桃のコンポート

国産のレモンが手に入ったので、桃のコンポートを作ることに決めた。

完熟の桃を選び出し、帆立の貝殻で作った農薬除去剤に浸して、桃の外皮についた農薬を洗い流した。

皮付きのまま、煮込むので、残留農薬は御免願いたい。

四つ割りの桃をワインで煮込んで少量の砂糖を加えた。
10分ほどで大体煮えたと思うのでレモンを搾り入れ、火を止めた。

冷めたところで、皮を剥いた。
炊きムラが少しあったので、再度、軽く火をいれ、沸騰したところで火を止めた。

これで冷めれば出来上がりなので、放置して、別の作業に取り掛かった。

仕上がりが気になったので、台所に寄ったところ、相棒がジップロックに詰め込んでいる。

「あれどうしたの？」と聞いたところ、友達との集まりがあるので手土産に持って行くそうだ。

「味見した？」と聞くと「いいやしてないよ」とのこと。
信頼してくれるのは嬉しいが、「味見くらいしろよな」と心の中で思っている。