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カップ麺
人生の楽しみである『食事を摂る』ということは、第一の脳である『腸』の命令により、「人間の生存に必要な養分とカロリーを体内に取り入れること」との認識でおおよそ間違いはない。
第二の脳である『脳』は『腸』の命令により餌を確保することを計画するが、効率よく餌を確保するための技術を考え出し、更に、有毒であるものと無毒のものの分析をしなければならなくなった。
長い年月をかけて、人類の存続をかけて人間の味覚能力は先鋭になっていった。
自分の子供の頃は、納豆売りのおばさんが藁苞に入った納豆を、午前4時頃に売りにきていた。1時間ほど遅れて豆腐売りのおじさんが消泡剤を使わない本物の豆腐を売りに来ていた。
魚屋は新鮮な魚を売り、午前10時には全て売り切って店じまいをしていた。
当時は普通に、ごく当たり前に美味しいものを食べていたのだが、
ある時にチキンラーメンというものが発売された。
お湯を注ぐだけで食べられるという、興味をそそるもので TV でもよく宣伝していたので買ってもらったことがある。珍しい味だったので何度か食べたことがある。
しかし、お湯をかけただけで、見た目もシンプルであまりご馳走とは思わなかった。
それから10数年経過した頃に、カップ麺が発売された。
珍しさも手伝って、1個買って見た。
どんぶりを用意せずに食べられる、というコピーだったので説明通りお湯を注いで食べて見たところ、体調を壊してしまい、それ以来40数年インスタントラーメンやカップ麺を食べていない。
結婚した当初、妻はインスタントラーメンを食べていたが、私が食べないので自粛していたらしい。
どうしても食べたくなって、私が出張した時に、こっそりとカップ麺を買って食べたようだ。
出張から帰った時に妻からの報告があった「あんなに食べたかったカップ麺、一口食べたら吐き出してしまった」とのこと、二口目は食べる気がしなかったらしい。
天然物を主に選んできて40年以上、化学薬品は、やはりきついようだ。
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スーパーや小売店の壁面の棚を埋め尽くすほどインスタント麺が並んでいる。これらを食べてなんともない人たちが沢山いるので、大丈夫なのだと思うが、この原材料に注目している。
食品添加物という言葉は『食品である添加物』と誤解しやすいので、『食品に添加しているが食品ではない化学物質』と認識できる『食品添加化学薬品』のような適当な言葉が欲しい。