致命的な虚偽
なんともセンセーショナルな書き出しだが、著者は中国の漢字と日本の漢字は表現している意味が違うことがあるという事実を指摘して論考を進めています。
そういえば、中国では、自動車を汽車といい、汽車を火車という。また妻のことを愛人と表現することは有名です。
著者が指摘しているのは『海』という字です。
古代中国で『海』は河川敷の場所や徐州の代名詞であったということです。
ふんだんな例証をあげて解説しているので是非とも本書を参照してほしいと思います。
魏志倭人伝にある
循海岸水行歴韓國乍南乍東
も、日本海を航行したのではなく内水で樹木の繁った河川敷のあたりを進んだと解釈するべきだとの意見で、提示された証拠をみると、全く賛同できます。
今まで学習してきた歴史は何だったのだろうと呆然としています。
たった一文字の解釈が違ったでけで、歴史の解釈が大幅に修正される事態になったようです。
当然、この理論によれば、邪馬台国の位置など明白に特定できます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?