手帳と未来のケアプラン
ついに、手帳を手に入れました(スタバで)。
去年3月中旬からのロックダウン以来、手帳に書き込むような密な予定はなく、頭の中で十分に暗記できる程度でした。週に2~3件の予定でしたからね!わざわざ手帳に書き込んで確認する必要もないでしょう。自分で決めたルーティンをただただこなしていくだけでOKでした。
ところが、年末からJICAのモンゴルプロジェクトが加速し始め、モンゴルミーティングだけでも週4~5回あります。また、副業の不動産の仕事も徐々に増えてきました。不動産業を通しての新しい人との出会いは、育てていくといずれ大きな(人的)財産になります。すぐに利益に結び付かなくても、今やらなくてはいけない大切な活動です。
活発なミーティングと、人との出会いが始まれば手帳は必要です。とはいえ、フランクリンプランナーを使うほどは忙しくなさそうなので、タダで手に入れたスタバの手帳を使います^^
シーソーゲーム
さて、そんな中ではありますが、本業であるはずの介護事業だけが止まっています。実際は、年明けからフィリピン人介護クラスがオンラインでスタートし動いているのですが、既に教育の仕組みが出来上がっているため、私がやることはありません。
今まで流れをせき止めていたフィリピン海外雇用庁が動き出し、〝年明けにいよいよ私の生徒達が来日か!?〟と心躍らしていたら、今度は日本が緊急事態宣言。
タイミング的には、『面白い!!』というくらいの、ベストタイミングで、ことごとく来日が阻まれます。日本が動けば、フィリピンが止まり、フィリピンが動けば、日本が止まる。感染者数も、フィリピンと日本で真逆の展開になっています。いや~、面白い。物語としてはかなり面白くなってきました。まさに、シーソーゲームのようです。
さて、そこでです。この物語から、私は何を学んでいけばよいのでしょうか。どんな気づきが求められているのでしょうか。自分自身で問いを立ててみました。
未来と現在がリンクする
ところで、〝面白い〟とは言っているものの、コロナ禍のこの状況は、私の生活にも、もろに影響を与えています。面白いなんて悠長なことを言っている場合ではぜんぜんありません。ところが不思議なことに、心は平穏です。
アメリカでも、フィリピンでも、生活苦でかなり追い込まれた経験があるので、頭のねじが飛んじゃったのかな?とも思いましたが、そうでもなさそうです。なんでこんなにも客観的に見てられるのかな~と考えてみると、なんとなく答えが見えていきました。
おそらく、心が平穏な理由は、これから未来に起こることと、自分が現在行っていることが、リンクし始めたからかなって思います。未来が分からないから、人は不安になりますし、恐怖を抱きます。自分もそうでした。
でも、思い込みでもよいので、未来が見えてしまえば、そこに至る過程はただの物語。どうせなら、面白おかしく進んでいきたいですよね。そんな感じです。心のドアを開いていれば、風がその方向に導いてくれるでしょう。あたふたする必要はなく、目の前のことをきっちり、きっちりこなしていくのが大切だと感じています。
問いを立てる
前段に戻って、このシーソーゲームの物語から得られた、気づき(インサイト)をもとに、問いを立ててみました。インサイトから問いに至るまでの過程を書いていくと、また長くなってしまいますので、いきなり結論から言います。私が導き出した問いは、
国と制度(私の場合は介護保険制度)に頼らないで生きていくにはどうしたら良いか?です。
フィリピンに住んでいるといえ、日本という国には本当にお世話になっています。不動産の仕事も、私が日本人で、何の努力もなく日本語が話せるからこそ、日本人のお客さんの対応ができます。そして、日本企業が頑張って稼いでいるからこそ、フィリピンにお金を落としてくれるのです。そのお金を受け取って私は生活できています。
海外介護教育事業だって、お金の出処を辿れば、介護保険制度に行きつきます。これから数年に渡って、私は間接的にですが、介護保険のお世話になるわけです。本当にありがたいことです。
だからこそ、自立しなくてはいけないなと思っています。日本と介護保険制度に守ってもらっている間に、力を付けて自立しないと。
それは、自分と家族を守るためといった、小さな世界の話ではなく、今までお世話になってきた、日本と日本の介護業界のために、自立して新しい道を開拓していかないといけないなと考えています。
自立支援のために、自分で自分のケアプランを書いてみましょう。それが、未来のために、現在の自分がやるべきことかなって思っています。スタバの手帳に未来のケアプランを書き込みます。