昆虫食
今ブームの昆虫食と、売り場に大きく書き出され、側には『知らずに食べると何処かのエビせんべい?』の返事あり!
との表示があるのは、コオロギせんべい。
昔、知多半島で見かけたが、とうとう近くまで忍び寄って来た。
下の棚にはイナゴの甘露煮と、ヘボ(黒スズメバチ)の瓶詰めが並べられている。
昆虫食は長野県の一部と岐阜県の一部で見られる食習慣だ。
詳しくは野中健一氏が論文に掲載している。
This haibit is not spread all over Japan but concentrated particularly in some parts of Central Japan.
The results of the survey in Central Japan are as follows: there are six kinds of foods made of Vespula, that is, raw Vespula, roasted Vespula, boiled Vespula, mixed rice maze-gohan with Vespula, sushi with Vespula and, a kind of rice cake with soy bean sauce (gohei-mochi) containing Vespula. These recipes are listed here according to increasing complexity in cooking process.(野中健一)
中部日本の一部で昆虫食の習慣があり、6種類の調理法があるなどと記載されているが、「まだ味見をしてみようという気が起きないのは、妻の意見を尊重しているから」とは単なる言い逃れである。
この中部日本の一部とは、諏訪大社に関する考察で前回取り上げた、縄文文化と弥生文化の争いと交流の最前線ではないかと気づいた。
食文化は変化する事が難しく、地域における民族特性を考える際に参考になる。
中国において食べたサソリが海老の味にそっくりだったことを思い出しながら文章をまとめている。
ちなみにサソリは節足門、鋏角亜門、クモガタ綱、蛛肺類、サソリ目であり昆虫でないことは勉強している。