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介護×AIで日本の介護を世界に届ける

介護とAIを掛け合わせた教育プログラムを作りたい。

GSC(Grasp Secand Chance/セカンドチャンスを掴め)のご報告です。メイドさんの採用面接で不合格になった彼女たちに、ケアワーカーとして来日のチャンスを与えたい。そんな日本を目指す彼女たちにとって、最初の関門は日本語学習です。

そこで、私から1つの武器を彼女たちの携帯に搭載しました。

Monoxerという学習アプリです。適切な難易度の問題を自動生成し、しかも受講生たちの記憶度と学習状況が可視化される優れものです。

外国人向けの日本語学習ソフトがまだ作られていないため、日本語教育ド素人の私が、四苦八苦しながら教材を作り、Monoxerに移植しました。このアプリを使って、彼女たちの日本語力がどれくらい上達するのかの実証実験をするためです。


Monoxerをダウンロードしている様子

実験を開始してから1週間が経ちました。48人の学習者のうち約7割が毎日Monoxerを使って勉強しています。そのうち半数は1回約10分程度の学習を100回以上行っています。上位5名は200回以上です。つまり1週間で33時間勉強したことになります。


学習状況が可視化

学習状況が可視化されているので、誰が真面目に勉強しているのかが、一目瞭然でわかります。

ケアワーカー送り出し国での教育には2つの目的があります。

1つは、知識や技能を教えること。もう1つは、労働者として適切かどうかのフィルタリング(選別)です。後者の目的に、Monoxerが役立つのではないかと期待が持てるようになりました。

とはいえ、日本語学習に関していえば、その道のプロがたくさんいますので、私はでしゃばらずに良いソフトウェアが出たら、それを使わせていただこうと思います。

一方で、私の専門は介護です。介護とMonoxerのようなAI学習アプリを掛け合わせて、日本の介護を世界に届けられるサービスとは何かを考えています。


介護の専門性×AIで新しいサービスを作る

AIを作る時代から、AIを使う時代に変わったといわれています。文系の私にとっては、とても良い時代になってきたなと喜んでいます。

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