出穂
散歩中、一際目を引く田んぼがあった。
一反程の小さな面積だけど、稲穂が大きく成長している。
周りの田んぼを見渡すと、稲はまだ背が低く、稲穂も小さなものが出来た程度だ。
多分、品種の違いなのだろうが植物の成長の早さは興味を惹く。
この、長雨で、庭の草引きをサボっていたところ、とんでもない成長を見せてくれた。とても1人で処理できる量ではない。
倉庫に保管している草刈り機を持ち出そうかと思案している。
草刈り機は便利だが、雑草と栽培物との区別ができない。
一昨年、息子が気を利かせて草刈りをしてくれた。
その時に、妻が大事にしていた、ジンチョウゲと、シャクナゲと、芍薬と、ヤマアジサイ等々刈り飛ばしていた。
妻は悲しそうな顔をしていたが、息子には何も言わない。
私に向かって「大事にしていたジンチョウゲが......シャクナゲが......!」と嘆いていた。
私が同じことをしたら、タダではすまない。きっと怒るだろうな。