自分が自分に励まされる
先週、実家の母が脳梗塞で救急車で運ばれ、入院しました。
その日は明け方から行動がおかしく、話せない、自分でご飯が食べれない、という状態だったようですが、もともと認知症である母は、寝ぼけている時はそういうこともあったそうで。
ただ、その日はたまたま医学療法士さんが来る日だったので、父から「いいタイミングだから、ついでに話してみる」という、連絡をもらいました。
それが、あれよ、あれよと状況が変わり。
その後の医学療法士さんと看護婦さんの迅速な対応により脳梗塞が発見された、という驚きの展開でした。
父も私も最初は「少し認知症が進行したのかも」というくらいにしか考えていなかったので、本当にビックリです。
やはり、父は「もっている人」でした。
入院した時の母は、本当に目も開けず、話せず、動けずの状態。
「このまま寝たきりになってしまうのではないか」という不安が頭をよぎりました。
仕事も手につかず、家にいても落ち着かず。
不安で胸がドキドキ。
ところがですね。
そんな状況なのに、自分の手と顔を見ると、元気なんです。絶好調なんです。
「大丈夫だよ」と言ってるのです。
「ああ、そうか。私、乗り越えられるんだな」を確信する瞬間です。
母は、発見が早かったおかげで、麻痺も残らず、私の顔を見るなり「今日は仕事は?」と話しかけてきたり、笑ったりするようになりました。
まだまだ、心配な部分ももちろんありますが、母の顔を見る限り、これが今の母の最善であることがわかるので、それをしっかりと受け止め。
そして、その状況に対応していける自分を信じて、一緒に笑っていきたいと思っています。
私は今まで過去に何回も「もう、ダメかもしれない」という大きな壁や、ハプニングに見舞われていますが、その都度、手と顔が「大丈夫」と教えてくれます。
自分が自分に励まされる。
そして、大丈夫な自分を信じられる。
これ、最強です。
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