皆んな大切
皆んな大切な人なんだ。
認められている。
存在している。
自然の摂理に従い、生を受け、自然の摂理に従い、死んでいく。
存在自体が素晴らしく、皆んな同じ大切な人たちだ。
ところが人間は食料を摂取して、増殖していくだけの存在だったのに、効率的に食料を獲得することを考え始めた。
発達した頭脳は、余力を持ってしまった。
「なんで人間は存在するのか」「存在の意義は何か」などと解のない問を作り上げてしまった。
人間は色々考え始めたが、立場により考え方が異なるために、複雑になってきて、混乱が始まった。
考えるのに疲れて、「人の意見に従おう。それが気楽だ」と考えた人が、宗教に向かった。
あくまでも自分で考えて「人の意見は聞かない。自分で考える」と自己解決を求めた人は哲学に向かった。
哲学は良い。他人に迷惑をかけることは少ない。自己完結で、他人の意見を聞かないから実害があっても本人にだけ。あるいは周りの数人。
宗教は大変だ。物事を考えない人の集団だから、効果作用が膨大な数になる。
「神がこう言っている、従いなさい」と神の言葉を伝える人が出てくる。きっと神よりもエライ人だ。少なくとも宇宙を作った神と同等の力、能力がないと正確に伝えることはできない。
神の言葉を伝える人は、神と同等の力が必要で、気候変動などはすぐ安定させて、もし太陽が消し飛んだらもう一つ太陽を作り出せるくらいの能力を持っているはずである。最低そのくらいの能力をもっていないと、神の言葉を伝えることなどできない。
宗教団体は、自分で考えることを放棄した人たちの集団だから、どんな無理な話でも通用する。ただし仲間内だけに。
「私以外の神を信じてはいけない」という神がいるらしい。
「他にも神がいるのか」
物事を考えないまま、宗教を進めてしまったので、地上は大混乱している。