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【速報レポ#4】テーマ別カンファレンス②貧困と格差・いのち

2021年3月26日(金)・27日(土)開催の「ジャパンSDGsアクションフェスティバル」の速報レポート第4弾。この記事では、「テーマ別カンファレンス②:貧困と格差・いのち」のプログラムにフォーカスした速報をお届けします。

※こちらの記事は速報記事になります。各プログラムをチェックしたい方は、後日公開予定の「アーカイブ動画」をご視聴ください。

国連WFPと一緒にゼロハンガーへ(今日からできるSDGs Actions)/国連WFP

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【日時】
3月26日(金)16:00~17:00/チャンネル2
【登壇者】※敬称略
焼家直絵(国連世界食糧計画 日本事務所代表)
内藤貞子(カリタス小学校 校長)
赤松志野(カリタス小学校 宗教科教員)
山下結香(青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科2年/国際政治経済学部公認団体SANDS2020年度1016キャンペーン責任者/国際政治経済学部公認団体ゼミナール連合代表)
大岩麗奈(青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科2年/国際政治経済学部公認団体SANDS2020年度渉外/青山学院大学模擬国連愛好会所属・2020/21年度外国人留学生チューター)
川口信弘(一般社団法人GOOD ON ROOFS専務理事)

〈ファシリテーター〉

MITSUMI(FMヨコハマ DJ/かながわSDGsスマイル大使)

本プログラムは、国連世界食糧計画(WFP)日本事務所の焼家直絵代表による「基調講演」と、SDGsのゴール2「ゼロハンガー」を目指して世界で活動するWFPの活動紹介やその活動を応援している企業・団体の紹介、質疑応答を行う「国連WFPと一緒にゼロハンガーへ」の2部構成で進行。昨年ノーベル賞を受賞した国連WFPの活動を紹介するとともに、この活動を支える企業や団体の活動について、始めたきっかけや現状の課題、今後の展望などが語られました。

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【テーマ】
・国連WFPのゼロハンガーへの活動
・国連WFPのゼロハンガー活動応援企業・団体の紹介
【編集部が気になった発言】
「ノーベル平和賞を受賞したことで飢餓問題にスポットライトがあたり、飢餓問題の解決が平和への第一歩であると評価されたことは非常にありがたいことでした。ただ、現状はまだまだ深刻ですし、知られていないことも多いです。受賞したことをきっかけに、みなさまの関心、協力を深め、困っている人たちに支援を届けたいという思いがいっそう高まりました」(焼家直絵氏)

「現状を知るだけで、”私たちにすぐできることは、まだまだあるな”と感じます」(MITSUMI氏)

「本校では子どもたちがお手伝いしたおこづかいを募金に回す活動や、塩むすびの日を1日設け、おかず代を募金に回すなどの活動を続けています。昨年は新型コロナ感染症拡大を心配して、子どもたちが自ら手作り石鹸を作り送ったクラスもありました。子どもたちは、世界のお友だちを身近に感じ、自分のしたことが少しでも誰かの力になるという幸せを実感しています。本校では子どもが「やりたい」ということにとことん付き合うことで自発性を育むとともに、いのちに向き合っています」(内藤貞子氏)

「より多くの人にSDGsの当事者として活動することや、目標達成を実現する瞬間を味わってもらいたいというのが原動力です。SDGsに関して、学校内外の学生の認知度を益々高めていくとともに、学生向け、地域企業向けのイベントなども行っていきたいと考えています」(山下結香氏)

ME-BYOシンポジウム2021~未病改善を通じた健康づくりと感染症対策~/ME-BYOサミット神奈川実行委員会

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【日時】
3月27日(土)10:00~12:00/チャンネル1
【主な登壇者】※敬称略
〈開会あいさつ〉
松本洋一郎(実行委員長/東京理科大学 学長)
黒岩祐治(神奈川県知事)

第1部:基調講演
向井千秋(医師・医学博士/宇宙飛行士/東京理科大学特任副学長/宇宙航空研究開発機構 特別参与)
〈司会〉
山本舞衣子
(フリーアナウンサー)

第2部:パネルディスカッション
〈ファシリテーター〉
鄭雄一(神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科研究科長・教授/東京大学大学院 工学系研究科・医学系研究科 教授/COI副機構長)
〈登壇者〉
浦島充佳(東京慈恵会医科大学 教授 分子疫学研究部 部長 小児科専門医)
前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授/慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務)
酒匂真理(株式会社miup 代表取締役/SFC上席研究員)

本プログラムでは、医師で宇宙飛行士の向井千秋さんによる基調講演と、専門家たちのパネルディスカッションの2部構成で、末病(=ME-BYO)改善の取組みを実践し、健康でいきいきと暮らすために必要なことなどについて、専門的見地からの議論が行われました。

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【テーマ】
・宇宙から学ぶ環境と未病のかかわり
・コロナ禍における『いのち輝く』ME-BYOの実践
【編集部が気になった発言】
「人が宇宙に行くと、微小重力などにより老化と似た現象が起こります。そのため予防医学のような概念が重要で、宇宙医学が不可欠になる。宇宙医学は究極の予防医学で、地球に応用できます。気候変動など環境が健康に与える影響は大きく、未病は健康を維持する重要な考えになると思います」(向井千秋氏)

「世界全体でサイエンスやテクノロジーをSDGsにどう使っていくのかという動きが世界で動き始めています。徹底的な研究が必要で、全世界が協調して取り組まなければなりません」(松本洋一郎氏)

「いのちが輝くためには、健康と病気を連続的に考える『未病』という考えが大切です。食、運動、社会参加が必要ですが、特にコロナ禍で社会参加が課題となっています。あらゆる関係者が協力し合い、コミュニティをつくるべきです」(黒岩祐治知事)

「医師は通常、薬の処方を行うものですが、これからは『生活の処方』をすべきではないかと考え、行動変容に取り組んでいます。コロナ禍で生活が変わる中で健康を維持できるかは、生活習慣と密接に関わります。感染対策も重要ですが、自粛生活の悪い部分にもフォーカスしなければなりません」(浦島充佳氏)

「健康や未病は、幸せという概念と深い関係にあります。心の良好な状態のためには、自己実現と成長、つながりと感謝、前向きと楽観、独立と自分らしさが因子になります」(前野隆司氏)

「途上国では医療費が障壁となり、医療にアクセスできず、救える命が救えない事例が多いです。コロナも影響しており、こうした課題にテクノロジーの力を応用して取り組んでいくべきだと思います」(酒匂真理氏)

「(総括)未病は自分事化に近い概念で、生き方にも関連する。生き生きと暮らすためには、利他的な行動が重要です。利他的な行動をしている人は好きでやっている人が多く、最終的に自分のためになっているのです」(鄭雄一氏)

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