包丁
「包丁は何本あってもそれぞれ用途が違うので邪魔になることはない。」というのは私の持論であるが、妻は台所の引き出しを二つも占領している上に頭上の吊り戸棚にも保管されている包丁類をあまり快くは思っていない。と思う。
その包丁を邪魔物にされないように、気をつけて、研ぎ上げるようにしている。どの包丁も良く切れるはずだ。
鋼の包丁は研ぐと気持ち良く切れるが、すぐに錆びてくる。出刃と柳刃は魚を料理する直前に研ぐようにしている。
通常の料理用は『青紙』と『関孫六ダマスカス模様』、プチナイフは『ガーバーサカイ』を使っているが、今回『刃は、コバルト、モリブデン・バナジウムを含む「V金10号」を使用』という釣書に惹かれて、ついに新しい包丁を購入してしまった。
『地金のダマスカスはステンレス-ニッケルダマスカス両側64層を鍛造』という能書きも気に入ってる。
早速刃を当たってみたところ、非常に薄刃に仕上げてある。「これは良く切れるが研ぎが大変だ」と思いながらも楽しみにしている。
妻はこの包丁を邪魔者扱いにせずに時々使っている。切れ味に満足している様子だ。
しのぎは、ハマグリ型をやや抑えてまっすぐ平ら砥石で通しやすい感じまで持ってきています。
小刃は左右対称の中立とし、両利き向け。かつ大きめにつけて切れ味を少し抑えて靭性重視に振ってますから、腕前に応じて再研磨の折に小刃をたたんでください。(説明書)
切れて当然という説明書を読んで、夫婦喧嘩はきっとしないだろうと思った。
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