しさに非常に寄り添ってくれる作品であるという点が挙げられます。
そのシャニマスにおける悔しさというのは自身の努力が公平な枠組み・価値観・ルールの中で評価されない状況で起こる事が多く、その上でその不条理な世界の枠組みの中で諦めずに戦うことにアイドルの輝きを感じるものでした。そしてそれは、