シニアこそデジタル活用を
シニアが未来のためにできることは、デジタル格差の解消とキャッチアップしていくことではないでしょうか。
SDGsの目標は誰一人「取り残さない」ことですが、シニアはICTから「取り残されない」気持ちが重要です。
数年前に「#IT介護」が流行り、コロナ禍では若手に大きな負担をかけました。2021年のドクターXこと大門未知子のいたしませんリストに「Wi-Fi設定やオンライン会議のお世話」が加わりました。
進化し続けるIT機器を前に、社内の若手や子・孫に教わることが多々ありますが、教わる態度は大丈夫ですか。「教えてもらって当たり前」との考えは、自分と若手の生産性を大きく損なっていることを自覚し、まずは感謝しましょう。
とはいえ中高年も一様ではなく、今の50歳はWindows95の発売時に27歳、ネットの隆盛とともに生きてきましたが、経歴や環境によってITスキルは千差万別です。スマホが普及し、キーボードが打てない学生が増えたことに驚いてから早10年。何歳になっても新しいモノ、コトに取り組む姿勢が大切です。
使わない人の多くが「必要ないから」だそうでが、これは二つの点で好ましくないことです。
一つ目に、社会や周りにマイナスが生じています。セルフレジを導入したのに人件費が増えた、マイナンバーカード普及のために広告費や勧誘手続き書類の作成・輸送費など無駄な税金がかかっています。アクセシビリティやUI/UXが悪いことや根本的な問題点を感じている人もいるでしょが、過去に戻ることが有り得るでしょうか。使ってみて、改良へ貢献する中でデジタルがもたらす世界の豊かさも知ることができます。
二つ目に、万が一の怪我や病気と万人が老いて知る不便さを解消できる道具を使わないと、他の多くの人々に世話をかけQOLも下がります。買い物難民と言われる問題も多くはECで解決できませんか。スマートスピーカーの優秀さと価格の安さをどれだけの人が実感し面白さを感じているでしょうか。
生産年齢人口の減少が著しい中、若者や子ども・孫世代の経済的・物理的負担を減らすことは喫緊の課題です。Web2.0ではシニアが置いていかれた感がありますが、Web3.0の発展には恩恵を受ける側として大きく寄与しましょう。少子高齢化は世界的傾向なので、地球規模で貢献の可能性が大きく、シニアのデジタル活用は未来のために必要不可欠です。
#未来のためにできること
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