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吊るし雛

瑞浪の『JAとうと きなぁた瑞浪』を久しぶりに尋ねた。

天井の一面に『吊るし雛』が飾られていて、とても和やかな気分になった。

『吊るし雛』の由来は、江戸時代から続いたもので、当時、雛人形は非常に高価であり、一般の特別裕福ではない家庭では揃えることが困難だった。

でも、生まれて来た子供の幸せを願う気持ちは誰もが同じで、お母さん、お祖母さん、叔母さんや近所の人が持ち寄って『吊るし雛』が作られ始めた。

みんなの想いが込められた『吊るし雛』は赤ちゃんのお守りとしてとても大切にされた。

展示は地元の風習に従って、旧暦で行われるそうで4月3日までされるそうだ。こういう、お祭りごとや、農事は旧暦で表示してくれた方が実感としてわかりやすい。

説明してくれた人に、「中国でもいろいろなイベントは旧暦でやっているし、クリスマスも旧暦でやってるよ」と何年か前北京に行った時、正月にクリスマスツリーが各所に飾られていたのを思い出して、そのことを言ったら驚いておられた。


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