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梅干し
炭水化物が胃で消化されずにダイレクトに腸へ行き、腸で消化されることをこの樋口清之さんの著書で確認したのは数十年前になる。
白米、麺類など食べると消化のために分泌された胃液が、炭水化物はすでに腸へ行ってしまい、消化する対象物がないのでとりあえず、周辺の胃壁を消化してしまうのが、胃炎であり、胸焼けの原因であるとこの本で勉強した。
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独特の日本文化を解説してくれたこの本には感謝している。
以来、和歌山まで梅を買い付けに行ったりして梅干しを自作できるようになった。
旅先などで、炭水化物を食べすぎて胃炎が起こった場合、バターを舐めるか、ハム、ソーセージなどを食べると速攻で良くなるのだが、タンパクや脂質は長期の品質の維持ができない。
梅干しを食べるのが良いのだが、やはり持ち運びに不便だ。また残る種の処理に困る。
そこで、ネット販売で目についたこれ「ぺたんこちょび梅」を試してみた。
直径2cmほどの薄い製品になっている。原材料は梅と食塩のみ。
添加物が加えられていないので安心できる。
最初は、気休め程度に思っていたが、今は手放せなくなっている。
日本人は天然のクエン酸を随分昔から活用していたことになる。
薬品に頼るのも一つの方法だが、日本人の知恵に頼ってみるのも良い方法かもしれない。