上り坂と下り坂はどちらの方が多い?
先日、妻の母の法要に参加した際に、住職さんが素敵なお話をされたので、お話してみたいと思います。
妻方の親戚には小学生が多くいるので、子供向けにお話しをされたのですが、
その住職さんは、
「みなさん、世界中で、上り坂と下り坂、どちらの方が多いと思いますか?」と、問われました。
子供たちは、秒で「上り坂!」と答えました。
「上り坂。そうですね、実は、上り坂と下り坂の数は、同じなんです。」
実は僕も、その時、「上り坂かな」と思いました笑
(いま苦しい状況にあるのか?笑)
ただ普通に考えると、そうですよね。上りがあれば下りがある、
山だって、どのルートから登っても、必ず同じ下りルートがある。
別の下りルートだってある。それが上りルートにもなる。
坂を上っている途中でも、振り返れば下り坂。
今、自分が立っている場所は、捉え方によって上り坂にも下り坂にも
なるわけです。
自分にとって楽しい出来事が、だれかにとっては悲しいことかもしれない。
また、自分が辛いつらい状況にある時、だれかの役にたっているかもしれない。だれかを幸せにしているかもしれない。
状況や立場は変わらずとも、捉え方を柔軟に変えられる"こころ"持てば、より日常から小さな幸せを見つけることができて、気持ちも少しラクになる気がします。