あの世は、この世が見るように、あなたを見ない
うまく書けるかどうかわかりませんが、ふっとアイデアが降りてきたので、書いてみます。
この世の成績評価の基準と、あの世・宇宙のそれは違います。
これは、皆さん、何となくお感じになったことがあるのではないでしょうか。
ディケンズの『クリスマス・キャロル』で描かれるこの世とあの世の対比
チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』に明瞭に、その対比は描かれています。
スクルージの友人マーレイが幽霊(原語はGhostly。大文字なので、これはキリスト教でいう「聖霊」を示唆しています)になって、スクルージの前に現われます。
そして、あの世に行って、後悔して、これではいかんと思ったから、友人であったスクルージに、生き方を変えてもらおうと思ったと、やってきた理由を説明します。
それを聞いて、スクルージは、「でも、君は仕事をあんなに頑張ったではないか」と言います。
すると、マーレイは「仕事だと?そんなものよりも、この世ではもっとやるべきことがあったのだ」と言います。
この世の基準というのは、「どれだけお金を稼いだか」「どれだけ仕事をしたか」、そしてそれに付随する学歴・経歴で、自分や他人、人生を測るものです。
それが、どれほど人を苦しめ、追い詰め、時に死に追いやるものであるか。
我が家も、こういう基準で物事を見ます。
あの世に持っていけないものを、あまりに重んじることに、私は幼少期からついていけないものを感じ、また同時に苦しめられてきました。
今も苦しめられていますが、多少、やり過ごす術は身に着けました。
善行をしても、金を稼いでいなければ、無価値と判断する価値観
例えば、私が以下の行動のうち、どれか一つを、一日のどこかでしたとします。
・近所の公園のゴミ拾い
・困っている人の荷物を持ってあげたり、声をかけたりした
・道に迷っている人に、どう行ったらいいかを教えた
・誰かの相談に乗って、気持ちを楽にさせてあげた
・気功でヒーリングをした
など
帰宅して、このことを、母に言ったとします。
私は別に母に褒めてほしくて言っているのではなくて、一日、何をしたかを伝えているに過ぎません。もはや賞賛を求める年齢ではありませんしね。
すると、大抵、母が言うのは、「そんなことより、仕事したら?」「それでいくらもらえるの?」「そんなことがお金になるの?」です。
もう少し他に言うことはないのかと思いませんか?
これは、ゆたかさんが何度かブログで書かれている、爬虫類脳の発想そのものです。
しかも、「エサを多く得る方法が、良い学校に行って、良い会社に入る」一択しかないという、トンデモ発想です。
学校の先生も、どうやってお金を稼ぐのか、全く知らないので、教えられません。
母はいまだに、「いい学校を出て、いい会社に入って、いい結婚をするのが幸せ」という、時代錯誤な発想をしております。
もうこれが一昔前のモデルであり、今は多様なモデルがあること、また私自身がこのレールからズレていて、戻るつもりがさらさらないことを理解できません。
これをお読みの皆さんの周りにも、こういう人はいるかもしれません。
話を戻すと、多くの人は、お金の稼ぎ方を知りません。
そして、半強制的に、「良い会社」に入って、心優しい人ほど病んで、壊れて、「お金を稼げない自分はダメだ」「社会になじめない自分はダメだ」と責めてしまいます(かつての私もこうでした)。大丈夫です、あなたがダメなのではありません。こういう社会がとてもとてもとても異常なだけです。
なお、「お金を稼ぐ」ことについては、本記事の範囲外なので、坂口恭平『お金の学校』(晶文社)をお読みください。
爬虫類脳は脊髄反射のインスタント否定
脊髄反射でインスタント否定というのも、爬虫類脳の発想です。
相手の気持ちになって、考えられない。
・その人がどういう思いでその行為をやったのか
・その人がどういう思いで、それをやったことを伝えているのか
これらを考えることができず、「お金」という基準で、全否定する。
別に悪行をやったのではありません。
客観的に見ても、善行だと思います。
でも、「金になっていない=ゼロ査定」なわけです。
そして、それがいかに異常で恐ろしい発想かに、全く気づいていない。
この世の多くの人々は、爬虫類脳多用者ですから、どうしても人を見る社会の基準が、爬虫類脳的になります。
「今だけ・金だけ・自分だけ」は、宇宙とあの世から見ると異常
しかし、金・経歴・学歴等々で人を見て、その人がどんな人かとか、本質や全体で見ないというのは、宇宙から見れば、狂気の沙汰であり、非常識な見方です。
また、あの世も、金・経歴・学歴等々という見方では、その人間を見ません。
むしろ、良い動機や意図をもって人々を助けたり、生命を大事にしたりすることが、高く評価されます。
これは、聖書やシルバーバーチ、シュタイナーの本など、様々な本で述べられています。
シルバーバーチは、「人のために生きる者こそ、最も神に近い存在」だと言います(この反対は、ケモノに近いということです)。
シルバーバーチは無料で読めるので、リンクを辿って、気になるところをお読みください。
この世とは違う基準に接して、人によっては驚かれるかもしれません。
異なる世界の基準を知ることで、自分の基準を相対化する
他の世界・文化を知ることで、自分の世界・基準を相対化できます。
これはとても大事なことです。
自分が普段知っている基準しかないと思うと、そしてそれが苦しみを絶え間なくもたらしてくると思うと、人は絶望するしかありません。
しかし、それが普遍的なものではなく、ある時代・状況・世界でしか通じない相対的なものだと知ると、ちょっと息がつけるようになります。
だから、いろんな人に会って話を聞いたり、いろんな本やブログを読んだり、異なる考えに触れることは、自分の世界を広げることにつながるので、良いことなのです。
異なる世界を知ることで、生きる力が湧いてくることもあります。
ゆたかさんがこの記事の最後で書かれているように、地球には、地球以外の情報(あの世・宇宙・宇宙人・他の星・神・天使などの情報)が圧倒的に足りません。
私は地球になじもうと努力した時期がありますが、それは自己否定以外の何ものでもなく、辛さが増すことにしかなりませんでした。
なじめなくていいんです。
それは、あなたが愛溢れる世界にいたからこそ、強く感じるからです。
今なら、当時の自分にそう言います。
私自身は、インディゴチルドレンのブルーレイという種類だと思いますが、スターシードとしての記憶はありません。
ただ、漠然と、「この社会・世界は異常」「なぜすぐに暴力・暴言が出るのだ?穏やかに言葉で言えばいいではないか」「なぜみんな金で自他を見るのだ?」という疑問・違和感は抱いていました。
ただ、それらの疑問・違和感の源は、最近までは、はっきりわかっていませんでした。
違う世界の基準を魂に刻印されているから、そことあまりに違い過ぎるものになじめないのです。
皆さん一人一人がユニークな存在です
スターシードであってもなくても、心優しい皆さん、社会のいろんな圧迫・暴力に押しつぶされ、苦しんできた皆さん、皆さんは全く異常ではありません。おかしくもありません。病気でもありません。
この世界の基準が、あまりにあまりにあまりに狭いために、皆さんの真価を測れないのです。
だから、簡単なラベルを貼って、安心したり、全力で否定して、ないことにしてしまおうとしているのです。
皆さんが、この世的にたとえ何もしてなくても、一円も稼いでいなくても、あなたがこの世に生きている、そのことだけで尊いのです。
なぜなら、宇宙にはあなたという人は、あなたしかいないからです。
このことを祝福せずして、金や経歴や学歴を礼賛して何になりましょうか。
私は多分、実家から完全脱出を図るまでは、親や他の家族などから、圧迫を受けるでしょうが、自分の信じるところに従って、歩んでいきます。
( ´∀`)サポート本当にありがとうございます!!😭😭😭🥰🥰🥰 ( ・ ∀ ・)ご恩返しするためにも、今後も一生懸命頑張ります!!😊😊😊