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【世界史】大王の後継者たち~ディアドコイ戦争~第10章 二大勢力の形成

こんにちは。
こんばんは。

RAPSCALLI😊N です。

みなさまお元気でしょうか?

今回もディアドコイ戦争を見ていきましょう。

ディアドコイ戦争についての記事は今回で12回目になりますが、ここまでの記事をまだ読んでいないよという方は是非下のマガジンにアクセスして読んでいただくこと強くおすすめします!

1記事1000-1500字程度と読みやすい長さになっているので、これまでの記事に目を通してから本記事を読むと大変分かりやすくなるかな思います。

さて、今日の本題に入っていきましょう!

カッサンドロスとポリュペルコン:双方味方集め

前回の記事で説明した通り、摂政・アンティパトロスは自身の後継者として、息子のカッサンドロスではなく部下のポリュペルコンを抜擢したため、アンティパトロスが亡くなるとすぐさま二人の間では確執が生まれます。

そして、カッサンドロスは摂政の座を奪い取るため、ポリュペルコンは摂政の座を守り抜くため、帝国中から味方を募り始めます。

まず、カッサンドロスから見ていきましょう。

父・アンティパトロスが統治していたマケドニアは新たな摂政・ポリュペルコンの強固な支配下にあったため、カッサンドロスは東へと移動して味方を探し始めます。

そして、二人の超重要人物の後ろ盾を得ます。

それが、アンティゴノスとプトレマイオス。
おそらくポリュペルコンが力を持ちすぎることを警戒したのでしょう。

この二人の協力を得るということは、アナトリアやシリア、エジプトを含む帝国の大部分がカッサンドロスに味方することを意味し、カッサンドロスは一気に優勢になります。

一方のポリュペルコンも負けてはいられません。

まず、ギリシャの都市国家を味方につけるため、ギリシアの都市国家と交渉して味方につけることに成功します。

更には、アレクサンドロス大王の母親・オリンピュアスを味方にし、オリンピュアスの出身国で隣国のエピロスの後ろ盾を得ます。

そして、もう一人の人物を味方につけようとします。

それは、誰か。

エウメネスです。

アンティゴノスと和解したばかりのエウメネスでしたが、何か不安やわだかまりが残っていたのか、ポリュペルコンの要請に応じ、アンティゴノスに対して反乱を起こします。

まとめ

こうして、摂政の位を巡るカッサンドロスとポリュペルコンの対立は、帝国全体を巻き込む一大決戦となりました。

カッサンドロスは
・アンティゴノス
・プトレマイオス
を味方につけ、
一方でポリュペルコンは
・ギリシア都市国家
・オリンピュアス(アレクサンドロス大王の母)
・エピロス
・エウメネス

を味方に付けました。

さあ、一体どちらが勝つのか。

次回のお楽しみに!

では、また。

参考文献


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