肩の痛みに自力で対処する方法
健康技は、予防医学初心者に有用なサイト
TwitterのUさんのtweetから知った健康技というサイトを、最近、よく見ています。
Uさんは、予防医学の初心者を想定して紹介していました。
以前の記事で記しましたように、今年の様々なことが理由・きっかけで、「自分の健康は自分で面倒を見る」という考えを抱いています。
「体が不調になったら、病院に行く」というのが基本的にナシの人間なので、予防医学を学ばざるを得ませんし、大抵の不調は、自力で対処できるようにする必要があります。
そういう人間にとって、「健康技」は、入門としては、いいサイトだと感じます。
ここは、身体の様々な症状・痛みがなぜ起こるのか(一般に言われていない要因)、どう対処するのかに加え、簡単な精神の鎮静化方法、睡眠の改善の仕方など、幅が広く、有益な情報に満ちています。
奥義指腹挟み
一つだけご紹介しますが、自分の感情や精神状態をコントロールする「指腹挟み」というワークがあります。
これを知って以来、不安、恐怖、血気、悲哀、心労に該当する感情を感じる度にやって、すぐに感情が穏やかになることを経験してきました。
3分で終わります。
ところで、友人数名が、四十肩・五十肩に悩んでおります。
何とかしたいなと思いつつ、何も手立てがなかったのですが、「健康技」で、エゴスキュー体操というものを紹介している記事がありました。
エゴスキュー体操を見つける
この記事に合うように、文章を整えて、引用します。
このエゴスキュー体操は、「身体構造についての長い研究の末、1987年にピート・エゴスキューという人が考案」しました。
「エゴスキュー体操は、簡単に言えば、「体の歪みを非常に簡単でシンプルな方法で取り去って、痛みを除く」方法です。
しかも、施術者の要らない「自分でできる体操」というのがすばらしい点です。
"エゴスキュー体操の考え方は、「使う筋肉と使わない筋肉の不均衡が体の歪みを引き起こす」というものです。よって、この体操を行なうことで、「筋肉の使い方の不均衡を解消していく」ことを目指します。しかし、激しい運動などは一切必要なく、そればかり、ほとんど動かなくて良いとまで言えるような「静的」な体操となっています。"
(「【まるで魔法!】薬や手術なく腰痛、膝痛、首肩痛、膝関節痛をたった一人で解消する奇跡の手法!」)
"このエゴスキュー体操によって、極めて単純で簡素な動きだけで、痛みの原因となっていた使わない筋肉に対する刺激を与えてやることで、その筋肉が自分本来の動きを思い出し、その機能を発揮しようとする"ようにします。(同上)
エゴスキュー・プログラムの表現によると、
「筋肉の記憶を呼び起こす」「筋肉が本来の動きを思い出す」と表現しており、これを「筋肉の再教育」と名付けています。
"この筋肉の再教育を行うことによって、全身の筋肉の均衡が保たれるようになり、痛みの原因を取り払い、理想的な姿勢を取り戻す事に目的をおいています。"(同上)
健康技の記事では、股関節の痛みに対するエゴスキュー体操が紹介されています。
肩の痛みに対処するエゴスキュー体操の動画
自分で調べたところ、肩の痛みに対処するエゴスキュー体操の動画が見つかりました。
短い動画です。
私自身は、肩にひどい痛みを抱えてはいないのですが、ここにあるエクササイズをやってみると、やる前に比べて、肩がよりスムーズに動くようになりました。
このエゴスキュー体操の動画チャンネルでは他に、膝痛や腰痛・ヘルニアに対処する動画も紹介されていますので、御興味のある方はご覧になってみてください。
こちらのエゴスキュージャパン公式サイトに、エゴスキュー氏がこの体操を考案した経緯について書かれているので、良かったらお読みください。
導入だけ、引用します。
"エゴスキュー氏は、ベトナム戦争に従軍して、負傷。痛みと体の不調に苦しみましたが、どんな医者も、どのような治療や方法も彼を助けることはできませんでした。 そこで、エゴスキュー氏は自分で人間の体の構造や仕組みなどを研究模索しながら、「筋肉を再教育する」ことで、痛みやゆがみ、体の機能を改善するという「エゴスキュー・メソッド」を独自で開発したのです。"
「どんな医者も自分を助けることはできないから、自力で研究模索して、問題解決の道を見出す」というのは、同じ経験があるので、気持ちは何となくわかります。
とても必死だったことでしょう。
エゴスキュー体操を考案し、普及していくことが、おそらく、ピート・エゴスキューの召命であり、天職だったのだと思われます。
四十肩・五十肩に対処する方法を教える整体師の動画
この後、エゴスキュー体操とは別の、整体院をされている方の動画を見ました。
エゴスキュー体操の動画より、少し長いのですが、四十肩・五十肩のメカニズムと、その解消方法がとても丁寧に、わかりやすく解説されていました。
実際、エクササイズをやってみて、より肩の動きがスムーズになりました。
もしこの記事をお読みの方、あるいは皆さんの周りの方で、四十肩・五十肩、肩の痛みに悩まれている方がおられれば、この二つの動画を御紹介してみてください。
まとめ
「健康技」は網羅されているとは言いがたいのですが――例えば、睡眠を良くするものはあるものの、不眠改善法は白湯を飲む一つだけなど――、全体としては、すぐれた内容が多いと感じます。
まず自分の健康上の問題について、何か記事はないかを見て、そこから、対処法を学び、少しずつ、予防的発想を学んでいけばいいのではないかと思われます。
自分の体の不調に自分で対処できるようになれば、医療費の節約になるだけでなく、医者・病院依存の発想からも抜けることができます。
ある程度、体が健康な人が自助に努めれば、本当に医療の助けを必要とする人に充分な医療資源が行き渡るでしょうし、高額な医療費も、もっと安くなるかもしれません。
それに、大抵の不調を自力で対処できるようになれば、自信にもつながります。
「自分の健康は自分で面倒を見る」が基本の態度だとしても、問題解決法がわかりながらも、実現の仕方がわからない、そんな時の、助言をするのが医者ではないかと思われます。
軽微な不調を患者が自力対処できるようになれば、医者も、重篤な人のケアや自身の研究に時間とエネルギーを使えるようになるのではないかと思われます。
「自分の健康は自分で面倒を見る」、これを実現することで困るのは、人々の健康ではなく、病から利益を得ているような輩、おっと、知らんぷり知らんぷり、かもしれません(笑)。